『帝都重大事件画報』から

国際情報社発行の世界画報別冊と思われる
昭和11年（1935年）前後の物が数冊
亡くなった婆ちゃんが物置に保管してた遺品の中に二・二六事件特集号が含まれてた

表紙
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帝都東京に大雪の降った昭和11年2月26日早朝、
岡田首相官邸を始め、政府要人の私邸が相次いで襲撃され、
大臣級数名が殺害された
発生翌日の新聞には、岡田首相即死、
鈴木侍従長（終戦時の首相）重傷などの見出しが並ぶ
この時点ではまだ「帝都重大事件」と呼ばれていた

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空前の規模でのクーデター発生により、即日、戦時警備令が発令され
横須賀警備戦隊などが続々と帝都に集結
大雪の中、丸の内付近の警備の様子が写る

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即時戒厳令が布かれ、戒厳司令官には香椎浩平中将
天皇陛下より勅令が発せられた事も新聞で報じられている

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戒厳令下の銀座、明治神宮などの緊迫した様子

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しかし既に成熟した大国であった日本において
一部将校の軍事クーデターなど成功するはずもなく
また、天皇陛下自身が実行犯を非難した事により、
発生から僅か4日で完全に鎮圧された

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速報では即死と報じられていた岡田首相は生存
青年時代からの親友であり、妻のいない首相を支え続けていた義弟、
松尾陸軍大佐が身代わりとなり殺害されていた
まだ鮮明な顔写真などが共有されなかった時代でもあり、
また1発目で顔を打ち抜いたことで首相殺害と誤認したのである

このあたりは数多くの小説や映画でも描かれてる

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事件の責任を取り、陸軍の六大将が辞職
顔が怖ぇよ…

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岡田内閣もまた責任を取って総辞職
後任に廣田新内閣が発足

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終面には今では歴史の教科書にも載ってる実行犯たち
若い・・・

二・二六事件の特集号は以上
本来は世界情勢を写真で伝える庶民向けの情報誌
そこらへんも適当に貼って行く

満州国の傀儡皇帝、愛新覚羅溥儀
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憎たらしいツラでふんぞり返るフランクリン・ルーズベルト
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当時、まだ2歳の皇太子だった今上明仁陛下
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裕仁陛下は豪華カラーページ
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帝国海軍。左下の写真は軍オタには有名な写真らしい
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こちらは陸軍の特別大演習
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蒋介石
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ムッソリーニ
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アメリカ海軍
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ドイツ海軍
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漫画のページ
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世界田園めぐり
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世界軍隊競べ
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世界の乗り物
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世界の航空機
http://i.imgur.com/ccKfwvQ.jpg

終わり
見てくれた人サンキュ