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キョン「あーもう、長門、国木田を女にしちまってくれ」




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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:39:15.33


長門「………何故」

キョン「何故って、その方が可愛いし需要あるだろ?」

長門「………理解出来ない」

キョン「別にいいさ、理解されなくても。さぁ、長門!」

長門「……了解した」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:42:19.36


キョン「で、どうだ?長門」ワクワク

長門「先ほど彼に性転換プログラムを施した。今、彼は女として存在している」

キョン「ktkr!」ダッ

長門「……やはり、不可解」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:44:53.04


――教室


キョン「さて、国木田はっと……」

国木田「あれ?どうしたのキョン」

キョン「く、国木田!」

キョン(予想以上の破壊力だな……)ゴクリ


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:48:12.23


キョン(てか、胸ヤバい。まさかの朝比奈さん級だと……?)

国木田「……?キョン、どうしたの?なんか今日おかしいよ?」ズイッ

キョン「……!」ビクッ

キョン「そ、そんなことはないぞ」(胸ヤバい胸ヤバい胸ヤバい谷間見えたどうしよう)チラチラ


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:52:33.31


キョン「そ、そういえば谷口はまだか?」

国木田「うん、なんか遅刻して来るって。午後から来るらしいから、今日のお昼は二人だね」

キョン「………!」

国木田「谷口が遅刻なんて良くあるけど、こんなに遅いのも珍しいよね。大丈夫かな……」

キョン(いつもはどうでもいいが、今はあえて言おう)


キョン(谷口GJ!)


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:57:53.90


――お昼

国木田「あ、キョン」

キョン「ん?」

国木田「お昼、食べよう?」


キョン「ぐふぉぉっ!!!?」ガッタン


クラス「!?」ザワザワ


国木田「だ、大丈夫?キョン」

キョン「な、何も問題ないぞ。うん。至って平静だ俺は」


キョン(国木田の首傾げやべぇ…。不覚にも萌えた…)


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:03:52.78


国木田「谷口大丈夫かなぁ」モグモグ


キョン「何、大丈夫さ。アイツは地球が滅んだとしても生き残ってるぞ、きっと」モグモグ

国木田「キョンってば酷いなぁ」クスクス


キョン「ぶふぅっ!!!?」


クラス「!?!?」ザワザワ


国木田「き、キョン!?何かやっぱり今日おかしいよ?」

キョン「いや大丈夫だ!全く問題ない!」


キョン(国木田が笑ったああぁぁ!!!!)





18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:13:49.17


―――放課後

国木田「あ、もうこんな時間」

キョン(……結局、国木田を眺めて1日が終了してしまった)ボーッ

国木田「谷口、ただの風邪で良かったよね」

キョン「あぁ…」ボーッ

国木田「明日には元気になるといいけど」

キョン「あぁ…」ボーッ

国木田「……ねぇ、キョン」

キョン「!!な、何だ?」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:15:04.47


国木田「………」


国木田「………また、明日ね!」



キョン「」

国木田「……?キョン?」


キョン「」

国木田「やっぱり、今日のキョンおかしいや」クスクス


国木田「……ねぇ、キョン」



国木田「   」



短いけど一応終了。やっぱり思いつきでは限界www
続き書ける方は続きお願いします
ではお休みなさい


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:36:04.67


ええー
ええー



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:37:18.66


うそぉ



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:41:02.27


国木田「………」

キョン「」

国木田「………」

キョン「」

国木田「………キョン!!」

キョン「んあ!?」

国木田「どうしたの? 本当に大丈夫?」

キョン「うん……、ああ……、ちょっと見蕩れてて」

国木田「えっ?」



やっぱ無理だwww


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:24:47.87


あの時の俺はどうかしてた。


ハルヒのワガママに振り回され、小遣いの増額を申告したら親には小言を言われ、下降し続ける成績のせいで三者面談は憂鬱な結果にしかなりそうにない。
友人も少なく、趣味に費やす時間もなく、恋愛なんて言わずもがなだ。


もはや、我慢の限界に達しているのが自分でもわかっていた。
俺は、ただの平凡な一般人であった筈だ。

それが、なんで、こんな理不尽な苦痛を与えられなけりゃならないんだ。


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:25:48.99


国木田「キョンにしては、つまらないジョークだよ」

キョン「それは俺が普段は、おもしろいジョークを言っている風な言い方じゃないか」

国木田「ハハッ、違うの?」

キョン「おもしろいのは谷口だけで充分だよ」

キョン「(あ、机に座った……、見えるか……、見えるのか……)」

国木田「それは言えてるね」

キョン「(もうちょっと、もうちょっと、もうちょっと)」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:47:25.05





キョン「(あとちょっと、あとちょっと! 頑張れ! なんか知らない力!)」

国木田「それでさ……」

ススッ

キョン「ぬうぅあぁあん!!!」

国木田「!」

キョン「あっ…」

国木田「……と、突然、何?」

キョン「いやいや……、ハハッ、何でもないから」

国木田「やっぱり、今日のキョンはちょっと変だよ、もう帰ろう」
キョン「うん、そうだな……、帰るか」

国木田「心配だから、家まで一緒に行くよ」

キョン「ああ、頼むよ……へ?」





35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:06:21.20


帰り道



キョン「(なぜだ、なぜこうなった思い出せ。俺が長門に頼んだ、だが長門は理解出来ないと言った。だけど俺はその方が可愛いし需要があると言った)」
キョン「(可愛い……)」

国木田「キョン、大丈夫?」

ズズズイ

キョン「!」

キョン「(国木田の顔が……、顔が近い、可愛い国木田の顔が……、そこに)」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:25:28.92


国木田「ね-?」

ぷるん!

キョン(顔が……、オマケに胸まで!)

国木田「家までもつ?」

キョン(だめだって! それ以上はだめだってば!)

国木田「ここからならうちの方が近いから、休んでいく?」

キョン「えっ、もう一回言って」

国木田「だから…、うちで休んでから帰ればって言ってるの」

キョン「えっ」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:38:09.44


国木田家



キョン「お、お邪魔します…」

国木田「楽にしてね」

キョン(国木田の家ってここだっけか? 何回か遊びに行ったような行かなかったような)

キョン「あれ? 家の人は?」

国木田「ああ-、旅行中」

キョン「はあ?」

国木田「福引で当てた、箱根の温泉一泊二日」

キョン「お前はなぜにここ?」

国木田「親孝行…、ってやつかな」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:51:07.32


キョン「親孝行? じゃあ一緒に行けばいいだろうに、息子残して…」

国木田「ん、息子?」

キョン(うわ、しまった!)

キョン「む、む……、息子みたいに元気な可愛い娘を残して行くか?」

キョン(……我ながら無理がある)

国木田「フフッ、ありがとう。でもたまには夫婦仲良くも良いだろうと思ってね」

キョン「そんなもんなのか」

キョン(あれで誤魔化せたのか?)


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:02:57.59


国木田「それはともかく、キョン。体の具合は?」

キョン「具合? あああ、具合ね、体の具合」

キョン(どっこも問題ないな……、しかしこのまま帰るのは)

キョン(なんてったって神と親御さんが性別を間違えた、本来の国木田が目の前に、しかも家に、しかも一人で)

キョン(さてどうしたもんか……)


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:16:05.16


キョン「そうだな、もう少し休ませてもらえるとありがたいんだが…」

国木田「うん、良いよ。どうせ一人だし」

国木田「それに………」

キョン「ん?」

国木田「その………寂しいから……むしろ大歓迎だよ?」

キョン「ぐっふおおふ!!!」

国木田「キョ、キョン!」

キョン(だからだめ! 可愛いく首傾げたらだめ!!)


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:26:26.25


(あたたかい……)

(あたたかくて、やわらかい)

(ずっとこのままで、いたい)



キョン「ん、ううん……」

国木田「あ、気が付いた?」

キョン「う-ん、うん? なぜに国木田に見下ろされてる?」

国木田「もう、大丈夫?」

キョン「そしてこの体勢……」

キョン(も、もしかして!)


クルン!


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:37:57.59


キョン「ふごむごまごまご」
(やっぱりこれは夢にまでみた膝枕)

キョン「むごむがはむはむ」
(男の中の男だけが許される究極の…)



国木田「キョ……、キョン……」ふるふる


国木田「そ…、そっちで…しゃべったら…」ふるふる



キョン「!」

キョン(まさか俺の目の前には、国木田を守る……)


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:49:48.62


キョン(パ……)

国木田「キョ……、キョン?」

キョン「!」


ガバッ!

キョン「わ、悪い! 国木田!」

国木田「あ……」

キョン「えっ、あがなに?」

国木田「あ、ううん………、何でもない……、何でもないよ」

国木田「それより、また倒れたけど、もう平気なの?」

キョン「ああ、最高の枕のおかげでバッチリだ」

国木田「フフッ…」

国木田「お世辞言ってもなにもでないよ?」
キョン「失敬だな、これは本心だ」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:59:13.67





国木田「ところで、時間は大丈夫?」

キョン「時間? おっ、もうこんな時間か」
キョン(正直帰りたくないな)


国木田「あのさあ……、もしだよ! キョンが迷惑じゃなかったらなんだけど……、良かったら……うちに泊まらない?」


キョン「今なんとおっしゃいました」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:06:07.62


国木田「えっ、いい時間だし、と、泊まったらどうかなって?」

キョン「良いの?」

国木田「い、良いよ! そりゃあ良いに決まってるさ!」

キョン「じゃあ…、お言葉に甘えて」

キョン(こうもうまくいくか……)





54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:21:24.40


キョン(母には連絡済み、妹はしらん、飯も国木田の手料理を食った、美味すぎ)

キョン(エプロン姿可愛いすぎ、スリッパをパタパタ言わして料理を運ぶあの姿、ありゃ死人が出るレベルだ)

キョン(風呂も借りた、さっぱりした、体を清めた)

キョン(勇気を出してサービスシーンを覗こうと考えていたが…、あの首傾げを凌駕する、恥じらいながら注意)

キョン(正直負けましたよ)


キョン(そして今は……)


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:42:26.73


国木田「キョン、あんまりキョロキョロしないでくれるかな…」

キョン「あ、すまん。女の子の部屋に入るのが初めてなら、その子が寝てる隣で布団を敷いて寝るのも初めてなんだ」

キョン(まさか一緒の部屋で寝るとは思わなかった、寂しいとあんなに連呼するとも思わなかった)

キョン(しかし……、国木田、お前の可愛いさは最早罪だ)

キョン(湯上がりで肌は少し赤くなり、髪は潤いを手に入れ華麗に艶やかに、そしてパジャマ)


キョン「……もう死んでも悔いはない」

国木田「キョ、キョン! 急に泣いてどうしたの?」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:53:13.79


キョン「神様は存在するってわかったんだ」

国木田「へー」

キョン「興味ないですよね……」

国木田「興味はないです」

キョン「そこまではっきりいわれると…」


Prrrrr!Prrrrr!


キョン「携帯? こんな時間にだれ……長門?」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 06:05:03.33


キョン「もしもし?」

長門「私」

キョン「長門、お前携帯なんて持ってたっけ?」

長門「今はそれどころではない」

キョン「というと?」

長門「詳しくは彼女から離れてから」

キョン「彼女? ああ、国木田から?」

長門「そう」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 08:07:11.29


超能力者も、未来人も、宇宙人も、完全には信用出来ない。
彼らも俺を巻き込んだ「当事者」なんだから。

それらに関わっておらず、信用出来る人物で、かつ「癒し」に足るだけの容姿を持つ――。


国木田しか、いなかった。

だから俺は長門に頼んだんだ。



国木田を女にしてくれ、と――。


終わり



女体化国木田もなかなかいいなぁ
目覚めてしまいそうだ、頑張ってくれ


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 10:31:47.43





キョン「ほいっと、一応離れたけど、何があった?」

長門「彼女の性別を元に戻す時間が迫ってきた」

キョン「なに? 元にに戻すだと? 長門、そりゃないぜ」

長門「このままでは性別が固定され、彼は女性のまま」

キョン「別にそれでいいさ、今が正解なんだから」

長門「彼…、国木田という、元になった人物は消滅してしまう」

キョン「消滅ね……」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 11:09:28.86


長門「そう、男性の時の彼は消え、今の女性の彼女のまま」

長門「あなたは彼と仲が良いと聞いている、だから伝えた」

キョン「仲が良いね、……か」

キョン「一応聞くが、なんとかならないのか?」

長門「残念ながら。あまりにも私的な力の使用だったために、情報統合思念体から申請を拒否された」

長門「あと三時間、判断はあなたに任せる」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 11:25:16.70




キョン(三時間……)

キョン(過ぎたら男だった国木田は消えて、今の国木田のまま)

キョン(始めは単なる好奇心)

キョン(もしかしたらってぐらいだった)

キョン(それが…)

キョン「初めての一目惚れなのに……」


国木田「キョン、なにか言った?」

キョン「ああ、国木田に一目惚れしたって…………あ」

国木田「そ、そう……なの……」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 11:35:01.47


キョン「いや、その……、あれだ、いやなんだ……」

国木田「今のは……、ジョークじゃないよね」

キョン「………こんな事を冗談で言うかよ」

国木田「そうなんだ……、うん、そうなんだ…」

国木田「キョンはいつもはっきりしないから、冗談じゃないなら、ちゃんと聞きたいな?」


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 11:48:12.83


キョン(時間もない……)

キョン(やるだけやるか)

国木田「まだ?」

キョン「おお、悪い」

キョン「国木田、俺はSOS団に入ってしまった、そしてほぼ毎日ハルヒに振り回されてる訳だ」

キョン「あのハルヒにだぞ、苦労や苦痛の日々だよ」

キョン「疲れていた。だから……、無意識に癒しを求めていた」


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 11:58:28.13


キョン「癒しを求めていた、誰か俺を、誰か俺を、てな感じにだ」

キョン「そしたらなんだ? こんな近くにあるじゃないか」


キョン「…………ごめん、信じられないくらい恥ずかしいから、ちょっとだけ落ち着いていい?」


スッ


国木田「頑張って」



キョン(手……)


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 12:22:39.33


キョン(あったかい………)

キョン(なんでこんなにあったかいんだ……)


キョン「あなたが好きです。俺が冷えないようにあなたの手で俺を暖めて下さい」


国木田「フフッ、そんな台詞よく言えたね」

キョン「誰が言わせた、誰が」





91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 12:45:44.95


国木田「キョン、ありがとう、とっても嬉しいよ」

国木田「でも………、ごめんね」

キョン「な、なんで? どうしてだ?」

国木田「僕は消えなきゃいけないから」

キョン「なんでそれを……」

国木田「長門さんから」

キョン「そうか……」

国木田「恐らく彼は苦しむ、だから彼を思うなら、最後はあなたも一緒に考えてあげて、って」


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 12:53:12.79


国木田「でも最後に、キョンの口から、僕を好きって言葉が聞けて本当に良かった」

キョン「国木田は……、どうなんだ?」

国木田「どうって?」

キョン「その、俺ばっかり好き好き言ってたら……」

国木田「ごめん、それは言えない」

キョン「………」

国木田「言ったら……、辛すぎるよ…」


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 13:12:26.13


国木田「そろそろ時間だね…」

キョン「そうだな」

国木田「お別れだね」

キョン「そうだな…」

国木田「キョン、ごめんね」

キョン「なんだ? 突然」

国木田「僕が暖めてあげれなくて」

キョン「俺の方こそ悪い、原因は俺なんだからな」

国木田「ううん、こうして、こんな終わり方だけど良かった…」

国木田「元の僕はまだ好きって言われてないし」


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 13:25:25.21


国木田「こうして布団で、一緒に寝てないし」

キョン「まったく、いい匂いがしてたまらん、なんでこんなにいい匂いがする?」

くんかくんかくんか

国木田「こっ、こら! んっ…、あ…、耳の後ろを嗅ぐな!」

キョン「じゃあこれは…」

ぺろ-ん

国木田「ひゃん! な……舐めるのはもっとだめ!!!」


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 13:38:15.25


キョン「すみませんでした」

国木田「もう!」



チラッ

キョン「……そろそろ、本当に最後だ」

国木田「キョン」

キョン「ん?」

国木田「今の気持ちは、本当に僕が女の子になったから?」

キョン「………」

国木田「人を好きになるって、とっても簡単でとっても難しいんだよ」

キョン「………」

国木田「よく思い出して、よく考えて、自分の気持ちに気付いて、自分に素直になってね」

国木田「僕は変わらないから」

国木田「僕は僕だから」


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 13:51:11.11


後日



長門「あなたはこれで良かった?」

キョン「うん、まあ結果これに、こっちの需要もあるだろうって」

長門「そう」

長門「あなたがいいなら」

キョン「長門、世話になった! そしてこれからも世話になる!」

長門「構わない」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 13:58:54.45


国木田「キョン、キョン」

キョン「国木田、どうした?」

国木田「えっとね……、あ、おはよう、長門さん」

長門「おはよう」

キョン「そんで、どうした?」

国木田「あのね、涼宮さんが呼んでるよ」

キョン「ハルヒが? どうせ、ろくな事じゃないだろうに」

国木田「まあまあ」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 14:11:19.23


国木田「僕も一緒に行くから、ほら!」

キョン「わかった、わかった、引っ張るなって!」

キョン「長門、先行くから」

長門「すぐに行く」






彼の選択は正解なのか、間違いなのか。

私は思う。正解も間違いもない。決めるのは彼だから。


大丈夫、だから私はそうは思わない。

大丈夫、だから私はそうは思わない。


今も、これからも。



おわり





102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 14:16:15.57


乙!
これからは国木田萌を主張して行こうと思う。



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 16:10:43.06


乙だす




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