Phone Arenaは19日(現地時間)、台湾HTCの次期フラッグシップモデルと目される「HTC One M9 Plus」とされる端末のスペック情報が、ベンチマークサイト上に登録されているのが発見されたことを伝えています。
上がそのスペックシートですが、一見してまず目を引くのが、SoCの項目です。どうやらこの「HTC 0PK71」という端末には、米Qualcommの誇るSnapdragonシリーズではなく、台湾MediaTekの手掛ける64-bit オクタコアSoC「MT6795」が搭載されている模様です。
仮に指摘される通りにこの端末がHTC One M9 Plusであるとするならば、HTC製の超高性能なファブレット端末を待ち望んでいたファンにとっては、落胆すべき情報のようにも思えます。
「Snapdragon 805」搭載のGalaxy Note 4との比較[1]
しかしながら、既に先日伝えられた情報の中でも、One M9 Plusは「Snapdragon 800」を搭載した他端末にベンチマーク上で敗北を喫しているほか、MT6795を搭載する可能性が指摘されていました(過去記事)。
また、一方でMediaTek製のSoCが搭載されるのは ”中国市場向けモデル” のみとする情報も伝えられており(過去記事)、もしかするとグローバルモデルにはQualcomm製のチップが採用されることになるのかもしれません。
Galaxy Note 4との比較[2]
しかし画面解像度はともかくとして、「5.1インチ」というディスプレイのサイズが気になります。「5.0インチ」ディスプレイを搭載する見込みの「HTC One M9」との差別化を図るには小さ過ぎる気もします。
あるいは、この0PK71はOne M9 Plusではなく、別のバリエーションモデルや先日スペックがリークされた「A55」なるDesireシリーズの最新モデル(過去記事)の可能性も考えられそうですが、果たして実際はどのような展開になるのでしょうか。
ソーシャルシェア
著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
「HTC Desire 820s」、中国weibo上にて正式発表 ―MediaTek「MT6752」搭載
2014年11月5日
HTC One (M9) Plusのベンチマークスコアが流出 ―Snapdragon 800を下回る
2015年1月25日
「HTC One (M9)」のスペック情報が、新たにリーク ―台湾HTC次期フラッグシップモデル
2014年11月12日
台湾HTC、新型ミッドレンジ級端末「Desire 620 dual sim」と「Desire 620G dual sim」を正式発表
2014年11月29日
5.5インチ「HTC One (M9) Plus」の実機画像と一部スペック情報がリークされる
2015年1月23日
台湾HTC次期フラッグシップモデル「M9」と「M9 Prime」に関する情報が新たにリーク
2014年12月1日
0.1インチって2.5mmでしょ?もう誤差だろ。測定ミスったとか?