GSMArenaは18日(現地時間)、韓国サムスンと米LoopPayの間において、買収交渉が成立したことが正式に明らかにされたことを伝えています。なお、実際の買収取引における金銭的条件に関しては開示されませんでした。
LoopPayは2012年にボストンにて起業されたばかりのスタートアップ企業で、”磁力を利用した独自の決済システム技術” を保有することや、買収前からサムスンと緊密なパートナーシップを形成していたことなどで知られています。
同社が保有する磁力式決済システムの最大の特徴は、店頭に設置された既存のPOS端末の「90%以上」において動作・利用が可能になる点にあります。これは、この新システムの導入が非常にスムースに行われる可能性を示しています。(POSについては「こちら」)
また、昨年末にはLoopPayのCEO自らによって、LoopPayを搭載した ”某大手メーカー製の端末” が2015年内にも登場することが明言されています(過去記事)。今回の情報と合わせて、「Galaxy S6」と「Galaxy S6 Edge」への実装に期待が高まります。
米国の小売店の約90%への導入が可能とのこと
順調に勢力図を拡大しつつあることが伝えられる、米アップル独自の決済システム「Apple Pay」への ”カウンターパンチ” として、早ければ来月初頭にもサムスンによって正式にお披露目されるかもしれません。続報に期待です。
[GSMArena]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
既存のPOSが利用可能でも韓国系の決済システムを採用する店舗があるかどうか
それが問題だ
誰得。