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動画:Apple Watchの使用感、操作感良好もAndroidスマートウォッチとの違い薄く - Engadget Japanese


深夜のアップル Spring Forward スペシャルイベントに続き、10日午前中にはアップル日本法人が新製品のタッチ&トライを行いました。ここでは限られた時間の中ではありますが、試用した印象をお届けします。

Apple Watchは既報通り、4月24日に国内販売が始まります。組み合わせにより全38モデルと豊富なラインナップを擁し、いわく「最もパーソナルなApple」を象徴するバリエーションを展開しています。販売価格は4万2800円〜218万円と、最高額だと庶民にはパーソナルとは言いがたいですが、中にはそんな人もいるといったところでしょうか。

Apple Watch

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37 枚



 

外観はASUS ZenWatchのような四角いタイプのスマートウォッチです。側面部に腕時計のリュウズ(クラウン)のようにクルクルと回すコントローラーを搭載しています。ディスプレイをタッチして操作可能ですが、画面の小さなスマートウォッチでは側面で操作できるのは視認性の良さに繋がっています。

また、手首と触れるディスプレイの真裏には心拍センサーがあります。フィットネスやヘルスケア用途に搭載したものですが、Android Wear系のスマートウォッチよりもメカメカしくデザインされており、アナログカメラのような機械っぽさを演出しています。



なお、ディスプレイは圧力を検知し、画面を押し込むのも操作の1つとなっています。押し込んでタッチすると手首に軽く振動があり、触感を与えます。操作の様子は動画をご覧ください。


どんなアプリが登場するかどうかでやれることが広がる、という意味においてApple WatchもAndroid Wearと同じ状況と言えるかもしれません。スマートウォッチが限られた画面の中で情報を表示するスマートフォンのコンパニオンデバイスとすれば、少なくとも試用した限りにおいてApple WatchとAndroid Wearのスマートウォッチの違いをあまり感じません。率直に言えば、大きな違いはそれをアップルが売るかどうか、そんな気さえしました。

事前に注目を集めていたバッテリーですが、アップルいわく「All day」。残念ながらそれは「丸一日」と訳すのではなく「18時間」と訳します。腕時計ではありますが、スマートウォッチは常時表示ではなく、都度時間の確認にディスプレイをONにする必要があります。



Android Wearのスマートウォッチやウェアラブル製品を使ったことがある人なら理解しやすいかもしれませんが、少なくとも1日1回以上充電が必要なリストバンド型デバイスは面倒に感じることが多いはずです。Apple Watchに限らず、バッテリーについてはウェアラブル製品全体の懸念事項かもしれません。

発表されたApple Watchの製品群は、スタンダード、スポーツ、高級路線(EDITION)の大きく3つに分けられます。スタンダードはボディの素材にステンレススチー ル、スポーツは軽量なアルミ合金、高級路線は18Kゴールドを採用。中身の性能こそ同じですが、一般的な腕時計と同様に、ボディの金属素材を語るところから腕時計が楽しめます。

ディスプレイを覆うガラスは、スタンダードと高級路線がサファイアクリスタルを採用。スポーツがより軽量なIon-Xガ ラスとなっています。各製品のバンドは交換可能なため、たとえば、軽量なスポーツタイプでメタルバンドや革バンドも装着できます。



前半で価格に触れましたが、天井知らずな高級時計の世界からすれば、最高額200万円台は途方もない金額ではありません。ただスマートウォッチは新興の時計勢力ということもあり、一般に腕時計よりも買換サイクルが早いと考えるべきで、そこは留意する必要がありそうです。

なお、アップルストアの店頭では今後、これまでの製品と同様に触って試せるコーナーが設けられる予定です。iPhoneに付随するコンパニオンデバイスです が、日本においてもっとも普及しているスマートフォンがiPhoneということもあり、連携するApple Watchへの関心も高いはず。店頭で使用感をたしかめることをオススメします。
動画:Apple Watchの使用感、操作感良好もAndroidスマートウォッチとの違い薄く

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