一方通行「なンにもねェなァ……」れんげ「……やっぱりここ、田舎なのん?」【前半】
- 2015年03月12日 23:10
- SS、とある魔術の禁書目録
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ほのぼのと進めて行く予定。
所々にMNWネタを使わせて頂きます。と言うか大半を占めるかもしれないです。
クロス嫌いな方、とあるとのんのんびよりの純粋なファンの方はそっ閉じお願いします。
ミーン……ミーン……
御坂妹「田舎……ですね」
一方通行「田舎……だなァ」
御坂妹「空は広く、道は広大です。見ようと思っても中々見れないこの雄大な光景は中々ですね、とミサカは生まれて初めて見るリアル田舎に興奮を隠せません」
一方通行「ものの見事になンにもねェなァ。コーヒー買う自販機すらありゃしねェ」
御坂妹「カフェ中乙、とここに来てもブラックな俺カッコいいと自賛する中2な一方通行をバカにしつつ、ミサカは美味しい空気を肺に満たします」
一方通行「ケンカ売ってンのか」
御坂妹「ああ、空気が美味しい、と言う言葉の意味が今まさに理解出来ました。隣に居るのがこの大自然の中で一際異彩を放つもやしじゃなければもっと美味しく感じられるのですが。全くなんでミサカがこんな奴と二人きりなんでしょう、とミサカはあの少年の体質を心の底から憎みます」
一方通行「そりゃァこっちの台詞だっての。何が悲しくてお前と二人きりで田舎旅行しなくちゃなンねェンだよ。大体発案者が風邪で来れねェとか……」
~回想なのん~
打ち止め「ねーねー、たまには大自然の息吹を感じたいってミサカはミサカはおねだりしたり!」
一方通行「田舎ァ? お前この街から出ることほぼ不可能な身の癖になァにほざいてやがる」
黄泉川「あー、昨日田舎に止まろうの再放送みていたからきっとその影響じゃん」
打ち止め「大自然の中にある大きな家! 素朴ながらも力強い味の食卓と共に、大家族の愛を感じてみたいってミサカはミサカはTVに影響を受けやすいことを自覚してみたり」
黄泉川「お、そういえば外の知り合いにそういう場所住んでる奴がいたじゃん、話してみるか?」
打ち止め「ホントに!? ってミサカはミサカは顔の拾いキャラって便利と狂喜乱舞してみたり!」
一方通行「オィィ! 勝手に話進めンじゃねェ! このガキはメンテナンスがあンだろうが!」
一方通行「ってもなァ……」
打ち止め「あ、なんか10032号も行きたいって言ってるってミサカはミサカはメッセージを受信した旨を伝えてみたり!」ミョンミョン
黄泉川「そりゃいいことじゃん。じゃあ早速電話掛けてみるじゃんよ」
打ち止め「お、なんかヒーローさんも行けるなら来るみたいなのってミサカはミサカは追加説明。と言うか10032号がほとんど強引に誘ったみたいだけど」
一方通行「なンだ、あの野郎も一緒にいンのかよ」
打ち止め「そこでばったりあったみたい。旅行デートの約束をもぎとったぜって10032号が新世界の神みたいに凄く邪悪な笑みをしている……ってミサカはミサカは中継報告」
一方通行「まァ三下も連れ添うなら安心か」
打ち止め「流石にあの人には絶対の信頼を置いてるだけはあるのねってミサカはミサカはそんなあなたにちょっぴり嫉妬……と言うか何自分は行かない流れにしてるのー!?」
一方通行「10032号に加えて三下の野郎が行くなら俺がわざわざ連れてく必要ねェだろうが。人数増えりゃ先方だって迷惑だろォしなァ」
打ち止め「えー!」
芳川「一方通行、あなたは行かないつもりなの?」スッ
一方通行「いきなり出てくンなよ、地味にびっくりしただろォが……」
芳川「ずっと部屋に引き蘢っているのは身体に毒よ。少しは外に出て新鮮な空気を吸って来なさい」
一方通行「……オマエ、ブーメランって知ってるか?」
黄泉川「桔梗今頃起きたのかじゃん……。まあ、確かかなーり広い家だったじゃん、まだ行けるかどうか分からないけど、人数に関しては大丈夫だと思うぞ?」
一方通行「ったく仕方ねェなァ。……まァまだ向こうがOKか分かンねえしなァ」
打ち止め「わーい、すごく楽しみー! ってミサカはミサカは来たるべき日が今から待ち遠しくてしょうがない!」
~回想終了なのん~
一方通行「って言ってたのによォ……」
御坂妹「当日にあの幼女は風邪を引いて、少年は例の如くまた事件に巻き込まれ全治一週間……。ミサカの策略はいとも悲しく崩れました……」
一方通行「お決まりの台詞を病室で言ってる様子が目に浮かぶわァ……」
打ち止め『うう、せめて10032号だけでも行って来て~。で、絶対感覚共有してね! ってミサカはミサカは念を押して、げほっ、げほっ!』
御坂妹「……とあの幼女がしつこくネットワークからダイレクトにメッセージを送って来たので仕方なくセロリと二人ここまで来た状況です」
一方通行「誰に向かって言ってンだ? あと誰がセロリだコラ」
御坂妹「おっとつい口が。まあ横にいるのがあなたと言うことを除けば、やはり来たかいはありましたね。ネットワーク上でも大盛況の様子ですし」
1:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 10032
中継開始。感動しろ。
2:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 11139
2げっと
おおおおおおおおなんかすげぇえええ
3:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 14567
やっぱ大自然の中に居ると心が清らかになるな
4:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 10092
日々研究所暮らしのもれらにはいい刺激
5:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 18888
>>1gj! これはいい田舎スレ
…………
一方通行「毎回思うンだけどオマエラ便利すぎない?」
御坂妹「量産型の特権ですね、三倍速いだけのザクより鰯の大群の勝利です、とミサカは軽いジョークを交えつつ、早く目的地に着いた方がいいだろとセロr……一方通行を急かします」
一方通行「うるっせェなァ。田舎の地図は見づれェンだよ」
御坂妹「……というかそれ逆さまですよ、とミサカはベタベタすぎるギャグにドン引きします、いやマジかお前」
…………
71:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 19345
地図を見られないセロリww
72:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 14423
流石最強の自宅警備員ですねwww
73:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 10032
いや、お前ら手かして。マジでこのままだと日が暮れる
74:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 13256
近くにバス停見えるけど、そこから行くんじゃね?
75:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 10032
あのバスあと3時間来ない
76:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 15432
3時間とかマジか……
現実にそんなバスが存在するんだな
77:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 19687
学園都市生まれのもれらにゃ信じ難い話だなぁ……
バス停から見て左の方にずっと行けば林があるけど分かるか?
そこ抜けると、結構家が密集してる場所ある。そこからまたずっと行けば、突き当たりにでかい家ある。
そこが目的地だな
79:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 10032
>>78 あなたが神か
80:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 16890
なんで分かるんだよww
81:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 18992
地図のミサカと呼んでくれ……
82:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 12202
MNWにまた有能なミサカが出現した瞬間であった
…………
御坂妹「……ミサカ18992号改め地図ミサカ曰く、この道をまっすぐ行けば目的地が見えるそうです」
一方通行「え、マジか」
御坂妹「これがMNWの力、セロリとは違うのだよ、セロリとは……、とミサカはこれ見よがしにドヤ顔をします」
一方通行「マジこいつ殴りてェわァ……」
御坂妹「まあまっすぐ行けば着くと言う話でしたし、景色でも眺めながらゆっくり行きましょうか、とさり気なく杖付きの一方通行を気遣うミサカってえっマジ天使じゃね?」
一方通行「それを口に出す時点でさり気なくねェよ。まァ確かにありがてェけどよォ……」
御坂妹「ていうか目的地分かったんですし、能力使えば一瞬で行けるんじゃないですか? バサーッと」
一方通行「いざと言うときのためにバッテリーは極力残しときてェンだよ。いくら平和に見える田舎でも、何があるか分からねェからな」
御坂妹「それは即ちその能力でミサカを守ってくれると言うことですか? とミサカはさり気なくおちゃらけてみます」
御坂妹「えっ……」
一方通行「あァ? なンだよ?」
御坂妹「いえ、ギャグのつもりだったのにあまりにも真顔で言うのでつい……」
…………
86:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 10051
こいつそういうこと正面からマジ顔で言って来るから……
87:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 19956
ちょ、何でいきなりセロリカッコ良くなってんのw
89:以下、名無しに代わりましてミサカがお送りしますID:Misaka 17632
やばい、セロリがかっこよく見える……///
と、ここでセロリテンプレの出番である
・口調がおかしい
・服装がおかしい
・笑い声もおかしい
・顔が怖い
・いつまでも中2病(※黒い