『アルカディア』連載、「召喚！剣豪学園」の壱です。
「NEEDLESS」の今井神氏の最新作。「ゲーメスト」を読んで育った作者がその後継誌である「アルカディア」に連載が決まって非常に喜んだそうです。

私立・剣豪学園！　この女子高の生徒は全員 剣士・剣豪の子孫であ～る！(なぜか江田島平八みたいな口調)　だから腕に覚えのある者ばかりで、剣道日本一となった男子校との親善試合でも相手を圧倒してしまう。

これは宮本武蔵の子孫・宮本夢紗。他にも服部半蔵の子孫・服部ハーキュリーズや、伊達政宗の子孫・伊達真似夢なども登場し相手を全く寄せ付けません。このまま女子相手に1勝もできずに帰れるかと焦った監督は、転校してきたばかりで剣道の経験の無い羽生十兵衛を指名する。

この羽生十兵衛とは言わずもがな柳生十兵衛の子孫。今日、16歳の誕生日になって初めて手にしたのは先祖がしていたという刀の鍔の眼帯。そもそも十兵衛が隻眼だったという証拠は無い。なのにどうして眼帯をしていたかというと「龍眼」という不思議な力を持っており、それを隠すためにしていたそうだ。
この眼帯をすることで能力に目覚めるかと思ってしたところ…

相手が裸に見えちゃったー！　龍眼に目覚めた歴代の子孫は ある者は相手が遅く見えり、またある者は数秒先が見えたりしたという。今回はレアなケースで戦い向きでない能力に目覚めてしまったようだ。このままでは負けてしまう…真剣に思ったとき、裸以外に別のものが視えるようになってきた。実はソレが真の龍眼の能力なんですが詳細は割愛させていただきます。それがきっかけとなって柳生十兵衛の霊と憑依合体して恐るべき力を発揮、相手を倒したのでありましたー。
おめでとうと声を掛けてきた仲間たちですけど

能力がそのまま継続していたためにスッポンポン状態。柳生十兵衛の霊が鼻血を出して倒れるというオマケ付きでした。
「NEEDLESS」と同様にシリアスとギャグとがクロスオーバーしていて楽しく読める作品です。ここではギャグ場面をメインに紹介しましたが後半はシリアス主体。どうしようもなく強い相手の登場にピンチの連続でいったいどーなってしまうのか!?

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