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街角で通りすがりお前ら「貴様…能力者だな?」チラッ俺「…だとしたら?」|エレファント速報:SSまとめブログ

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街角で通りすがりお前ら「貴様…能力者だな?」チラッ俺「…だとしたら?」

1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 13:30:29.56 ID:VDojTbU/0.net

お前ら「…倒させてもらおうか」スッ

女子高生「馬鹿ね、こんなとこでやり始めるつもり?」

お前ら「…!!貴様も能力者か?」

女子高生「その呼ばれ方、好きじゃないなぁ」

俺「ふっ…同感だ」

サラリーマン「なんだか面白そうな話をしているね」ニコニコ

お前ら「…!!」

俺「…あんた、強えぇな?」

サラリーマン「いやいや恐縮です、ただのサラリーマンだよハハハ」

――これが俺達の共通した最も古い記憶



9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 13:36:35.75 ID:VDojTbU/0.net

――次の記憶?ああ…例の喫茶店だ

マスター「注文は?」

お前ら「コーヒー…」

女子高生「私も、あ、あとパフェ」

俺「俺もコーヒー」

サラリーマン「僕はカレーを」

俺「カレー?」

サラリーマン「朝食を取って無くてねハハハ」

女子高生「そーいえばもうお昼だもんね」

俺「なんか俺も腹減ってきたなぁ…マスター、俺もカレー!!」

女子高生「じゃ私も!!」

お前ら「チッ…遊びに来たんじゃねーんだぞ…」イライラ

――この時、お前らだけカレー食わなかったっけ



15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 13:42:15.10 ID:VDojTbU/0.net

お前ら「…それで?貴様らは俺の敵ではないと…?」

俺「そうなるな」

女子高生「だね、まあ敵の正体が掴めているわけではないけど…」

サラリーマン「僕は一度だけ…ソレを見たことがある」

お前ら「…!!」ガタッ

マスター「…」チラッ

お前ら「…ゴ、ゴホン」スチャッ

お前ら「本当か、オッサン!?」ヒソヒソ

サラリーマン「ああ…一度だけね」

サラリーマン「そして僕は家族を失った」

お前ら「…す、すまない」

俺「お前もちゃんと謝罪が出来るんだな」

女子高生「茶化さないの、ねぇ…私達、チームを組まない?」

――記念すべき、いいや…忌まわしきチーム結成の記憶



23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 13:50:39.07 ID:VDojTbU/0.net

――そして初めて俺達は敵に出会う

NO.9「やあ…君達が僕らの組織に刃向おうとしてるっていうチームだね」ニコニコ

お前ら「これが…敵…」ゴクリ

サラリーマン「ああ…そうだ」

女子高生「額に…NO.9の文字…」

俺「覚悟は出来てんだろ?さっさとやろうぜ」

NO.9「まずは挨拶代わりに…」クンッ

ドォォォンッ

女子高生「きゃああああっ!?」ブワッ

サラリーマン「うおおっ!?」ブワッ

俺「くっ…二人とも…!!」

お前ら「貴様は下がってろ…俺一人で片付ける…!!」

俺「悪いがお前の言う事聞くのだけはごめんだね」

――思えばお前らとはこん時から衝突ばっかだったな



27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 13:55:38.90 ID:VDojTbU/0.net

NO.9「くっ…なかなかやるね…!!」

お前ら「オラオラオラオラァァァッ!!!」ズドドド

俺「ったく…スマートじゃねぇな」

NO.9「舐めるなァッ!!」ビュンッ

バキィッ

お前ら「ぐあああああっ!?」ズサーッ

俺「ほーらみろ、雑魚」

お前ら「う、うるさい…!!」ムクリ

俺「てめぇには感謝してるぜ、NO.9」

NO.9「なに…?」

俺「初めて敵を知ることが出来たし…なにより」

俺「女子高生のパンツ、拝ませてもらったからな…へへっ」

女子高生「なっ…///」カァァァ

――この後の勝利で俺達は上手くやれる、そう確信した
だけど俺達の知らないところで運命の歯車は…狂い始めていたんだ――



28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:01:24.39 ID:VDojTbU/0.net

――その後も俺達は順調に幹部を撃破していった

NO.4「ぐああああ馬鹿なぁぁぁぁぁっ!?」ドサッ

女子高生「バイバイ…先輩…」キラリ…



NO.3「フハハハ…フハハハハハハハ…ハァッ!?」ドサッ

サラリーマン「よし子…タカシ…仇は取ったぞ」キラリ…



NO.2「貴様ごときに…このっ…私がぁぁぁぁぁっ…!?」ドサッ

俺「眠りな…永久に」


――そして俺達はNO.1を追い詰めた



34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:10:20.43 ID:VDojTbU/0.net

NO.1「NO.2までを破ったことは褒めてやろう…」

お前ら「すぐに貴様も後を追うことになる…」キッ

NO.1「んん?んっ…ププッ…ブハハハハハハハ!!!!!」ビリビリッ

俺「笑い声で空気が…怯えてやがるッ!?」

NO.1「ブハハハハハハハ!!!!!」ビリビリッ

女子高生「な…なんなのこれ…!!」

サラリーマン「さすがにNO.1は今までのようにいかない…か」

NO.1「ブハハハハハハハ!!!!!」ビリビリッ

お前ら「ひるむな!!ここで負ければ今までの勝利もパーだ!!」

NO.1「ハハハハハ!!」ピタッ

シュンッ ズボッ

お前ら「えっ…?」

ドサッ…

俺「お前らァァァァァァァァァッッッ!!!!」



41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:23:11.26 ID:VDojTbU/0.net

――耳に染み付くほど血が流れる音、ドクドクドクドク…

俺「おい!!早く!!治癒するんだ!!早く!!」

女子高生「やってる!!やってるよぅ!!」パァァ

お前ら「…カフッ」ドクドク

女子高生「ダメ…なんで…血、止まらない…!!」

俺「クソが…クソがァァァァッッッ!!」ビュッ

サラリーマン「ダメだ!!早まってはいけない!!」

NO.1「フンッ!!」バキッ

俺「うわぁぁぁぁぁぁっ!?」ズサーッ

女子高生「治って…お願い…目、開けてよぅ…ぐすっ…」パァァ

女子高生「あ…ダメだ…」

サラリーマン「…?」

女子高生「心臓が…無い…」

俺「えっ…?」



45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:27:50.45 ID:VDojTbU/0.net

NO.1「お探しのものはこれかな…?」ニヤッ

お前ら心臓「ドクン…ドクン…」

女子高生「…!!」ヘタン…

俺「あ…あ、あ…」ガクッ

サラリーマン「くっ…」

NO.1「残念、チェックアウト…」グチャッ

お前ら心臓「ビチャァッ!!」

お前ら「…!!」ガクンッガク…

俺「お前ら…おい…お前ら…」ユサユサ

サラリーマン「…」ブワッ

女子高生「いや…いやあああああああああああああああっ!!!」

――そして、敗北



53:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:35:13.99 ID:xDInMumc0.net

いつチェックインしたんだ



54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:35:49.85 ID:VDojTbU/0.net

――傷を負い、足を引きずり、俺達は小高い丘にたどり着いた

俺「…」

女子高生「うくっ…えぐっ…ぐすっ…」

サラリーマン「もう終わりにしよう…僕たちには勝てっこない…」

俺「てめぇ…本気で言ってんのか…?」グイッ

サラリーマン「君も力の差を見ただろう?あれにどうやって…」

俺「お前らが殺されたんだ…悔しくねぇのかよ!!」

サラリーマン「僕だって悔しいさァァァッッッ!!!」ドンッ

サラリーマン「出来ることなら仇を討ちたいさァァッッッ!!」

サラリーマン「だけどあんな化物にどうやって勝つっていうんだ!?」

サラリーマン「無計画に突っ込めば今度同じ目に合うのは自分だ!!」

サラリーマン「どうやるんだ!?さあ答えろ!!答えてみろよ!!!」グイッ

俺「そ、それは…」ガクッ

サラリーマン「僕は会社に戻る…君達も達者で…」スタスタ

――こうしてチームは解散したんだ



57:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:42:58.03 ID:VDojTbU/0.net

――それから数カ月後…

マスター「注文は?」

俺「コーヒー…」

マスター「…いつもの連れは?」

俺「聞くな…お願いだ…」ガクッ

マスター「はい…コーヒー」ススッ

俺「…?マスター一つ多いぞ?」

マスター「…ふん」チラッ

俺「ん?」クルッ

女子高生「やっほ、久しぶり」

俺「女子高生…久しぶりだな」

女子高生「ここ座っても良い?」

俺「ああ…」



58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:48:58.15 ID:VDojTbU/0.net

女子高生「私ね、大学合格した」ズズズッ…

俺「そーか…おめでとう」

女子高生「まだ…仇打ちを考えてるの?」

俺「…」

女子高生「一応言っておくけど…私はもう無理、戦えない」

俺「…わかってる、お前はもう十分やったよ」

女子高生「ごめんね…」

俺「良いんだ、傷が癒えたら俺一人で行く…うまくやるさ」

カランカラーン

マスター「いらっしゃい」

サラリーマン「もしもし?あーハイ、その件ですが…」チラッ

俺「…」チラッ

サラリーマン「ああいえ、なんでもありません、ええハイ…」クルッスタスタ

マスター「チッ…冷やかしかよ」

俺「オッサンも仕事がんばってんだな」



61:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 14:54:49.10 ID:VDojTbU/0.net

女子高生「そうみたいね」ズズズッ

女子高生「プハー…ごちそーさま」

俺「おい、俺の奢りかよ?」

女子高生「可愛い女子高生とお喋り出来たんだから、コーヒーくらい奢ってよ」

俺「ったく…元気でな」

女子高生「うん…あ、これあげる」スッ

俺「学業成就?」

女子高生「私が合格したという由緒正しきお守り」

俺「俺勉強するわけじゃねーんだけど…」

女子高生「まあまあ、良いじゃない、それじゃ…またね」クルッスタスタ

マスター「ありがとさん」

カランカラーン

俺「ありがとよ…女子高生」



66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 15:09:04.77 ID:VDojTbU/0.net

――そして…

俺「さーて…弔い合戦といきますか!!」

雑魚「キェェェェッ!!キェェェェッ!!」ワラワラ

俺「ったくあんとき雑魚もかなり蹴散らしたのにまだいやがるのか…」

俺「良いぜ、まとめて相手してやる」スッ…

雑魚「キェェェェッ!!」ガバッ

俺「はぁッッッ!!」ドスッ

雑魚「キェェェェッ!!」ガバッ

俺「とりゃッッッ!!」ドスッ

バキドカオメコボコォッ

俺「ふー…片付いた片付いた」パンパン

スタ…スタ…スタ…

NO.1「また来たのか…愚かなる人間よ」

俺「愚かなだけじゃねーぜ?その上しつこいからな」ニヤッ



69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/02/17(火) 15:27:13.93 ID:VDojTbU/0.net

――一方その頃、TOKYOでは

ポツポツ…ザァァァァァ…

通行人A「うわっ!?なんだこの雨赤いぞ!?まさか…血!?」

通行人B「きゃああああっ!?」

サラリーマン「…ついに始まったか」

サラリーマン「でも…僕は…」

――一方その頃、高校では

クラスメイトA「おい!!外見てみろ!!血の雨が降ってる!!」ザワザワ
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年02月17日 23:49
      • お前らってすごいんだな
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年02月17日 23:56
      • 外野で草
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年02月17日 23:58
      • >いつチェックインしたんだ
        これに全て持ってかれた
      • 4. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年02月17日 23:59
      • お前らカワイイ
      • 5. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年02月18日 00:01
      • チェックアウトで我慢できなかった

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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