モバイル関連の世界最大規模の見本市 MWC 2015 が、3月2日から3月5日(現地時間)にスペイン・バルセロナで開幕します。開幕を翌日に控えた3月1日からは各社が新製品を続々発表予定。各社のティザーや事前情報を踏まえ、MWC 2015の注目ポイントをお伝えします。
Engadget 日本版でも現地よりレポートをお届けします。
サムスン
サムスンは日本時間3月2日の深夜、午前2時半よりモバイル新製品発表会 Mobile Unpacked を開催します。
サムスン、新GALAXY製品発表イベント Unpackedを3月1日開催。曲面スマホEdgeの新モデルを示唆
海外メディアの事前報道によれば、次期スマートフォン「GALAXY S6(仮称)」のほか、左右の両側エッジディスプレイを備えた「GALAXY S6 Edge(仮称)」を発表するとされています。GALAXY S6はメタルボディを採用し、防水防塵には非対応。クアルコムのSnapdragon 810ではなく、サムスン独自開発SoCのExynosシリーズを全モデルに採用するといった噂が伝えられています。
ソニー
ソニーは現地時間3月2日にメディアイベントを開催予定。すでにフライング公開している「Xperia Z4 Tablet」をはじめとした新製品を発表するとみられます。ソニー、Xperia Z4 Tabletをフライング公開。2Kディスプレイに「最新超高速プロセッサ」搭載
Xperia Z4 Tabletについては、ソニーがXperia Loungeアプリ内でフライング公開した情報によれば、「息を呑む2Kディスプレイと最新の超高速プロセッサ、業界をリードするバッテリー性能」「軽量でプレミアムなボディ」を特色にするとされています。
HTC
HTCは日本時間3月2日午前0時にプレスカンファレンスを開催予定。海外メディアの事前報道によれば、次期フラグシップスマートフォンの「HTC One M9(仮称)」を発表します。HTCは台湾を拠点とするスマートフォンメーカー。米Appleや中国勢との競争で販売低迷が続いていますが、去年10月には超小型カメラの HTC RE Camera や、Googleと共同開発したタブレット Nexus 9 などを相次ぎ発表。攻めの商品ラインナップを揃えています。
クアルコム
2015年の各社フラグシップスマートフォンに採用される Snapdragon 810を供給するクアルコム。MWC 2015では後継プロセッサの発表に注目が集まります。海外メディアの事前報道によれば、Snapdragon 820(仮称)などの後継プロセッサを開発していると噂されています。クアルコム Snapdragon 810 / 808発表。2015年版ハイエンドスマホ向け、LPDDR4メモリやH.265エンコード対応
また移動体通信技術でも業界をリードするクアルコム。LTE関連の新技術の発表からも目が離せません。
京セラ
国内メーカーの中でもモバイル事業の積極的な海外展開を進める京セラ。海外市場においては高耐久性スマートフォンでシェアを獲得。MWC 2015では、太陽光充電に対応した高耐久スマートフォンや、Windows Phone 8.1搭載コンセプトモデルを出展します。マイクロソフト
マイクロソフトは日本時間3月3日 16時半にプレスカンファレンスを開催します。同社はモバイル向けの新OS Windows 10 for Phoneのプレビュー版を開発者向けに配布中。同OSを搭載した新スマートフォンの発表も期待されます。速報:Windows 10は無料でWindows 7 / 8.1からアップグレード可能。リリースから1年間限定、Windows Phone 8.1も対象
LG
LGはMWC 2015の開幕に先駆けて、ステンレスボディのスマートウォッチ高級機 LG Watch Urbane / LG Watch Urbane LTEを発表済。MWC 2015では同製品の実物を展示します。世界初のLTE対応スマートウォッチ LG Watch Urbane LTE 発表。LG独自OS搭載、VoLTE通話も対応
MWC 2015メイン会場 フィラ・グランビア(バルセロナ)のエントランスにはNTTドコモの看板。
会場に通じる歩道橋。GALAXY新製品の発表を予告するティザー広告付き。会場周辺はMWC一色です。
現地時間3月2日の開幕に向けて会場の設営作業が着々と進んでいます。
Engadget 日本版では現地より MWC 2015の模様を速報でお届けします。