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こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時]
2015年03月12日 22:22
■体験談
マジで?と思うけど亡くなった母から聞いた60年ぐらい前の修羅場と父の馴れ初めの話。
小学生の時に両親が借金苦で無理心中しようとしたが母だけ生き残り天涯孤独で施設で育った。
学校を出て住み込みで働いた。
職場の同僚と交際し結婚の挨拶ではないが、その男の田舎に行った。
山奥の十軒ほどの集落で国道に出るまで車で15分、歩いたら2時間近くかかるところだった。
その男の実家に到着したら、優しかった男は豹変。財布も鞄も取り上げられた。
掃除、炊事などを全部やるように命令された。口答えしたら殴られた。
ガスコンロがあるのにガスを使うことは禁止され竈で御飯を炊かされた。
初めて竈を使い焦げた御飯が炊けたら男の母親に罵倒され食事はお焦げだけ。
母は男と結婚することはないと心に決めた。

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住み込みの相部屋で暮らしていた母は、まだ男と関係を持っていなかった。
男と離れに泊まることになっていたが断固拒否したら殴られた。
ポットン便所に立て籠もって夜を明かした。
夜が明ける前から飯炊き。多量のお結びと味噌汁を作らされた。
朝ごはんはお焦げだけだった。
本家に行くから身支度しろと一着だけの服と化粧品を返されたが、準備が終わると化粧品は終わると再度取り上げられた。
集落で一番大きな家の座敷には集落中の男が集合。
その男の父親が本家の当主に嫁候補だと紹介。
本家の長男より先に結婚するのはダメだから本家に嫁がせろ、とか、どこの馬の骨か分からない女は本家には相応しくないと言う意見が出た。
本人達ほったらかし。
母はトイレに行った時、便所スリッパで逃走。
追手を逃れるために山道から麓に出ようとしたが道に迷い山の中で一晩過ごした。
蚊に刺されまくって顔が変形するぐらい腫れた。
夜が明けて何とか国道までたどり着き通りがかりの車に助けを求めた。
それが父。

その後、父に病院に連れて行ってもらったり、父の実家に泊めてもらったり、靴や服を買う御金を借りたり、奪われた荷物や財布を取り返すために警察と折衝したり、色々世話になって母は父に惚れた。
担当の駐在さんは荷物と財布を取り返して来てくれたが、なあなあで揉み消された。
母が職場に帰ると辞めざるを得ないような状況になっていた。
あの男と経営者は血縁関係があって最初から母は嫁要員として手配されていたらしい。
路頭に迷った母は父の実家に助けを求めて押しかけ女房になった。
母は祖父母に大事にされていたし仲も良かった。ずっと同居で介護もしてた。
介護は辛い仕事だけど、奴隷的に強制されたわけじゃなく、母は、これだけが私に出来る恩返しだと言っていた。
うちの実家も田舎の集落だけど本家が云々とか男尊女卑でロクなもの食べさせないとか、そんなことはない。
60年前には奴隷嫁の風習って珍しくなかったのだろうか?某県だから?

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