『別冊少年チャンピオン』新連載、「バキ外伝 疵面(スカーフェイス)」の第45話
マスター国松に猛毒の吹き矢を射られた花山の命は風前の灯！　かと思ったらそこは花山、射られた左腕を右手で掴んで握撃で破裂させた。左手は爪も皮膚も弾け飛び、筋肉がむき出しになるも毒も飛ばされたことから脅威はなくなりました。
鬼の形相で睨まれた国松はリムジンの中に避難します。グランドマスター(GM)の車なことから特別製なのは間違いなく、防弾はもちろん地雷を踏んでも大丈夫ぐらいにデキてるハズですからね。

そんな"安全地帯"から国松は花山を評価する。握撃!? そんなの与太話、戯言だろう。握って破裂させるだなんて人間の構造からして出来るわけがないのだから。
しかも自らのパンチの威力を「速度×体重×握力＝破壊力」と ほざいてる。運動エネルギーの計算式は別に確立されており、こんなのバカなヤクザが考えそうなものだ。

この男にまつわる様々なウワサの大半は　当然 尾ひれの付いた虚言だと高を括っとった　しかし
既成の概念では計れん何かを　花山薫は　持っとる…ッッ
少なからず評価を改めたようだ。そんなことをやってる間に花山はリムジンのボンネット前に移動して指や首を鳴らします。いったい何をするつもりなんだ!?

バンパーに手を掛けるや力任せにリムジンを押す押す押すーー！　勢い良く逆走を始めたリムジンはそのまま海の中にザバァァンと転落だぁぁぁ！　なるほど、どんなに頑丈に出来ていようと水没には手段がありませんからね。
これで邪魔な国松はいなくなった、ならば今度はGMだ！　レックスが息も絶え絶えになった今、代わって戦うのは花山しかいません。次回、花山とGMとの直接対決 第2幕となるのかな!?　つづく