Neowinは2日(現地時間)、今後登場する見込みの「Windows 10」を搭載するWindows Phoneデバイスに、米Intel製の最新「Atom」ファミリーのチップが採用されることになる可能性が示唆されたことを伝えています。
なお先日、複雑化が極まりつつあったAtomファミリーの命名体系が一新され、今後発表される新モデルはすべて「Atom x7」、「Atom x5」、「Atom x3」の3つに大きく分類されることが発表されています(過去記事)。
今回、Intelの幹部の一人であるアイシャ・エヴァンス氏は、”Atom x3シリーズを搭載したWindows 10スマートフォンの実現” は、同社にとって「極めて重要である」との考えを公式に明らかにしました。
ちなみに、Neowinが伝えるところによると、かつて「SoFIA」のコードネームで呼ばれたローエンド向けSoCチップ群がAtom x3シリーズとなり、ハイエンドデバイス向けのチップ群「Cherry Trail」シリーズは、Atom x7とAtom x5へと属することになるとのこと。
ただし現時点では、Windows Phone市場の覇者である米マイクロソフトからは、この件に関する一切のコメントは発されておらず、エヴァンス氏の構想が実現する可能性を推し量ることは難しいように思われます。
しかし一方では、Windows OS搭載デバイスとIntel製のチップの組み合わせは、一部では「Wintel」(ウィンテル)などという通称で呼ばれる程に ”鉄板” な組み合わせでもあります。そのことを鑑みるに、よりPCとスマートフォンとの垣根を失くす方向に進化するWindows 10を搭載するモバイルデバイスに、Intel製のチップが積極的に採用されることになっても、あまり驚きはないのではないでしょうか。
現状「Snapdragonシリーズ」一色に染まるWindows Phone界隈の勢力図が、果たしてWiindows 10の登場をきっかけにどう塗り替わるのか。続報に要注目です。
[Neowin]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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価格的にミッドレンジ用っぽいな
WPに足らんのはフラッグシップなんだけどなあ
むしろ、エコシステム的な「フラッグシップ」はLumia1000番台のような少数の機種と「PC系のWindows」に任せて、他のWPはローエンド~ミッドレンジに注力する作戦である可能性も微レ存?
なんかカッコイイね。
Atom X3(soFIA)はフル機能Windowsはサポートしてないようだし、
Win10スマホでデスクトップありという線は消えたか?
でも、誰かがAtom X5搭載フルWindows変態スマホを作ってくれると信じたいw
中華メーカーがやってくれるかも?
WPってスナドラばかりじゃなかったっけ Win10からはx86に対応するんだね
F-07C「ガタッ」
表題が謎で、読んでわかった笑