ハルヒ「新入団員の鈴木一郎くんと松井秀喜くんよ!」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:10:12.95
部活に新入部員が入る。
そんな当たり前の光景に、俺は違和感を感じた。
ハルヒ「一年生の鈴木一郎くんと松井秀喜くん。
今日からSOS団の一員になるの。
仲良くしてあげるのよ!」
鈴木「ども、鈴木っす。中学では野球部に入ってました。
SOS団が何か面白そうだったんで入部しました」
松井「同じく野球部出身で鈴木とオナ中の松井です。
動機は変わった部活に入りたかったんで。よろしくです」
なんでわざわざ好きこのんでこんなとこに入部するかね?
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:12:32.00
ハルヒ「そういうわけよ。先輩風吹かしてイジメちゃダメよ。
特にキョン、あんたよ!」
いかにもスポーツマンって感じの体格の良い二人。
汗とか青春とか俺がもっとも嫌いな連中だぜ。
そもそも何で男なんだ?ハーレムラノベのSSだろ? これって。
ハルヒ「古泉くん、副団長としてSOS団の掟について教えてあげなさい」
古泉「かしこまりました、団長」
一体ハルヒはどういうつもりだ? 問い詰めておくか。
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:13:51.47
キョン「な、なあハルヒ。何で入部させたんだ?」
ハルヒ「何でって、入りたいって言って来たからよ。
何か問題ある?」
キョン「い、いやだって……ほら、何であんなに普通っぽいのを
連れてきたんだよ? もっと、とびっきり可愛い女子とか
一年に見えないセクシーな女子とか、凄く頭のいい美少女とか
いるだろ?」
ハルヒ「……なんでそんなに女子がいいの? 男の子だったらあんた的に
何かまずいわけ?」
キョン「い、いや、女子がいいとかってわけじゃ……ああもういい、何でもない」
ハルヒ「何よ。意味わかんないわね。新入部員が入ったんだから
もっと喜びなさいよ」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:16:16.06
おいハルヒ、どうしちまったんだお前? お前があんなの連れてくるなんてだな……。
ええい、長門だ。こういう時は長門に限る。
キョン「長門、ちょっといいか」
長門「なに」
キョン「ハルヒが連れてきたってことは、宇宙人とか未来人とか超能力者とか
もしや異世界人とかじゃないだろうな?」
長門「彼らは至って普通の人間」
キョン「そ、そうなのか? じゃあ、何でまたハルヒはあいつらを?」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:17:44.73
長門「単純に彼らが入部を希望した。それ以外の理由はない」
長門が言うからにはその通りなんだろう。
でもなんでだよ? 変だろ? こんなの……
ハルヒの謎の行動に頭を抱えつつ、それから一週間が過ぎた。
俺はイライラしている。この一週間ずっとそうだ。
原因は言うまでも無いだろう?
ああ、これからどんな流れになるか俺も予想がついてるさ。
どうせあいつらがハルヒたちをレイプしようとするんだろう?
だがな、その前に長門に塵にしてもらうぜ。
みんなだって、ハルヒや朝比奈さんや長門がDQNに犯される話なんて読みたくないだろ?
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:18:59.75
鈴木「どもーっす」
松井「ちわー」
みくる「あ、こんにちわあ」
ほら来た。鬱陶しい。
キョン「おい、お前ら」
鈴木「あ、はい」
松井「はいー」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:20:30.67
キョン「どもだのちわーだの、その態度は何だ? 先輩に対する礼儀ってもんを
知らんのか? お前らは……。それでも元野球部か?
『こんにちは』『失礼します』だろうが」
鈴木「すいませんでした!」
松井「すいません! 気をつけます!」
ハルヒ「ちょっとキョン、何偉そうにしてんのよ。
SOS団に年功序列なんてもんはないのよ。完全実力主義なんだから」
みくる「あ、あたしは別に気にならないので、構いませんよ~」
実力とか言うなら尚更だろ? 今までの俺のSOS団に対する貢献度と、
ぽっと出のあいつらじゃあ天と地の開きがあるだろうに!
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:23:07.13
なあ、古泉。お前ならもうとっくに対策立ててるんだろ?
早く実行しようぜ!
キョン「古泉、ちょっと話がある」
古泉「おや、なんでしょう」
キョン「お前もあいつらにはそろそろ我慢ならんのじゃないか?」
古泉「え? そんな事はありませんが。どうしてですか?」
おいおい、古泉は俺をからかってんのか? あいつらを見て
気分を害さないバカが何処にいるんだよ?
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:25:08.97
キョン「だから……なんか、鬱陶しいだろうに。
そう、礼儀がなってないとか。仮にも元運動部だろ?
ありえないだろ。あんなの……どうせワルガキに決まってる」
古泉「僕は彼らを見て、不快に感じる事はありませんよ。
涼宮さんを始め、皆の言う事もよく聞いてくれますし。
それに高校入学したての彼らに、そこまで礼節を求めるのも
おかしいと思いませんか? それと逆にお聞きしますが、
僕やあなたのように、運動部経験が無ければ礼儀を正す必要は無いのでしょうか?
それは不公平と言うものですよ」
キョン「誰もそんなことは言ってないだろ。先輩を敬うのは当然だろう?
礼儀がなってない人間は、非行やレイプに走るに決まってる」
古泉「それは暴論すぎやしませんか? お言葉ですが、あなたは
朝比奈さんや鶴屋さん、おとなりの部長さんなどを、
ちゃんと敬っていますか?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:27:14.36
キョン「俺は……ちゃんとしてるさ。と、とにかく、あいつらには
嫌な予感がする。お前ら、あいつらを24時間監視しておけよ!」
古泉「そりゃあもう、徹底的に身辺を洗いましたよ。当然です。
もちろん監視もね」
キョン「で、どうだ? どんな悪行が出てきた?」
古泉「個人のプライバシーですが……まあ、あなたにはお教えしましょう。
鈴木くんは喫煙、飲酒経験あり。あと中学二年の時に他の中学との試合で
相手に因縁をつけられ、暴力事件が一回。中学の間に三人と交際しています。
松井くんも喫煙、飲酒経験あり。学校の壁にスプレーで落書きする事件を起こしています。
交際人数は二人。まあ、こんなところでしょうか」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:29:30.96
キョン「ほら見ろ! とんだ糞ガキじゃないか。もういいだろ。機関なら
あいつらを強制的にキューバやらドミニカやらプエルトリコに引越し
させられるだろ。さっさと動け」
古泉「それは可能ですが、そんなことをする必要は無いと思うのですが」
キョン「何言ってんだ? 喫煙だの飲酒事件だのオマケに暴力事件?
しかも女癖も悪そうじゃないか。ありえんだろそんな奴ら……」
古泉「興味本位で二、三度、行っただけのようですし、現在は真面目にやってるようです。
それに、彼女ぐらい作っても普通だと思いますよ。
そもそも我々だって、合宿で飲酒したり……他にも、あまり褒められた
事でない行動を行ったことがるでしょう?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:31:10.48
キョン「あいつらと俺たちは違う! ええい、もういい!
お前に聞いたのが間違いだったぜ」
古泉「あまり考えすぎない方がよろしいかと思います。
彼らは一般的な高校生と変わりない、普通の子たちですよ」
クソっ! 古泉はアホか? 一般的な高校生が、興味があろうと
煙草吸ったりするはずないだろ……ああもう、どいつもこいつも……。
ハルヒ「平野綾のCD? 全部揃ってるわよ。茅原実里のもあったと思うわ」
鈴木「マジっすか? 貸してほしいです!」
松井「俺も! みのりん好きなんで!」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:34:21.92
ハルヒ「あんたたち趣味が合うじゃない。じゃあ貸してあげるから
あたしんちに取りにきなさい。あとで連れてってあげる」
は……? 今なんつった?
『あたしんちに取りにきなさい』だって?
鈴木「いいんすか? じゃあ喜んで!」
松井「どもっす!」
ハルヒ「じゃあもう今日は終わりにして行っちゃいましょ。うん。そうしましょ!」
ハルヒの家に……誰が行くって? 俺でさえ行った事がないんだが?
なあ、嘘だろハルヒ? お前って簡単に男を家に上げるビッチなのか?
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:37:31.47
キョン「お、おい、ハルヒ。お前んちいくって……」
ハルヒ「そうよ。この子たちがCD借りたいらしいの」
キョン「お前んち、男入れていいのかよ……」
ハルヒ「別に男だろうと女だろうと関係ないと思うけど。
今まで機会がなかっただけで、来たいなら来てもよかったわよ。
あんたもヒマならくる?」
キョン「いや、いい……」
ハルヒ「ふうん。じゃあそういうわけで、あたしたちはこれで!
いきましょ、鈴木くん松井くん」
ちょ、おい、待てよ……お前バカか?
そんなに輪姦されたいのかよ!
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:40:12.86
キョン「な、なあ。不味いだろ、あれ!
みんな何か言ったらどうなんだ?」
みくる「え……? どうかしましたか?」
キョン「ハルヒが……ハルヒが危ないって!」
古泉「落ち着いてください、CDを借りに行くだけではないかと」
長門「特に問題があるとは思われない」
何なんだこいつらの危機感の無さは?
宇宙人や未来人や超能力者は世間知らずのアホか?
お前ら、DQNの怖さを知らないからそんなこと言ってられるんだ!
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:46:15.23
帰宅後、イライラを抑えられん俺がいるわけだが。
ああチクショウ! ハルヒのビッチ野郎!
もう……7時か。CD借りるだけなら、
さすがに帰ってるよな、あいつら。
ハルヒ「もしもし? どうしたのキョン」
キョン「あ、いや、今度のテストの範囲でも教えて貰おうと思ってな」
ハルヒ「別にいいけど。明日じゃだめ?」
キョン「あ、いや、それでも構わんのだが……」
ハルヒ「今、鈴木くんと松井くんに晩御飯作ってあげてたの。
ちょっと忙しいからまた明日教室でね」
キョン「な……まだいるのか? あいつら!」
ハルヒ「いるけど、それがどうかした? あ、鍋が吹きぼれそうだから切るわよ、じゃっ!」
キョン「お、おいっ!」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:51:23.75
晩御飯? なんでそんなもん作る必要ある?
そもそもなんでまだ居るんだ?
ああ……
イライラする……
気がつけば10時。
いくらなんでも、もう帰ってるだろ!
ハルヒ「もしもし?」
「先輩、彼氏っすかー?」
ハルヒ「もう、違うわよ。キョンよ」
は……?
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 01:58:28.49
ハルヒ「何の用? テストの範囲なら明日っていったじゃない」
キョン「いやテストじゃなくて……なあハルヒ、今何してたんだ?」
ハルヒ「鈴木くん松井くんと遊んでたわよ。それがどうかした?」
なにしてんだよ! もうこんな時間だろ?
キョン「ほ、ほら。10チャンネル面白いぞ。見てみろよ」
ハルヒ「なに? そんなことで電話してきたわけ? もう、切るわよ」
キョン「いや、ええと……ハルヒ、こんな時間まで男を家に入れて、
親御さんに叱られないのか? ちょっと問題だろ……」
ハルヒ「こんな時間って、まだ10時よ? 小学生じゃあるまいし……
ねえキョン、何なのよ一体?」
キョン「……なんでもない、じゃあな」
ハルヒ「じゃあね、また明日」
……ああ、そんなに犯されたいのかお前は!
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:05:43.79
ええい、こうなったら……
俺は自転車をこいで長門のマンションに向かった。
長門「用?」
キョン「ああ、お前が頼りなんだ!」
ハルヒがいかに危険な状況か説明するも……
長門「……あなたが心配するような事にはならないと思われる」
キョン「どうしてだよ、何で分かるんだ?」
長門「もし涼宮ハルヒの身に危機が訪れる状況なら、
朝比奈みくるの異時間同位体や古泉一樹、それに私が
既に行動を起こしている」
キョン「そんなの……絶対とは言えないだろうに!」
長門「…………わかった。ではあなたが見て確かめるといい」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:13:35.58
長門は押入れからダンボールに入ったテレビを取り出し、梱包を解いて設置し、
テレビに向かって何やら呪文を口にした。
映し出されたのは、ハルヒの部屋。
キョン「こりゃあ一体……」
長門「涼宮ハルヒの自室内に、局地的に位相空間の綻びを生じさせ
映像と音声の投影を行った」
ハルヒの部屋には、仲よさそうに談笑するハルヒと二匹の害虫。
ええい貴様! ハルヒのベッドに寝っ転がってんじゃねえよ!
ハルヒ「鈴木くんって細そうに見えるけど凄い筋肉ね!
こんなに硬いんだもの」
鈴木「そうっしょ? 腹筋も割れてますよ。触ってみます?」
松井「俺の方が上だっつのイチロー。ほら、見てくださいよ」
なんで上脱ぎだしてんだ……この変質者DQNが!!
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:20:21.86
キョン「ほら、見ろよ! 今にもレイプしそうだろうが!」
長門「単なるスキンシップ。映像から確認するに彼らの興奮状態は通常値より少し高い程度」
ハルヒ「ほんといい体してるわね、あんたたち。スポーツマンって感じだわ。
キョンも見習って欲しいわね、あいつは腹もたるんでるから」
鈴木「キョン先輩と言えば、よく俺らに文句言ってくるんですけど、
もしかして嫌われてます?」
松井「だよな。礼儀がどうとかよく言われるし」
ああ嫌いだよ、俺はお前らが大嫌いだ。
ハルヒ「嫌いじゃあないと思うけど。まあ、あいつちょっとひねくれてるのよ。
斜めに構えすぎっていうのかしら?」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:26:50.10
鈴木「あーわかります。なんかこう、オタクっぽいって言うんですか?
そんな感じしますよね」
松井「そうそう、2ちゃんねるとかにハマってそう。
アニメとかああいうの趣味でしょ?」
ハルヒ「んーそうかもね。たまにオッサンみたいなこというし。
あんたたちみたいな若さが感じられないわ。脱オタしてくれないもんかしら」
ああ? 俺がオタクだって? そりゃあ2ちゃんぐらい見るし……お前らみたいな
クソガキより大人な考えしてるつもりだが……ってかなんで俺の悪口大会になってんだよ!!」
鈴木「もしかしてキョン先輩って童貞っすか?」
松井「そんな感じするする! いかにもって感じ」
ハルヒ「童貞かどうかはしらないけど、まあ女慣れはしてないわね。
なんかほっといたら女が寄ってくるって思ってるタイプよ、あいつは。
ギャルゲーじゃあるまいし、そんな考えじゃ彼女なんて出来っこないのにね」
…………。
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:35:00.53
キョン「うああああああああっ!!」
長門「テレビが壊れてしまう。見れなくなっても、いい?」
キョン「……すまん」
鈴木「でも涼宮先輩ってキョン先輩と付き合ってるって聞いたよな?」
松井「だよな、すっげー美人とブサ……普通の男のカップルって噂だったし」
ハルヒ「ちょ、誰がそんなこと言ってたの? 付き合ってないわよ」
鈴木「なんかすげえ仲良いって聞きましたよ。しょっちゅう一緒に居たとか。なあ?」
松井「うんうん。もしかして好きだったとかですか?」
ハルヒ「……………………今から言うこと、内緒にしてくれるって、約束する? 言ったらコロスわよ」
鈴木「は、はい、もちろんです!」
松井「絶対言いません!」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:43:21.47
ハルヒ「…………まあ、前までは、正直……嫌いじゃなかったっていうか……
精神病にかかってたっていうか……そうだったわよ」
鈴木「まじっすか!」
松井「やっぱそうだったんだー」
ハルヒ「黙って聞きなさい! まあ……初恋の人に似てたし、むしろ同一人物じゃないかって
ありえない事も思ってたけど……気づいたら大好きになってた。
でもあいつは、ちっとも振り向いてくれないどころか、あたし女として扱ってくれないし、しかも
みくるちゃんや有希の方ばっかり見てるし……もう、なんか疲れちゃった。あいつに」
鈴木「なるほど~。確かに朝比奈先輩と長門先輩をいやらしい目で見てますよね、キョン先輩」
松井「だよな? 朝比奈先輩のお茶飲んでるとき、射精してそうな顔してるもん」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:44:52.75
どんな顔だよwww
みかんが喉に詰まったじゃねえかwwwwww
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54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:52:14.99
ハルヒ「あいつのこと好きじゃなくなったら、あいつのひねくれた性格とか、
女好きなのに受身で余裕かましてるとことか、なにもかもが鼻につくようになってね。
別に友達としては悪い奴じゃないんだけど……なんかちょっと、扱いに困ってるかな、正直言ってね」
鈴木「そりゃあ男としてダメっすよ。言っちゃ悪いけどキョン先輩なんて、部活の先輩じゃなかったら
関わりませんもん。ああいうの苦手っすもん」
ハルヒ「そうかもね。自分がちゃんとできてないのに弱い立場の相手には偉そうにするから、あいつ。
そういうところは好きじゃないわ」
鈴木「ね、先輩。俺と付き合ってくださいよ。俺なら先輩を幸せにできますよ!」
松井「おいおい、もう告っちゃうの? はえーよ!」
ハルヒ「へ? 何言ってんの? 変な冗談やめなさいよ」
鈴木「冗談じゃないですって。マジですよ、俺真剣ですから」
松井「こいつ、先輩に一目ぼれしてこの部活に入ったんすよ?」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 02:56:32.15
ハルヒ「ちょ……そんな事言われても。 もう、恋愛とかいいのよ!
もう精神病はたくさん、あんただったら他にいくらでも良い子と付き合えるわよ」
鈴木「俺あきらめませんってば、マジで好きっすから」
キョン「うっ……くそっ……ううっ……」
長門「…………」
もう直視できない……なんなんだよこれ……
長門が作ったドッキリ映像だよな……
そうだよな……そうだっていってくれよ……
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 03:03:07.54
ハルヒ「何言ってんのよ……もう、この話は終わり!
あたしが言った事誰かに喋ったらコロスからね!」
鈴木・松井「はい!」
松井「ところで先輩、さっきからずっと、パンツ見えてますよ!」
鈴木「おいおい、言っちゃうなよ! 俺も見てたのに」
ハルヒ「へ? それがどうかしたの?」
鈴木「いやあ、いいもの見えてるな~って」
ハルヒ「こんなもんただの布でしょ? 男ってこれで催すんだから不思議よね。
別に見られても減るもんじゃないし、どうぞ。見てていいわよ」
松井「おおおおおっ!」
鈴木「も、もうちょっと足開いてください!」
ハルヒ「もう、そこまでサービスしないわよ」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 03:10:39.87
キョン「うわああああああああああ!! あああああああああああああ!!」
長門「テレビが壊れる。落ち着いてほしい」
キョン「あああああああああっ!! ああああああああっ!!」
長門「…………」
キョン「ああああああ……あ……すまん……割れちまった……」
長門「いい。生徒会の一存が見れないだけ。少し残念なだけ」
キョン「なあ……ハルヒはいつから……あんなビッチでアバズレでヤリマンで淫売な
クソ女になったんだ……? 最低だろあんなの……クズが!!」
長門「涼宮ハルヒは変わっていない。現に、以前あなたが彼女に下着が見えていると指摘
したとき、彼女は同じ事を言った。彼女はそういう事を気にしない性格」
キョン「ちがう! ちがうんだよ!! なんであいつらなんかに……! ああああっ!!
俺以外の男に……なんでだよおおおおおっ!!」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 03:14:03.78
長門「…………」
キョン「なあ……長門……」
長門「なに?」
キョン「パンツ……パンツ見せてくれ!」
長門「……どうして?」
キョン「見せてくれよ! なあ、いいだろ!?」
長門「……わかった」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 03:18:04.66
ああっくそっ……もう知るもんか……
どうでもいい……もう長門とこのまま……!
キョン「はぁ……はぁ……地味なパンツだな」
長門「…………」
キョン「スーハースーハークンカクンカ」
長門「…………」
キョン「味も見ておこう」
長門「見るだけなのではないの」
キョン「ここまで来たら……もうとめられんだろ……」
長門「これ以上は許可できない」
もう脱がしてやる。脱がして……そのまま……
ん、電話? なんだよ良い時に!
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 03:23:41.08
長門「…………」
なんだ長門の電話か……ええい、今なら抵抗しにくいだろ。
脱がして……くっ、脱がせられん。このアイアンメイデンめ!
「あーもしもし、俺、ダイスケ。有希ちゃん? 今ヒマ」
長門「今は所用だが、あなたの用件によっては時間をとる」
「今から家いっていい? 昨日忘れ物しちゃってさー。ヘアバン忘れてったっしょ?」
長門「それなら保管してある」
「じゃ、15ぐらいで付くわ。あとでねー」
長門「わかった」
スーハースーハー……って、なんの電話だ?
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 03:29:39.55
キョン「い、今の電話なんだ?」
長門「今すぐ帰って欲しい」
キョン「は? どういうことだ」
長門「鈴木一郎と松井秀喜の友人、松坂大輔が忘れ物を取りに来る。
だから、帰って欲しい」
キョン「は? 友人? は? 忘れ物?」
なんだ? なんだ? この胸騒ぎは。
長門「昨日、あなたと古泉一樹が帰ったあと、私と涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、鈴木一郎、松井秀喜
とでカラオケ店に行った。その後鈴木一郎の呼んだ松坂大輔が合流し、カラオケが終わったあと
私の家で皆が宿泊した」
は? は? は? は?? 宿泊? 宿泊? 誰が??
長門「早く、帰って」
キョン「お、おい! そんなこと知らないぞ! なんで説明しなかった!」
長門「帰って」
キョン「……」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 03:49:07.09
翌日、これ以上ないぐらい沈んだ気持ちで、部室に入る……
みくる「あ、キョンくん。他の人はまだ来てないみたいです」
朝比奈さん……あなた、純情そうなフリして、とんだビッチだったんですね。
キョン「朝比奈さん、あなたには失望しましたよ」
みくる「え……どうしたんですか? いきなり……」
キョン「おとつい、長門の家に鈴木たちと泊まったんですってね。
朝比奈さんはもうちょっと貞淑な人だと思ってました」
みくる「それは……黙っててごめんなさい。あの、キョンくんも古泉くんも呼ぼうとしたんです。
そしたら古泉くんは用事で、キョンくんは電話が繋がらなくて……」
キョン「ええ、確かにおとついはバッテリーが切れてしばらく気づかなかった時がありました。
じゃあなんで時間置いて電話しないんですか? ねえ、朝比奈さん? 怒ってるんですよ、俺は!」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 03:54:58.54
みくる「キョンくん……ごめんなさい……忘れてて……あたしがいけないんです……
ごめんなさい……ぐすっ……ごめんなさい……」
泣いたら済むと思ってるんですか? あなたは。
キョン「忘れてた? へえ、そうですか。で、長門の家に泊まって何してたんですか?
乱交パーティーですか? それは楽しそうですね」
みくる「そ、そんなこと……してません。やましいことは一切……
寝るときは男の子と女の子は別の部屋に寝てましたし……
涼宮さんと長門さんに聞いて貰えれば……」
キョン「どうせ口裏合わせてるんでしょ? どうでした? 気持ちよかったですか?」
みくる「本当です……本当に……信じて……ううっ……」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:03:24.78
ああ、完全に泣きモード入った。
そうやってか弱い子演じてたらどんなビッチ行為も許されるんですね。
キョン「あのね、わかってます? 高校生の男女がお泊り会だなんて、
DQNそのものですよ? 不純異性交遊ですよ? ビッチと思われて仕方ないですよ?」
みくる「ごめんなさい……ごめんなさい……でも……あたしたちの合宿の時だって……」
キョン「それとこれとは別ですよ! それ言い訳になってませんが?」
みくる「ううっ……うううっ……怒らないでください……キョンくん怖い……」
ああもう、一発ぐらいビンタでもしておくか……
キョン「このっ……」
古泉「やあどうも、遅れ……ちょっと、何をしてるんですか?」
おい役立たずのクソ機関のクソ野郎、それはこっちのセリフだよ!
キョン「ええい、はなせ! こんチクショウ!」
古泉「落ち着いてください! 落ち着いて!」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:08:34.45
みくる「ううっ……本当にごめんなさい……本当に……」
キョン「で、お前は知ってたんだろうな、やっぱ」
古泉「ええ。知っていました。あなたに連絡しなかった事は……
謝ります……申し訳ない」
キョン「てめえ、なんで言わなかった? お前らにとって俺に重要人物だろう?
VIPの俺に、そんな大事な事伝えなかったお前は、責任を問われるぞ?
森さんに言ってやろうか? なあ?」
古泉「……森さんからは、言うな、と……」
キョン「はあ? なんだってそんな」
古泉「…………あなたは、いつまでもご自分が重要人物だとお思いですか?」
キョン「は……」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:17:34.12
キョン「おい! どういう意味だよてめえ! 今まで散々持ち上げておいて!」
古泉「すいません、口が過ぎました。あなたは確かに今でも重要保護対象の一人です。
ですが……以前と比べ、重要度は大きく下がった。……この意味がお分かりですか?」
キョン「ど、どういうことだよ!」
古泉「あなたは昨日、涼宮さん宅を覗き見していたでしょう? 褒められた行為ではありませんが……
しかし、事実を知れた事は残酷ながらある意味幸いだったでしょう。
そこで見た内容……それが全てです」
キョン「……そ、そんな事言われても、わからん」
古泉「僕の口から言わせるのですか……? ええ、言いましょう。
涼宮さんはもう、あなたに興味が無い。よって、あなたは鍵としての資格を失った……」
キョン「べ、別にハルヒなんかにどう思われようと、どうだっていいんだ、そんなの、どうだって……」
古泉「あなたがそう仰るなら、それでいいではありませんか。
……僕は、あなたがどうなろうと、大事な友人だと思ってます、任務とかは抜きにね。
さて、もうこの話は終わりにしましょう」
キョン「…………」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:25:44.63
それから俺はもう、何も考えられなくなって、ひたすら机に突っ伏していた。
長門やハルヒやあの害虫たちが部室に入ってきて、なにやら楽しげに会話していたが、
もう、どうだっていい……どうだって……
ハルヒ「ちょっと、キョン」
うるさい……ヤリマンクソ女……
ハルヒ「キョン、起きなさいっ!」
なんだようるせえな……このビチビチビッチが!
キョン「なんだ……」
ハルヒ「野球するわよ! ほら、グラウンドいきましょ!」
キョン「は……? 野球?」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:31:43.55
ハルヒ「みんなで野球するのよ! たまには体を動かさないと鈍るわよ!」
キョン「俺はいい……お前らで勝手にやってろ」
ハルヒ「もう、なんでそんなやる気ないのよ。ほら、運動したら元気になるわよ!」
抵抗する気力も無く、そのままハルヒに引っ張られていく。
そんな気分じゃねえんだよ俺は。お前のせいでな……
ハルヒ「相手は野球部よ! 絶対勝つわよ! えい、えい、おー!」
鈴木「おー!」
松井「お~!」
みくる「お、おお~」
鶴屋「おーーっ!」
谷口「なあ、なんで俺がお前らに混じって野球やらされるんだ?」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:40:08.15
野球部エース「うわ……あいつ鈴木一郎じゃねえか……この学校にいたのかよ!」
鈴木「あ、俺の事ご存知すか? 体鈍っちゃってるんで多分打てませんよ」
野球部エース「俺だって野球部のエースだ……意地がある!」
鈴木はいとも簡単に打ち返し、鋭い打球は遥か後方のフェンスにブチあたる。
はいはい凄い凄い。で、それが生きていくのに何か役に立つのか?
野球部エース「ラ……ランニングホームラン……」
鈴木「まぐれっすよ。良い球でしたよ、先輩」
キョン「チッ……」
古泉「凄い野球センスですね、鈴木くんは。
彼、野球の超名門校を蹴って、北校に入ったらしいですよ」
キョン「素行が悪いとかそういう理由だろう」
古泉「いいえ、違いますよ。恐らくは……」
キョン「もういい、聞きたくない」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:45:14.77
ハルヒ「凄いわ鈴木くん! それでこそSOS団期待のニューフェイスよ!」
みくる「かっこよかったです~」
松井「まあまあだな、俺だったらホームランだったけどよ」
鈴木「へへ。まあ今ので3分ってとこだな」
たかが野球が上手いくらいで何なんだ?
どうせプロにもなれないくせに。半端モンが。
ハルヒ「次、キョンの打順よ! 堅実に当てていきなさい」
俺、4番じゃないのか? 俺への期待もその程度ってことか。
はいはいビッチビッチ。
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:51:36.45
鈴木「せんぱーい、カッ飛ばしてくださーい!」
ああ、かっ飛ばしてやるさ。
お前の頭にな!!
バットがすっぽ抜けたフリしてお前の顔面にブチ当ててやるさ。
お前みたいなDQNはそれぐらいの仕打ちを受けて当然だろう?
どうせ将来は、塗装工やらパチンコ店員しながらクソみたいなビッチとデキ婚して、
障害持ちのゴミ産んで、挙句にパチンコ屋の駐車場で朝鮮蒸しにするんだろ?
お前なんか生きててもしょうがない。
お前なんか生きててもしょうがない。
よし、今だ……! お前なんか生きててもしょうがない!!
ガツン、と物凄い衝撃。
それは、俺の顔面にピッチャーの投げたボールがあたったものだった。
ハルヒ「キョン!!」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 04:58:32.62
病院で目が覚める。
キョン「…………」
付き添いは居ない。
ああ、そうかい。用無しになったらそういう扱いか。
どいつもこいつも冷血なクズばかりだ。
ロクな死に方しないぞ、お前らさ。
ドアが開く。
ハルヒ「キョン……目が覚めたの?」
キョン「……ハルヒ」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:03:23.18
ハルヒ「ちょっとお見舞いの花を入れる花瓶に、水を入れにいってたの。
もう、丸一日意識が無くて……心配させるんじゃないわよ」
ベッドの横には、寝袋……
キョン「お前、ずっと付きっ切りでいてくれたのか?」
ハルヒ「……団長が、団員の面倒を見るのは当たり前でしょ」
おいハルヒ、俺に興味が無くなったんじゃなかったのか?
でも、普通、どうでもいい相手にこんなことしないよな……
ってことはつまり……
キョン「な、なあ。ハルヒ」
ハルヒ「なに? リンゴ食べる?」
キョン「いや、その、ちょっと話があるんだ……」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:09:55.34
ハルヒ「どうしたの?」
俺を慈しむような顔で覗き込むハルヒ。
やっぱお前、まだ俺の事……
キョン「その……鈴木たちを……どう思う?」
ハルヒ「え? どう思うって……良い子よ」
キョン「良い子か……? あいつら、不良だろ? ヤンキーだろ? DQNだろ?」
ハルヒ「ドキュンってのは意味がわからないけど……不良には見えないけど……
ねえ、どうしてそんな事言うのよ?」
キョン「俺はあいつらが嫌いだ。あいつらは悪さする事とレイプしか頭にない連中だ。
そんなの見たらわかる。……だから、あいつらを退部させてくれ」
ハルヒ「は……何を言ってるの? 意味がわかんない!」
キョン「あいつらがいるとイライラするんだ! いつお前らがレイプされるか……
だから、追い出せ! 追い出さないと俺が抜けるぞ! なあ?
いいのかよ! それで!」
もう一押しだ! ここであの言葉を……!
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:15:27.23
ハルヒ「やめてよ、キョン! そんな事言わないで!!」
キョン「ハルヒ、俺はお前が好きだ! ずっと好きだった!!
だから、お前に変な害虫が関るのは我慢ならないんだ!
あいつらを追い出して……俺と付き合ってくれ!!」
ハルヒ「キョン……やめてよ……やめて、もう遅いわよ……遅いよ……」
キョン「遅くない! お前の気持ちが冷めてたって、またこれから……!」
ハルヒ「そうじゃない、そうじゃないのよ……」
キョン「頼む! 鈴木たちを……あのゴキブリ野郎を追い出して俺と!!」
ハルヒ「やめてえええええええええええええっ!!」
キョン「おい、ハルヒ……」
ハルヒ「……あたし、鈴木くんと、イチローと付き合ったの。今日……
だから……もう言わないで……そういうこと……」
…………はい?
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:21:25.13
キョン「なんて言った……今……」
ハルヒ「イチローと、付き合ったの……あたしが。
ちょっと前から、言われてたけど……今日、OKしたの……。
ごめんねキョン、ごめん……」
キョン「ああああああああああああああああああああ!!!」
そっからは頭がパニックになってよく覚えていない。
彼の事を悪く言うなだの、彼と付き合ってなかったら俺にOKしてただの、
頼むからSOS団を抜けないでほしいだの、どうしてもっていうなら団を解散するだの、
そういうことを言っていたように思う。
そして俺は団を抜けた。
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:28:37.31
このキョンはざまぁwww
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:28:48.48
あれから半年。
SOS団のクズ連中とは顔を合わせても無視している。
ヤリマンビッチのハルヒは相変わらず鈴木と付き合っているし、
ヤリマンビッチのみくるは松井と付き合ってるらしい。
ヤリマンビッチの長門は知らん。松坂ってのと付き合ってるんじゃないか?
俺は学校を休みがちになり、とあるネットゲームにどっぷりハマっていた。
こんなに楽しい世界があったのか、と俺は思う。
SOS団? そんなもんよりこっちのほうが充実している。
俺はスタートダッシュに成功し、サーバーではちったあ知られた上位プレイヤーになった。
人望もあり、有力ギルドのマスターをしている。装備だってレアばかりだ。
そんな順風満帆な俺に、さらに幸運な出来事があった。
彼女ができたのさ。これ以上ないってぐらい良い女のな。
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:34:12.35
虚無:バレーマウスちゃん、ハイジンの杖欲しいんだっけ?
バレーマウス:うん、欲しいけど~高いよぉ(><)
虚無:実はプレゼントがあるんだ・・・ほら
バレーマウス:Σ(゚Д゚;エーッ! こんなに高いもの、いいの(*´∀`)?
虚無:ああ、バレーマウスちゃんのためだからな
バレーマウス:虚無くん……大好き♪(´∀`*)
国木田「なあ谷口、最近ネトゲやってんだって?」
谷口「ああ、ネカマでバカな廃人ひっかけてよ。貢がせまくりだぜ」
キョン「わはは、アホだなそいつ」
おわり。
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:35:13.74
谷口wwwww
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:41:33.83
乙w
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 05:45:08.37
乙
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