アメリカって、まだまだ静かな未開の地がたくさんあるんだね…
日本だとどうなんだろう?
こちらのマップは、アメリカ全土の環境音を150万時間におよぶモニタリング調査を通じて測定分析したデータなのですが、中西部の濃い色で広がる寒色で示されたエリアを見れば、いまだに予想以上に騒音がなく静かな未開の地域が数多く残っている様子に驚かされますよね~。
米国最大の科学者団体となるアメリカ科学振興協会(American Association for the Advancement of Science)の年次総会で発表された同マップによって、五大湖沿岸を中心とする米東部や西海岸が、大都市圏で騒音レベルの高い暖色のスポットで輝いているのとは対照的に、まだまだ中西部には騒音公害と無縁の自然も豊富に存在している状況が改めて明らかになった形となっています。
とりわけ今回の調査では、モンタナ州・ワイオミング州・アイダホ州に広がるイエローストーン国立公園とコロラド南部サングレ・デ・クリスト山脈西部に広がる大砂丘のグレートサンドデューンズ国立公園が、20デシベルを切る米国内でもっとも静かな環境音の測定地域に指定されています。
欧州から移民が大挙して入植に押し寄せてくる何百年も前の時代と比較しても、それほど環境音レベルは変わっていないとの考察まで出されていますよ。まだまだアメリカには土地や資源が十分にあるってことなのかな……。
source: Science
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)
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