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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます！
[投稿日時] 2015年03月05日 14:32
■体験談
結婚した当初、私はトメさんが嫌いだった。はっきりした嫁イビリと言うものでは無かったが、いつもつんけんしてて近寄りがたく、別居でなかったら即座に離婚してたかもしれない。
結婚して初めての盆、ウト実家の本家に連れて行かれた。そこで牛馬の如く働かされた。でも忙しく働いているのはトメさんと私ともう2人（ウト弟妹の息子のお嫁さん）所謂本家からしてみれば「嫁」の立場の人だけ。あとは皆で酒盛り＆お茶菓子でダベリ。40人以上も人手がいるのに誰ひとり手伝おうとはしない。若い女性も旦那もウトも当たり前のようにドッカリ座って動かない。トメさんも私もお嫁さん2人も名前呼び捨てられて奴隷状態。
お嫁さんの一人が具合悪そう（風邪ひいてるそうだ）だったので「無理しないで横になってたら？」と言ったら後ろから「何サボってる！風邪がなんだ！」と一斉に怒鳴られたので私はキレた。
「人を何だと思ってる！」と近くのテーブルを星○徹ばりにひっくり返し（結構重かったが…火事場のなんたら？）トメさんとお嫁さん2人連れて本家脱出。元気な方のお嫁さんが風邪ひき嫁さんを実家に連れて行ってくれるというので最寄の駅まで2人を私車で送ってトメさんと私は取りあえず私宅方向へ向かった。トメさんに「いつも本家はああなんですか？」と聞いたらトメさん、涙ぽろぽろ流して頷く。愚痴を聞いてあげた。トメさんは嫁イビリの犠牲者だった。数十年間いびられ続けてたなんて…。ウトと旦那の空気ぶりにも腹が立つ。
トメさん「ごめんね。私子ちゃんがお嫁に来た時同じことして憂さを晴らそうとしたの。でも思い切った事出来なくて…。冷たくあしらう事で気を紛らわせてたの。ほんとごめんね」…トメさん、根が優しいから徹底的に非情になれなかったんだ。本当はいい人だったんだ。私も泣いた。
私「お義母さん、今日はもう2人で遊び倒しましょう！ どこか行きたい所ありますか？」トメさん顔を赤くして「…猫カフェ」
もう猫カフェ行って猫モフりまくってケーキ屋いってケーキ食べまくって
デパート行って服なんか見まくって（手持ちがあまり無かった）2人で遊びまくった。トメさん、楽しそうにはしゃいで実に可愛かった。私が男でトメさんが若かったら嫁にしてたかも。メシウマだし。2人の携帯が凄い事になってたが完全無視。
家に着いてトメとまったりしてたら旦那が一人で帰ってきた。鍵を持ってなかったのでピンポン連打とドア連打と怒鳴り声。夜中だし近所迷惑だから静かにしろとチェーン越しにドスのきいた声で応対。旦那最初はふざけるなと怒鳴ってたが、私の後ろにトメさんが涙浮かべて立ってたのを見て静かになった。旦那中に入れて今後の話し合い
・トメさんの離婚に全面協力する
・ウトと本家とは完全に絶縁する。
・以上の事が受け入れられないなら私とは即離婚。
旦那全ての条件飲んで再構築決定。本家の事は子供の頃からそんな感じだったので感覚がマヒしてたという事を取りあえず信じる事に。他には不満もないし。
トメさんの離婚は証拠も無いし揉めるかなと思ったが、逆上したウトが弁護士の前で嫁イビリの事実を暴露したのと本家もあんな嫁とは金払ってでも別れろと言って来たので貰うもの貰ってすんなり。
あの2人のお嫁さんもその後無事離婚したと連絡があった。めでたしめでたし。
トメさんは家の近くにアパート借りてパートして暮らしてる。月に2～3回私と猫カフェめぐりしたりして楽しくお付き合いしている。でもホント猫モフったりケーキ食べて喜ぶトメさん可愛い。若い頃出来なかった事堪能出来て今はとっても幸せだって。
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