UQコミュニケーションズは、2月12日に栃木県真岡市で稼動を開始したWiMAX 2+のCA(キャリアアグリゲーション)による下り最大220Mbps「ヤ倍速」を体感する、メディア向けの電波測定バスツアーを2月20日に開催しました。
実際に、商用の実環境で195Mbps超もの高速モバイルネットワークを確認した本イベントをレポートします。
冒頭、UQ野坂社長が登壇し、2月12日に「ヤ倍速」最初の地として真岡市で稼動させたCAをじっくり見て欲しいと本イベント開催の主旨を伝えました。
真岡市で取ったデータを元にいかに全国展開をするかが重要で、早くWiMAXからWiMAX 2+に移行してもらえるようにと語り、栃木でのイベントに足を運ぶほど、野坂社長の気合が感じられます。
続いて、真岡市エリアから選出されたCA220Mbpsを先行して試用できる50名のパイロットモニターの中から3名が来場し、CA下り220Mbps「ヤ倍速」対応WiMAX 2+/ LTEモバイルルータSpeed Wi-Fi NEXT W01(ファーウェイ・ジャパン製)を贈呈しました。
今回のパイロットモニターは50名で、CA対応のファームウェアにアップデートした製品を貸出することでCA 220Mbpsを利用できますが、W01を購入した一般ユーザは、CAの正式サービスインまではCA対応ファームウェアが提供されないため、貴重なモニター体験です。
パイロットモニターの3名がW01の用途について語りました。
趣味のDJでの大容量ファイルのダウンロード速度の違いを確認したり、新たに動画閲覧やオンラインゲームでも試してみたいとヒラノさん。
学生で学会発表などの外出先でPCを使用する際のアクセス手段として試していきたいとヒロタさん。
スマホで7GBを越えてしまうので、新しくPCを買ってWiMAX 2+で使うことを検討したいとヒラヤマさん。
CAの高速性、エリアの広さ、この日からスタートした
ギガ放題での快適さが評価ポイントとなりそうです。
パイロットモニターの贈呈式を終え、本題のWiMAX 2+ CA 220Mbps「ヤ倍速」体感イベントは、UQコミュニケーションズ執行役員技術部門長の要海敏和氏が解説を担当。
まずは、会場の敷地内にあるコン柱に設置されたWiMAX 2+のCA対応基地局を見学しました。
「こちらがWiMAX 2+ CA対応基地局でございます」的な
ムロマリさん。
コン柱最上部にあるアンテナは、細いほうがWiMAX、太いほうがWiMAX 2+用。
上側にWiMAXの基地局。
下側にWiMAX 2+基地局設備は。右側にはERICSSON製ベースバンドユニット(BBU)。
左側にERICSSON製RRH(Remote Radio Head)無線ユニット。
ギガビット光回線を収容することで220Mbpsに対応しています。
コン柱脇には停電バックアップ最大6時間のバッテリーを配備しています。
設備の説明が終わり、近くで待機しているバスまで移動して、いよいよ「ヤ倍速」体感です。