唯「北極猿!」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 00:21:36.63
唯『りーぶびふぉあざらいつかもん』
律「さー、帰ろうぜー!」
誘うなら今だ。
悪いアイディアじゃない。
澪ちゃんはりっちゃんの幼なじみだけど、今ひとつ決めきれてない。
でも私はやると決めたらやる女だ。
唯「あの、りっちゃん」
律「ん?どした唯?」
唯「ちょっと耳かして」
律「?」
唯「あのさ、私の友達でりっちゃんの事好きだって人がいるんだけど…」ヒソヒソ
律「…え///」
我ながらなんて酷い誘い方だ。他にもっと言いようがあったろうに。
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 00:25:09.89
律「そ、そうか…ハハハ…ま、まいったなー///」
唯「えーと…それで、詳しい話はここじゃなんだし、りっちゃんちで…」ヒソヒソ
律「お…おう!わかった!」
律「澪!悪い!私ちょっと用事あるから先帰ってて!」
澪「…?そうか、わかったよ」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 00:28:37.07
高校一年の冬。
今私はりっちゃんの部屋にいる。
後は簡単だ。…多分ね。
私は物憂げに、物欲しそうに、りっちゃんをじっと見つめる。
りっちゃんもようやく私のバカげた意図に気付く。
唯「…」
律「あ…ゆ、唯…///」
ほら、りっちゃんもその気になった。
唯「りっちゃん…」ぎゅっ
律「…///」
こうなればもう大脳新皮質の理性なんて、本能の前では鳩のフンみたいなもんだね。
澪ちゃんには悪いけど、罪悪感の類が私の心の中に現れるとしたらそれはまだ先の話。
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 00:34:23.35
唯「…」
律「…」
レズセックスの最中は正にふわふわ時間だったけど、今私達の間に横たわるのは賢者時間。
こういう朝ってのは賢者時間を越えて気まずくなるだけなんだよね。
りっちゃんは今日の私に何か思うところがあったんだろうけど、まあ今さらアレコレ想像したって仕方ないや。
私達は恋人じゃないし、どちらかに恋愛感情があるわけでもないんだし。
何より澪ちゃんにバレたらメンドクサイ事この上ない。
唯「えーと…じゃ、私はそろそろ…」
律「うん…」
部屋の電気が点く前に急いでここを離れなきゃ。この空気をぶち壊しにしないように。
唯「…始発のバスは何時かな?」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 00:39:35.11
律『I bet you look good on the dancefloor』
唯「…」
律「あ…ゆ、唯…///」
あーもう!そんな目で見つめるなっての!私ももう見つめるのやめるからさ!
でも…自分でもビックリだけど、本当は見つめるのやめて欲しくないんだよな。
こいつの名前はミオじゃないけど、そんなんどうでもいい。
導火線に火をつければ爆発するかもしんない。
唯「りっちゃん…」ぎゅっ
律「…///」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 00:45:22.77
律「ん…///」
ライブのステージ上じゃ、唯はひときわ可愛く見えるらしい。
ドラムの私からじゃその顔は見えないけど。
今唯がロマンスを求めてるかはわからない。
何を求めてるかわかんないけど…。
律「ふあ…唯…唯っ…///」
唯「…」
…無視かい。そーゆーのやめてくれ。ヘコむから。
唯「…」クチュクチュ
律「ん…うっ…///」
声も立てずに私を呼ぶのもやめてくれ。不公平だろ…チクショー。
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 00:49:52.84
唯「はぁ…はぁ…りっちゃん…」
律「うぅ…唯…唯ぃ~…///」
愛もモンタギューもキャピュレットもいやしない。
私の部屋のステレオが曲を流して、汚れたステージにエッチな妄想が蔓延するだけだ。
唯「あ…やば…私…もう…」
律「う、うん…私も…ん…イ…イキそう…///」
訂正。こりゃ妄想じゃないや。
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 00:58:02.50
憂『This house is a circus』
唯「あっ…あっ…りっちゃん…!」
律「うあっ…ダメ…唯…っ…私…いっちゃう…///」
憂「…はぁ…」
またお姉ちゃんは友達を連れ込んでるのか…。
この家はまるでサーカス小屋だよ…。とんでもない狂気の沙汰…。
まあそれもちょっと役得かもしれないけど。
唯「あっ!ああっ!!」
律「はぁっ…はぁっ!」
でも聴いてよコレ…。この家であの二人に何が起きてるか。
結局二人はこの感覚を忘れないように、ただそれだけを考えてる…。
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 01:05:54.77
憂「はぁ…」
一歩入ったらトラブルだらけのお姉ちゃんの部屋…。
そりゃ私もお姉ちゃんは大好きだけど…この家の壁に取り囲まれてると、私みたいな善人もワルになるかもしれない。
憂「…」
憂「ん…」クチュ…
どんなに異常な状況の中でも、やることはいつもと変わらないや。
憂「ふ…うんっ…///」クチュクチュ
いつまでたっても満足なんてできないけど、何でそうなのかなんてここじゃ誰も考えやしない…。
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 01:10:41.19
梓『Brianstorm』
憂「お姉ちゃんがね、軽音部でギターやってるんだ」
梓「そうなんだ?」
元々興味のあった軽音部。今日は新歓ライブをやるらしく、同じクラスの平沢憂って子に誘われて、私も観に行く事にした。
唯「どーもー軽音部…」キィーン
唯「どーもー軽音部でーす!」
梓「なにあれ…」
唯…だっけ?唯先輩、力みの無いあなたには敵わないです。
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 01:19:08.12
唯「ぐちゃぐちゃへたるーなやみーごともー♪」
梓「わぁ…!!」
唯先輩、あなたのネクタイと制服の組み合わせから目が離せません。
いや、ウチの高校はみんなそうだけどさ。
梓(ドラムはちょっと走り気味かな…。ていうか、あのドラムの人の唯先輩を見る目…ああ、そういう関係なのかな?)
澪「ぜんぶホーッチーキスでーとじちゃおーおー♪」
梓(ベースの人、美人で上手いけど…唯先輩の事嫌いなのかな?心なしか睨んでるような…)
唯先輩、あなたからキスを奪おうとする人もいれば、足蹴にしようとしてる人もいる。
でもあなたがすり抜けられない網目なんてきっと無いんだろう。
それが私があなたに抱いた印象。
だってあなたは口が上手くて如才ないっていうか…まだキーボードの人はそれに気づいてないみたいだけど。
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 01:28:42.02
唯「はじまりだけは~かるい~ノリで~♪」
ドラムの人は「私と遊んでよ!」なんて言うだろう。
あなたが(多分)頻繁に女の子をモノにできるのは、きっと「女の子は待たせちゃいけない」なんて思わないから。
堂々としてるからなんでしょうね。
狙いを定めた相手をモノにしないなんてあなたのスタイルじゃない。そうでしょ?
唯「またあした~♪」
澪「…」
あなたにお株を奪われてメソメソ泣いてる女の子は山ほどいるでしょうね。
梓(よし…私も軽音部に入ろう!)
また会いましょう唯先輩…
また会いましょう…革新者…
憂「…どうだった?」
梓「うん!凄く良かった!私、軽音部に入るよ!」
憂「そっか!よかったぁ!」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 01:36:13.51
澪『Crying lightning』
澪「でさ、こないだ梓がさー」
律「んー」
澪「律…?」
律「んー」
澪「聞いてる?」
律「んー」
澪「はぁ…」
病院のそばのカフェで、律はストローを使ってドラムの練習をしている。
食べるのと話すのがごっちゃになってる律を見てると、私の考えはまとまらなくなる…。
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 01:42:12.03
澪「なあ律、唯と梓、あれ絶対何かある気がするんだけど」
律「…そうかぁ?」
澪「…」
澪(お前も唯とデキてるくせに…)
ちょっと前までは、私達もじゃれ合う仲だった。
律が「クライングライトニング」とか言ってキスをするゲーム…なんだかんだで私は好きだった。
律「ふあぁ~…そろそろ帰るかぁ」
澪「…うん」
いつから律の過去は歪んだもので構成されるようになったのだろう。
どんな経緯で律は、あのイカレたアイスクリーム女を怒らせる事に執心するようになったんだろう。
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 01:48:35.90
律「澪、今度いつ遊ぶ?」
澪「え…?う、う~ん、まあそのうちな」
こんな宙ぶらりんな状態で会って、何を楽しめというんだろう?
今日も私は、これ以上律に詰め寄る事が出来なかった。
次に会うのを先延ばしにする言い訳を考えながら、私は反省した。
きっと律も、自分の優位が私に脅かされだした事に気づいているのだろう。
律「…やっぱ、もうちょっとだけいようかな。澪しゃんも寂しがるしな」ニヤニヤ
澪「…」
律、お前は自分で思うほど、私にとって高嶺の花ってわけじゃないんだからな…。
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 01:59:08.36
律『505』
澪「…あ、ウチ来る?」
律「あー…そだね。最近行ってなかったし。でも荷物をウチに置いてからな」
…そんなわけで私は自宅を出て、澪がいる5丁目の05番地に向かっている。
想像してみた。
ベッドに横たわって太股の間に手を出し入れしながら私を待っている澪の姿を。
律「はあ…」
などど言っている間に澪の家に着いた。
澪「遅いぞ」
律「悪い悪い」
で、早速二人してベッドに潜り込む。久々に。
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 02:05:39.71
澪「律ぅ…」トローン
…ストップ!
そんなふうに私を見つめる時、お前は私に何を求めてんだ?
多分私は、今でも私の首に手を回して抱きついてくる澪が大好き…なはず。
少なくとも、最後に自己確認した時はそう思ってたっけ…。
澪「…どうした?そういう気分じゃない?」
律「いや、そーじゃないんだけどさー…」
刺激が足りないってわけじゃない。
でも私は澪の期待に答えられそうも無い。
そう思うだけで、ナイフがひねられたような痛みを感じる。
いや…犬に吼えられてる程度かも。
澪「律…」チュ
律「…」
要するにきわどいバランスってやつだ。
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 02:12:55.47
澪「…律…何で…?もうイヤなのか…?」ぽろぽろ
律「わっと!泣くなっての!イヤじゃないから!」
澪に泣きつかれると、私の心もすっかりボロボロになっちゃうんだよなー。
どうやら今回もまた、澪は私に別れの挨拶をしなきゃいけないらしい。
澪「…今日はもういいよ…。じゃあね…」
律「…」
律「なあ、ちょっとアブノーマルなやついってみようか?」
澪「え…?」
そう言って私は澪に目隠しをした。
律(うーん…これは無いなぁ…)
私ってヤツは目隠しをしたところで、すぐに手を離してしまう。
澪「もういいって…。じゃあね…おやすみ」
律「…うん。なんか…悪いな…」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 02:26:16.19
紬『when the sun goes down』
高校2年の冬。
部活を終えて家路についていた私の目にそれは飛び込んできた。
紬「あれ?あそこの通りにいるのは…」
あの女の子は誰だろう?
どこで道を踏み外したんだろう?
紬「りっちゃんと…唯ちゃん…?」
なんて卑劣な女なんだろう。
唯ちゃんに少しでも隙を見せれば、何かを盗まれるのね…。
彼女の目を見ればわかる。
あの子は憂ちゃんにアイスを取り上げられてるし、いろんな罪を犯してる。
ギターのお金払わなかったり、和ちゃんに奢らせたり。
唯「りっちゃーん、今日は何したいのー?」
律「…唯のしたいようにしていいよ///」
紬(りっちゃん、澪ちゃんはどうするつもりなの?唯律…素直に喜べないわ…)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 02:31:39.29
唯「じゃ、今日は売春婦ごっこにしようかなー」
律「なんだそれ…」
唯ちゃんが梓ちゃんといるところも私は見た事がある。
唯ちゃんは彼女に体を売らせた。
病気にかかっても、唯ちゃんは気にしない。
唯「えへへ…それはその時までのお楽しみだよ~」
律「よくわかんないけど、楽しみだな///」
あの子は極悪人ね、知らなかった?
知らなかったんでしょ?
唯ちゃんは何かヤバイ事をやっているに違いないわ。
イヤな直感が働く。
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 02:38:12.02
紬「…」
この間、梓ちゃんが露出の高い服を着てこの辺りに立っていた。
それを見つけた和ちゃんが梓ちゃんに近づいた。
和ちゃんは絵に描いたような地味な女の子。
梓ちゃんは和ちゃんに気づくと喜んだフリをした。
梓ちゃんは…冬だというのに、仕事をやめない…。
この辺りでは、日が沈むと様子が変わる…。
唯「さー、りっちゃんはどれくらいの値打ちになるのかなー?」
律「ねうち?」
紬(ダメよ…りっちゃん…)
唯ちゃんの目を見ればわかる。あの子は何か企んでいる。
りっちゃんがそれに関わらない事を祈るわ…。
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 02:50:15.56
律『baby I'm yours』
律「ふ…うあっ…あん…///」ギシギシ
見知らぬ男がシーツの上で私を突き上げる。
私は猫みたいな声をあげ続ける。
でも私は一向に構わない。
唯が望んだ事。
私は唯のものなんだから。
そう、私は唯のものだ。
2+2=3になるまで。
つまり、永遠にね。
唯「5万かぁ。これでアイスいっぱい食べられるよ!ありがとうりっちゃん!」
律「へへ…いいよ、唯のためなら」
唯(明日はあずにゃんに頑張ってもらおーっと♪)
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 02:58:40.26
律『Do me a favour』
律「はぁ…」
申し分ないほどステキな朝だ。
ドラムスティックを伝って、スネアに見立てたタウンページの束に涙が滴り落ちてら…。
このままで何時間が経ったのか…いや、何週間か?
この際、どっちでもいいや。寒々とした気分に変わりはないんだし。
澪「ぐすっ…ひっく…」ぽろぽろ
これが終わりの始まりってやつ?
誰に聞いたって、こう言うだろうな。
「そういうのはたまにあるもんだよ」ってね。
真っ二つになってバラバラになるきっかけ…だから自分の心にしっかりしがみついてないと。
澪「律…ううぅ…ぐすっ…」
律「…まぁ、そーゆー事だからさ、別れようぜ…」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 03:05:44.70
澪「…」ポロポロ
律(やべ、私も泣けてきた…)
お願いだから、もういっそ私のデコを叩き割ってくれ…。
お願いだから、消えうせろ!とでも言ってくれ…。
お願いだから、どうして?なんて聞かないでくれよな…。
澪「…わかったよ。帰るね…」
律「うん。…家まで送ってくよ」
解けた靴紐も直さずに、澪は立ち去ろうとした。
目は真っ赤。私達が泣き腫らしたって一発でバレるなこりゃ…。
澪「じゃ、バイバイ…律…」
律「うん…バイバイ」
澪が家に入るまで、私はじっと待った。
作り笑いを浮かべながら、手まで振ってさ。
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 03:10:21.84
律(はぁ…なんでこーなっちゃうのかな…)
好奇心はいつか重荷になり、持ちこたえられなくなっていった。
耐え切れないくらい重くなる。
聡「ねーちゃん?どうしたの?目が真っ赤だよ」
律「ぐすっ…う、うるせえ…」ポロポロ
聡「いや…でも…」
律「ほっとけよ!!」
聡「う…わ、わかったよ…」
私と澪の絆を断ち切るのに、くそったれなんて言葉じゃ手ぬるいな。
そうだ、くそったれなんかじゃ手ぬるいな…。
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 03:14:46.07
憂『Floresent Adolescent』
憂「お姉ちゃん、最近ゴロゴロしてばっかりだね?」
唯「んー…そうかなあ?」
憂「もう、悪さするのはやめたの?」
唯「十分稼いだしね。足がつく前にやめないとさー」
憂「そう…」
昔は黒タイツでブイブイ言わせたのに、今のお姉ちゃんはだらけた寝巻き姿でもお構いなし。
憂「ていうかそれ、私のパジャマ…」
唯「あ…えへへ~」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 03:22:09.16
もうすぐお姉ちゃんは高校を卒業する。
進学を控えてお姉ちゃんはすっかり丸くなっちゃった。
唯「うい~アイス~」
憂「ご飯食べてから!」
悪いことも散々したのに、全部水に流して今じゃ善人気取り…。
唯「はぁ~平和だねぇ~」
セックスのヒントが詰まった冊子をペラペラめくりながら律さんが輝いていたあの頃も今じゃ懐かしいな…。
だけどもし今、律さんがお姉ちゃんとヤれるチャンスがあっても、きっと律さんは辞退するだろう。
唯「ギー太でも弾いていようかなあ」
どうやら部内恋愛からは足を洗ったみたい。
お姉ちゃん、あの頃の輝きはどこにいっちゃったの?
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 03:26:51.99
さわ子『A certain romance』
律「私らもいよいよ卒業かー」
澪「そうだなー」
紬「そうねー」
唯「だねー」
さわ子「…」
彼女達はユニクロを履いてるかもしれないし、カルヴァン・クラインを履いてるこもしれない。
薄汚れた生理ショーツを履いてるかも?
でもそれは大した問題じゃないわ。
私が言いたいのは…
さわ子「この部にはロマンスが足りないのよ!!」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 03:32:18.20
律「…なんだよさわちゃん、急に大声出して」
さわ子「だってそうでしょう?あなた達はその現実から目を逸らしてるのよ!」
さわ子「今みんなは私を殴りたいかもしれない。でもみんなの姿を見れば、誰もが賛同してくれるはずよ!」
唯(これ以上悪行を重ねるわけには…)
澪律(泥沼はもう勘弁してほしい…)
紬(いつの間にか事態が収拾してるし…少し残念ね…)
梓(ブライアン!)
さわ子「もう!みんな頑固なんだから!!」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 03:35:34.02
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・
唯「という事なんだよ」
律「…は?」
唯「は?…じゃないよりっちゃん!私達の目標忘れたの!?」
律「目標?」
澪「…武道館か?」
唯「そう!それ!」
紬「武道館がどうかしたの?」
唯「だーかーらー!北極猿ことアークティックモンキーズがはるばるイギリスから日本武道館に来てライブをするんだよ!?」
・・・・・・・・・・・・
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唯「という事なんだよ」
律「…は?」
唯「は?…じゃないよりっちゃん!私達の目標忘れたの!?」
律「目標?」
澪「…武道館か?」
唯「そう!それ!」
紬「武道館がどうかしたの?」
唯「だーかーらー!北極猿ことアークティックモンキーズがはるばるイギリスから日本武道館に来てライブをするんだよ!?」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/15(木) 03:40:47.99
律「…だから?」
唯「ライブまでもう5日をきったんだよ!?これがコーフンせずにはいられないよ~!!」
澪「…まあ、私もアレックス・ターナーはイケメンだと思うけどさ…」
唯「はぁ…澪ちゃんはにわかだなぁ。アクモンの魅力はヴィジュアルじゃなくて音だよ音!!」
律「…あ、そー…」
唯「はあ~、楽しみだなぁ。サンゴーズダウンやってくれるかなあ。前座のクリブスは何演奏するんだろうなぁ。」
澪「ん?どうした梓?」
唯「あずにゃん?なあに?」
梓「洋楽板でやれ」
完
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