1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/03/04(水) 07:43:17.06 ID:???*.net
70試合を消化したこの時点で首位の広島との差は11.5ゲーム。スポーツ紙には「終戦」の文字が躍った。
だが、札幌市円山球場で行われた3日後の7月9日の広島戦。
巨人は二回の2死走者なしから、プロ野球タイ記録の9連続安打を放ち、一挙7点を奪って大勝する。
ここから波に乗ったチームは逆転優勝。長嶋巨人は、この年の流行語大賞になった「メークドラマ」を成し遂げた。
ルーキーとして9連続安打に名を連ねた仁志敏久氏が激動の96年シーズンを振り返る。
「あの9連打は7番の後藤さんの二塁打から始まって、8番の村田さん、9番の投手の斎藤さんが続き、1番のボクに打席が回ってきた。
その時点では、よもやプロ野球記録になるまでヒットが続くとは思ってないから、重圧はなかった。
ボクの中前打で満塁となって2番の川相さんが満塁本塁打。そこからまたヒットが連なり、後藤さんで終わった。
ベンチの雰囲気? 盛り上がったことは覚えていますね」
6月終了時点で31勝35敗の借金4と低迷していた巨人は、ここから怒濤の追い上げを見せる。
7月を13勝5敗で乗り切ると、19勝7敗と躍進した8月の終わりについに広島をとらえた。
「広島の背中がはるか彼方にかすんでも、長嶋監督だけは前向きでした。
ミーティングでも『まだまだ大丈夫。8月になったら必ず一波乱ある』、8月に入ると今度は『9月には必ずひとヤマありますから』と。
言葉のマジックというか、そういう監督のプラス思考に選手が暗示にかけられた。
よく優勝が厳しくなったチームの監督が、『目の前の試合を一戦一戦、戦うだけ』などと言いますよね。
実はこれって選手にとってはしんどい。ああ、もう首脳陣は諦めたんだなって空気になる。
でも、長嶋監督は絶対にそういうことを口にしない。正直、厳しいんじゃない?
と選手が思っても、監督が諦めていない以上、選手が投げ出すわけにはいかない。
前だけを見る長嶋監督、その言葉を信じて実際に動く選手、こういうところが常勝を義務付けられた巨人の伝統なんだな、と新人ながらに思いましたね」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/157697/1
2015年3月4日
2: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/03/04(水) 07:43:57.52 ID:???*.net
仁志氏は長嶋監督の言葉のマジックだけでなく、その采配がチームに勢いを生んだと振り返る。
「長嶋監督の野球は選手を縛らない。例えば、盗塁。試合の中盤までは、サインなんか何も出ません。塁に出たら誰でも各自の判断で走ってよかった。
失敗しても決して怒らない。新人だったボクなんて、ヤマほどミスをした。
どうせアウトになるんなら、戻るんじゃなく、先の塁でっていう性格ですから(笑い)。
暴走もいっぱいあった。でも、長嶋監督に注意されたことは一度もない。
それどころか、ミスをして落ち込んでいると監督室に呼ばれて、
『元気がないじゃないか。おまえが元気をなくしてどうするんだ』って逆に励ましていただいたくらい。
チームの調子が上がらなかった6月、阪神戦で三塁を守っていたボクはサヨナラエラーをした。
延長戦でのトンネルです。さすがに宿舎でふさぎ込んでいたら、監督の部屋に呼ばれた。
その時も、『気にしちゃダメだぞ。明日からまた元気を出してやれ。オレだって失敗なんかいっぱいやってんだから』と。
その次の試合でまたエラーをするんですけど(笑い)。
それでも、怒られなかった。そういう長嶋監督だから、チームは勢いに乗り、それが止まらなかったんだと思います」
以上
3: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2015/03/04(水) 07:45:20.15 ID:H6GPHfAo0.net
だから原監督が嫌いという話ではないんだな
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HARAの後に一回だけでも指揮執らないかなぁ…無理だよなぁ