東日本大震災から約4年を迎え、被災者現実の声が報じられています。

画像:【被災地の人々】
被災地の人々
http://jdrfb.squarespace.com/blog/2011/11/28/a-report-on-second-visit-to-tohoku-octnov-2011.html

NHKと早稲田大学は共同で今年1月から、被災地である岩手、宮城、福島3県の被災者約5万5千人

にアンケート調査を依頼し、うち約1万人から回答を得たとのこと。

8日、結果をまとめたものを発表。

約半数が

「気持ちが前向きになりつつある」

と答えた一方、

「生きていることがつらいと感じることがある」

と答えた人も半数近い43.5%いたことがわかりました。

被災者へのアンケート調査結果

調査を行った早稲田大学災害復興医療人類学研究所の辻内琢也所長は

「周囲が復興していくなかで、生活再建がうまくいかないと精神的にきつい状態になる。
心の問題は、健康状態や生活環境、それに、経済状況などが大きく影響するので、心のケアだけでなく生活全般を支援しなければ、改善していかないのではないか」

と指摘しています。

(参考:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150308/k10010007661000.html)

被災者のケアは物質面だけでなく、心身の面も重要ですね。

今回公表されたアンケート調査では、依頼したうち、約1/5しか回答が返ってきていないので、被災者

の本当の心の内もっと悲観的であるととらえることもできます。