戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://japanese.engadget.com/2015/02/27/google-ingress-android-wear/?ncid=rss_truncated


Googleの実世界陣取りゲーム Ingress が Android Wear 対応へ。時計からハックも - Engadget Japanese


じわじわと現実世界を侵食しつつある Google の陣取りゲーム Ingress がついに Android Wear に対応します。



Ingress は Googleの社内スタートアップ Niantic Labs が開発する実世界陣取りモバイルゲーム。プレーヤーは青と緑の2陣営に分かれ、現実世界の寺社仏閣や名所などに設定された拠点(ポータル)を取り合います。

一応用意されている世界設定は、適当に要約すると「人間の心身に影響を及ぼす謎の新エネルギーXM (エキゾチック・マター)が発見された。XMの存在は一般から秘匿されているが、真実を知る一部の人々は XMを受け入れ人類を革新に導こうとする覚醒勢力 Enlightened (緑)と、XMは人類を滅ぼすと信じる抵抗勢力 Resistance (青) の2派閥に分かれ、各地に散在するXMの源ポータルを巡って人知れず争いを繰り広げている」。

ゲームの画面を開けば周囲の地図にゲーム世界の陣取り状況が重ねて表示されるため、通勤通学やお散歩お出かけのついでに、「選ばれた少数者だけに見える世界の真実を巡って暗躍するエージェント」ごっこができる仕掛けです。

ポータルの守りを固めたり奪ったりするには実際にその場所を訪れる必要があるため、熱心なプレーヤーほど歩きまわって気がつくと運動不足を解消したり、あるいは観光客を招致したい自治体が運営側とコラボするなど、虚構と現実がお互いに影響を及ぼす実験的なゲームでもあります。



Ingress は Android または iOS向けのアプリとして提供されているため、ゲームを積極的に遊ぶには頻繁に携帯を取り出して画面を覗きこんだり、手に持ったままうろうろと周囲の状況を確認する必要があります。

Ingress アプリは Android Wear スマートウォッチにも一応対応していますが、ポータルが近いことや攻撃を受けたことを知らせるだけの通知や、あるいは実績を解除した通知が表示されるのみで、実際のゲームにはやはりスマートフォン側を開く必要がありました。

現在 Googleが開発中の Android Wear 対応 Ingress はスマートウォッチ側のネイティブアプリとして動作し、スマートフォンアプリからの通知表示だけでなく本編の基本的な操作も時計だけでできるようになります。

開発中の画面によれば、できることは近隣ポータルの方向・距離通知に加えて各ポータルの詳細確認、ハック(アイテム取得)、アイテムを使った攻撃、ポータルのリチャージや強化など。スマートフォンアプリとの連携は依然として必要ですが、頻繁にスマホを取り出してロック解除に手間取ったり、慌てて取り落とす心配も減りそうです。

Ingress の Android Wear ネイティブ対応アップデートは現在も開発中。リリースの時期も決定していません。国内のIngress人口は iOS版のリリースである種の臨界に達した感がありますが、Android Wear と連携できるのは今のところ Android スマートフォンのみ。Android Wear 版に続いて Apple Watch版が登場しないともかぎりませんが、iPhone メインの熱心なエージェントにとっては悩ましいことになりそうです。


Googleの実世界陣取りゲーム Ingress が Android Wear 対応へ。時計からハックも

0 コメント