東日本大震災による被災で、子供たち自殺リスク高まっていると報じられて

います。

画像:【福島の子供たち】 
福島の子供たち
http://www.ibtimes.co.uk/japan-marks-third-anniversary-tsunami-fukushima-disaster-1439861

5日、厚生労働省の研究班は被災地の子供たちに自殺リスクが高まっているとの調査報告を発表しました。

同省の国立成育医療研究センターの児童精神科の医師らの研究班は、被災地である岩手・宮城・福島3県

の沿岸地で当時3~6才だった子供たち161人を対象に、3年前から調査を実施。

画像:【福島の子供たちが描いた絵】
福島の子供たちが描いた絵
https://www.flickr.com/photos/bunnygoth/8661431863/

今回まとめた報告では、子供に「自傷行為」や「自殺について話す」などの行動がみられると答えた保護

者は7.1%で、前年度より2.9%増加。

被災していない地域では4%ほどとなっており、研究班は

「子どもの年齢が上がると自殺のリスクは一定程度上がるが、被災地の子どもたちは震災のトラウマを抱えた状態が長期化し、さらにリスクを高めている可能性がある」

また「引き篭もり」や「不安・うつ」などの症状がみられると答えた保護者は16.2%と高く、震災による

心的外傷後ストレス障害=PTSDを抱えているとしています。

物理面のサポートだけでなく、幼い子供たちとその親の心のケアもきちんとしていくことが重要ですね。