世界で初めて、男性の生殖器の移植に成功したことがわかりました。
画像:【手術した医学チーム】
http://www.sun.ac.za/english/Lists/news/DispForm.aspx?ID=2328
現地時間の13日、南アフリカ南西部ケープタウンにあるタイガーバーグ病院が公表したもの。
患者である21才の男性は今から3年前、部族が大人になるために、男性器の皮の先を刃物で切り取る
伝統的通過儀式「割礼」(かつれい)で合併症をわずらい、男性器を失ってしまいました。
画像:【割礼の儀式に参加する若者たち】
http://toglobalist.org/2012/09/a-cut-above-bugisu-boys-become-men/
昨年12月、男性は同病院で手術を受け、亡くなった臓器提供者から男性器を移植。
病院では機能回復までに2年はかかるとみていましたが、術後わずか3ヶ月余りで生殖や排尿の機能が
完全に回復したため、今回の発表に至ったとのことです。
同様の手術は2006年に中国でも行われましたが、失敗に終わり、成功した事例は世界で初めてとなり
ます。
なお、アフリカでは「割礼」により、年間約250人が感染症などで男性器を失う悲劇に見舞われています。
衛生状態などもあまりよくない南アフリカでは未だに古い儀式が残っているようですね。
とりあえず移植に成功した男性は一安心でしょうが、男性器を失った若者は悲観して自殺する人もいる
そうです。