WCCFtechは25日(現地時間)、現在サンフランシスコで開催中の世界最大の半導体に関する国際会議ISSCC 2015において、現在のシリコンをベースにした半導体プロセスの微細化技術がほぼ限界を迎えつつあることが、米インテルによって明らかにされたことを伝えています。
公開された最新の微細化ロードマップ。10nm以降の登場時期は不明瞭に
これまでは、少なくとも7nmプロセス世代までは、現行の微細化技術を用いて製造することが可能であるとの見方が支配的でした。しかし今回インテルは、ISSCC 2015の会場において、7nmプロセス以降の半導体製造には ”シリコンに変わる新素材” を含む新たな製造技術が必要となるとの見解を明らかにしたとのこと。
なお、2020年までにはその新技術が確立される見込みとのことですが、10nm FinFETプロセスが2017年に計画されていることを鑑みるに(過去記事)、妥当なタイミングと言えそうです。
しかし一方で興味深いのは、同じくISSCC 2015において韓国サムスンが「5nmプロセス世代までは現行技術で問題なく製造できる」との見解を発表したことです。さらには、3.25nmプロセスを製造できる可能性すらも示唆されたことを、Phone Arenaは伝えています。
現時点ではどちらの主張が正しいのかを知る術はありませんが、その製造技術の詳細よりも、「半導体プロセスとしての最終的な性能」の方に興味を惹かれる人の方が多いようにも思えます。真偽の程はどうであれ、まず間違いないのは ”いずれは技術革新が必要である” ということでしょうか。
[WCCFtech / Phone Arena]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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2015年1月16日
サムスンは半導体に関してはすごいな
爆発物専門じゃないの?
爆発はもういいから
それはサムテョンに言ってやれよw
アップルにブーメラン投げるのやめろよw
各メーカーがどのくらい前から力入れてるか分からないけど
90nmのPentium4が世に出てから、代替材料の研究結果が記事でよく見るようになった
結局コストとの兼ね合いなんだろうな
興味深い記事
歩留まりの悪さとか、コストをどこまで許容するかの差じゃないの?
実際は無理でも、ウチラの方が技術力あるから仕事下さい二ダって虚勢を張ってんだろ
本当に実現出来たら凄いが、やっぱ駄目だった二ダってなったら信用ガタ落ちだがな
ほら! ダニが湧いている
夢を語り合うことはいいことだね
素敵なコメント
インテルはわりとマジで韓国系従業員の産業スパイを疑ったほうがいいと思う
今まではアップルだったが
これからはインテルだっ!
Samsung入ってルン