サンフランシスコで開幕した GDC、Game Developer Conference より。ソニーが プレイステーション4用の没入型 VR ヘッドセット Project Morpheus を2016年前半に発売することを明らかにしました。
GDCで公開された新型試作機は外部にヘッドトラッキング用のLEDを9つ備え、従来のプロトタイプから外観を一新。また描画はプロトタイプの60Hzから二倍滑らかな120Hzになるなど、製品版に向けて仕様も強化しています。
Project Morpheus
すべての写真を見る
3 枚
昨年の GDC 2014 で初公開された Project Morpheus (モーフィアス、開発名)は、ゴーグルのようにかぶるとゲームの世界に入り込んだような没入感が味わえる仮想現実ヘッドマウントディスプレイ。
ヘッドトラッキングにも対応し、振り向いたり見上げれば動きに応じた3D映像が広がります。要は Facebook が買収した
OculusのOculus Rift と同じカテゴリの商品です。
新型試作機の仕様は、ディスプレイは5.7インチ 1920 x 1080 x RGB の有機EL。リフレッシュレートは120Hz、応答速度は18ms以下。視野角は約100度。外部にトラッキング用のLEDが9つ。LEDはPS4カメラで撮影してトラッキングします。
PS4は Project Morpheus の発売にあわせたアップデートで120Hz描画に対応する予定。
登場時期は2016年前半予定。新仕様と外観も明らかになったものの、肝心の価格は未発表。正式な製品名もまだ明かされていません。