佐賀県立高パソコン授業の惨状(上) ― トラブル続出で授業は停滞|政治ニュース|HUNTER(ハンター)|ニュースサイト
<以下要約>
・県立高校の新入生全員に約8万5,000円パソコンを購入させ、助成額を除いた5万円を保護者負担にした佐賀県。
・「(パソコンを購入しなければ)入学を保留する」(県教委の議会答弁)――事実上の強要の裏には、パソコン納入や事業展開のための業務委託をめぐって、県教委と特定業者との間に癒着の影がチラついていた。
・佐賀県の県立高校は36校。平成26年度の新入生は6,579人だ。パソコン納入を一括受注した「学映システム」(佐賀市)は、学習用パソコン6,579台、約5億6,000万円を売り上げたほか、授業用パソコンを使用するにあたって発生するトラブルへの対応及びセキュリティ管理などを行う「佐賀県学習用PC等管理・運用業務」を契約金額8,726万4,000円で請け負っていた。
■トラブル続きで授業にならず
・この業務委託契約に従って、学映システムは毎月1回、月ごとの実績報告を行っている。下は、佐賀県教委が開示した平成26年4月から10月までの同報告書をもとに、県立校に導入されたパソコンに関する「問合せ件数」と、問合せに対する処理がどれだけ済んだかを示す「完了率」、どのような対応で完了したかを示すレベルのうち、「レベル3」と「レベル2」について一覧表にまとめた。
・問合せ件数は、パソコン授業が開始された4月に655件を数え、5月も同規模の607件。6月から530件⇒390件(7月)⇒290件(8月)と減少した後、夏休み明けの9月から急激に増加し、524件(8月)⇒674件(10月)と増え続けていた。
・問合せのうち、ハード――すなわちパソコン本体の故障・不具合が驚くべき高率で起きていることも明らかだ。4月はデータがなかったが、5月から毎月200〜400件。夏休み中に減ったのはわかるが、9月になって急増。10月には512件を記録していた(下は報告書の一部)。
■完了率で数字操作
「完了率」の数字に関しては、「先進的ICT利活用教育推進事業」の胡散臭さを象徴するような、勝手な数字操作も行われていた。9月、10月の完了率の数字を上げるため、問題を先送りしたレベル1とレベル2も、「完了」の中に入れているのだ。レベル0だけを本来の「完了」とみなし計算し直すと、両月の「完了率」は次のようになる。
・9月 レベル0=315件 完了率60% (報告書では82.06%)
・10月 レベル0=366件 完了率56% (同91.1%)
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