ミャンマー中国の間で戦争の危機が生じています。

画像:【事件の起きた地点】
事件の起きた地点
http://www.cctv-america.com/2015/03/13/4-chinese-farmers-killed-by-myanmar-bomb

現地時間13日、ミャンマー北東部の国境付近で以前から続いているミャンマー軍と中国系少数民族

コーカン族との間の内戦で、中国雲南省臨滄市に投下された爆弾により、農村の中国人住民4人が

死亡、9人がケガを負いました。

運ばれる負傷者
http://www.southeastasiapost.com/index.php/sid/231053945

これを受け、14日、中国外務省の劉振民次官は強く抗議。

一方、ミャンマー大統領府高官は

「わが国軍の攻撃によるものではない」

関与を否定

また中国軍の最高指導機関である共産党中央軍事委員会の范長竜(ファンチャンロン)副主席は、

ミャンマー国防軍総司令官と電話で会談。

「ミャンマーは部隊を厳しく取り締まるべきだ。さもなければ、中国軍は断固たる措置を取る。
事件を適切に処置することを望む」

と伝えました。

中国側はミャンマーが中国領空内に4回侵入し、3回爆弾を落下させたと主張しており、2国間で意見

が対立していますが、ミャンマー国防軍総司令官は

「早期に責任者を派遣し、中国側と調査したい」

と前向きな姿勢も見せています。

今回の事件で、6万人以上の住民が避難しています。

油断はできませんね。