2月末に東京にオープンしたRed Bull Music Studioで、囲碁をインターフェースにした斬新なリズム・シーケンサーIGO MASCHINEが披露されました。
IGO MASCHINE は碁石が置かれた碁盤から、画像認識によりNative Instrumentsのサンプラー/リズム・シーケンサーMASCHINEをコントロールするシステム。リズム、ベース、リードの3トラックに加えて、ループ再生やエフェクトまで制御できます。モーリー・ロバートソン氏が興奮状態で演奏する動画は続きからどうぞ。
IGO MASCHINE の開発にはNative InstrumentsのメンバーMichael Hlatky氏とBram de Jong氏、そしてバウハウス大学のKristian Gohlke助教授が協力。オープンソースのコンピュータビジョン向けライブラリOpenCVと.Net用のラッパー・ライブラリーOpenCVSharpを組み合わせ、メインのプログラムはC#で書かれています。
その後、東京で開催されたイベント Red Bull Music Academy では何か日本に関係したものを作ってほしいと依頼を受け、回転寿司のベルトコンベアを流れる寿司ネタでループをシーケンスさせる寿司シーケンサーを発表します。今回のIGO MASCHINEはその寿司シーケンサーのフレームワークを生かして開発されました。