ソニーは17日、同社が開発するメガネ型端末「SmartEyeglass」の開発者向けモデルとなる「SmartEyeglass “Developer Edition” 」の販売を開始することを発表しました。
発売日は今年3月10日。日本を始めアメリカやドイツ・イギリス他ヨーロッパ諸国で購入が可能であり、日本国内における販売価格は10万円(税別)とアナウンスされています。
SmartEyeglassは一般的なメガネのレンズに当たる部分に透過型のディスプレイを搭載し、接続されたAndroidスマートフォンと連動して視界に様々な情報を映し出す、いわゆる「メガネ型ウェアラブル端末」の一種です。メガネ本体に加速度センサやジャイロスコープ・電子コンパスと言った各種センサを搭載する他、コントローラを用いた操作が可能となっています。
以下の動画にて、実際に使用している様子をイメージすることが出来ます。
今回発売開始が案内されたものはあくまで「開発者版」であり、ソニーにて公開されている開発キット(SDK)を用いて実際にアプリの開発を行ったり、 “こんな使い方ができたらおもしろいのでは?” という事を試してみたい方向けとなっています。
メガネ型端末については、一時大きな期待が寄せられていた「Google Glass」が最近抜本的な見直しを迫られるなど、以前に比べて消費者の見方もより厳しいものへとなってきています。今回発表されたソニーのSmartEyeglassでは、既存の製品やサービスに対してどのように区別化し、受け入れられていくかに注目です。
ソニーでは2016年内に法人顧客や一般ユーザ向けにSmartEyeglassの販売開始することを目標としています。また、今回開発者版が発売されるSmartEyeglassの他にも、小型有機ELディスプレイを用いたアタッチメント型端末「SmartEyeglass Attach!」の開発が行われていることが知られており(関連記事)、こちらの今後の展開にも期待したいところです。
SmartEyeglassの主な仕様は以下のとおり。
SmartEyeglass Developer Edition(SED-E1) | |
ディスプレイ | 透過式両眼メガネ型ディスプレイ |
解像度 | 419 x 138 |
表示色 | 緑単色(256階調) |
フレームレート | 15 fps |
ディスプレイ輝度 | 最大1,000 cd/m² |
透過率 | 85%以上 |
搭載センサ | 加速度センサ ジャイロスコープ 電子コンパス 照度センサ マイク ノイズキャンセリング用マイク |
カメラ | CMOSイメージセンサ 約300万画素(静止画) 15fps QVGA相当(動画、音声なし) |
バッテリー | 連続使用約150分(カメラ未使用) 連続使用約80分(カメラ使用) |
対応Androidバージョン | Android 4.4 KitKat以上 |
重量 | 約77g(メガネ本体) 約44g(コントローラ) |
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著者
右足をガジェット沼、左足をオーディオ沼に突っ込んでいる危ないガジェッター。 好奇心を満たすことを第一目標に「とりあえず試してみる!」
あれもう1つ似たようなの無かった?ソニー製で、あっちのがかっこいいよね
OSを持たないソニーの為に一体何人の開発者が集まるのやら
Googleが眼鏡型デバイスの基準を定めない限り、各社バラバラな仕様でうまくいくはずがない
ウェアラブルは時計、眼鏡と候補は色々とあるけど、どれがヒットするかは不明な状態だよなぁ
色々と研究開発しておくのは後々活きてくる
個人的にはソニーのスマートバンドがウェアラブルだと良いなぁと思ってる
どれがじゃなく、将来的にはあらゆる身に付ける物がスマート化すると思うよ
未来の服とかは繊維自体がハイテク化して、色や柄が変えられたりで一着であらゆるコーディネーションが可能になったり
まあ、なにもせずに乗り遅れるよりはマシ
けどスマートウォッチを先駆けたくせに、結局は独自路線から外れた前科があるんだよな
だから今度こそ主流を取れ・・・るわけないか