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ビルの下にクッション敷いたら地震でも揺れない〜実在する机上の空論っぽいもの - デイリーポータルZ:@nifty
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チャレンジの日曜日 2015年2月22日
 

ビルの下にクッション敷いたら地震でも揺れない〜実在する机上の空論っぽいもの

!
ハッハッハ、君はおもしろいことを言うね。でも現実的に考えてみたまえ。君の頭の中では通用する理屈かもしれないが、そんなのは机上の空論だよ。実現は不可能だ。考え直すんだな。→実現しました。

みたいな物事を集めるコーナー、2回目です。
石川大樹 石川大樹(いしかわだいじゅ)
インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変な音楽を集めたりしています。1980年岐阜県生まれ。
> 個人サイト nomoonwalk

上司と部下の気持ちになって

皆様たくさんの投稿ありがとうございました。多くの机上の空論っぽいものが集まりました。

投稿の紹介の前にこのコーナーの楽しみ方をご紹介します。

投稿は「頭の固い上司に新しいアイデアをこき下ろされている」つもりで読みましょう。散々できるわけないといわせた後、「実現しました」で上司の鼻を明かした気分になってみるとすっきりします。
あるいは、上司の側に感情移入してみるのもいいかもしれません。「実現しました」で自分の頭の固さを反省するロールプレイも楽しいのではないでしょうか。

では投稿の紹介です。

免震構造


「免震構造」です。
建物の下に振動を吸収する物を入れて揺れないようにするって、マンガじゃないんだから。建物ってどれだけ重いか知ってる? → 実在しました。

(ボリビア錫彦 さん)
これは本当にそうですね。あと、そんなクッションみたいなもの入れたらよけい揺れるじゃん!中で人が歩くたびにグラグラするけど!?とも思います。実在するものにいろいろ言っても仕方ないんですが。
奈良時代の建物もいまや免震構造。(こちらの記事</a>より)
奈良時代の建物もいまや免震構造。(こちらの記事より)

ノイズキャンセリングイヤホン

騒音も所詮は波だから、逆位相の波を作り出して流せばお互いに打ち消しあうはず。
とは言いますが、「相手の技をコピーしてぶつけることで無効化するバトル漫画」っぽさがあります。

(ばば さん)
「マンガの読みすぎ」っていうツッコミいいですね。
波ってことは、半周期ずれたら無効化どころか音が2倍になってやばいじゃん!鼓膜が!!!とも思うんですが実現していますね。謎の技術で。

ヘリコプター

なんか回してたら飛ぶ、体を前向きに倒すことにより前進する。

(どん さん)
「アホか!」ですよね。そんなので飛ぶならライブ会場でタオル回してる観客全員飛んでるわ!ひとつの仕組みで上昇も前進も兼ねるという一石二鳥ぶりも都合がよすぎる。でも……、→実在しました
そう気軽に飛ぶなよと思う(こちらの記事</a>より)
そう気軽に飛ぶなよと思う(こちらの記事より)

緊急地震速報

地震波より先回りして警報を出すという無謀な発想。→実在しました

(P波 さん)
「先回り」っていうキーワードがすでに机上の空論っぽいんですよ。自分が相手よりすばやいことを微塵も疑ってないじゃないですか。過信すると痛い目にあうぞーと思うんですが、普通に実現してました。

「オーリー」

簡単に言うとスケボーでジャンプする技です。
スケートボードで滑走した状態で、
@ボード上で後輪の後ろに体重をかけて前輪を浮かせます。(←理解できる)
Aボードの前方に靴の甲を引っ掛け(←?!)これをてこの原理のように用い、後輪も浮かせる。(←?!)
B両輪とも浮いている(ジャンプ成功!!!)(←そんなわけないだろう)
この長ったらしい説明を1、2秒で一気にやるなんて、机上の空論甚だしいです。

(二十郎 さん)
「こうやってこうやって、これだけの手順を2秒以内にやれば実現可能です」って典型的な机上の空論ですね。そんなのできるわけねえだろ、やってみろ!→できました。
これは跳べない人がトリックで撮ったイメージ写真です(こちらの記事</a>より)
これは跳べない人がトリックで撮ったイメージ写真です(こちらの記事より)

腎臓

腎臓は二個あるから一個とっても生きていられる、とどうですか?
「いやいや、体に二個あるってことは二個必要なんでしょ。内臓取って大丈夫な訳ないでしょ。死ぬよ。」
→死にません みたいな

(たまごボーロ さん)
これもう机上の空論っていうか冗談みたいな話ですよね。「2つあるから案外一個くらい取っちゃっても大丈夫だったりして!?」→大丈夫でした、っていう。
これは鮭の腎臓を使ったおつまみ、「めふん」。(こちらの記事</a>より)
これは鮭の腎臓を使ったおつまみ、「めふん」。(こちらの記事より)
最後の一個は、有名な机上の空論が実は実現していたというパターン。

水上歩行

Q:水の上を歩くには?
A:右足が沈む前に左足を前に出し、左足が沈む前に右足を前に出せばいい。

中南米に住むバシリスク属のトカゲ(「キリストトカゲ」とも)は、実際にそれをやる。

(ヨーゼフP さん)
できるわけねえだろ!→できました(トカゲなら)。上のオーリーの例を見るに、人間でもがんばればできるかもという気がしてきますね。いや、けっこういけるんじゃないかな……とここまで書いたところで、机上の空論が実現することに自分が慣れ始めているのに気づきました。
これはまた違った種類ですが、腕立て伏せをするトカゲ。(こちらの記事</a>より)
これはまた違った種類ですが、腕立て伏せをするトカゲ。(こちらの記事より)
これだけ非現実的な物事が集まると「この世界、本当は夢なのでは…」という気持ちになってきますね。

さあ、目が覚めたらまた石斧を持ってマンモスを追いかける仕事が始まります。
高度文明の日曜日、いまのうちに満喫しておきましょう!


机上の空論っぽいものを教えてください。

というわけで、ひきつづきあなたが考える「机上の空論っぽいもの」を教えてください。
投稿はこちらから。どこが机上の空論っぽいかの理由も添えてお願いします。

応募はこちらから

ただし実在するものオンリーでお願いします。ほんとに机上の空論なのはご遠慮ください。

  

 

 
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