『ゲッサン』連載、「アイドルマスター ミリオンライブ！」の1巻です。
アイマスについて正直 私はアーケード版とTVアニメしかわかりません。シンデレラガールズもミリオンライブも「何それ？」って感じ。だって携帯 持ってないんだも～ん！　ソーシャルゲームに関しては全くの素人なんです。ま、シンデレラガールズがモバゲー、ミリオンライブがグリーって違いぐらいはわかりますが。
表紙の三人は右から最上静香、春日未来、伊吹翼。この三人が主役のお話になるようですが、この1巻ではほぼ静香と未来の二人だけで物語が進みます。

この作品での765プロは新しいチャレンジとして『765ライブシアター』という765プロ専用のライブ劇場を持っており、ここで定期公演を行って新人アイドルを育てようとしていた。その一人が14歳の中学生・最上静香。今までは集団で活動してきたけれど次の公演で初のソロを担当することになり気合が入りまくり。
公演が迫っていることから学校の屋上で自主練をしていたところ、同じ歳の春日未来と出会います。

気まずい静香。学校ではアイドル活動をしていることをナイショにしているからです。一方、プロのような(一応プロです)ダンスを見た未来は目を輝かせて興味津々。未来は部活を4つも掛け持ちしており、何が自分にとっての一番かを決めかねていました。

無理を言って公演のチケットをもらった未来は、直前に自転車のアクシデントで出会った女の子と一緒に劇場へ。そこで力強く歌う静香を見て衝撃を受ける…
その静香ですがアドリブのトークで時間を繋ぐことになり、緊張のあまり声が出ません。

そこに助け舟を出したのは事務所の先輩であり、未来と一緒に劇場に入った女の子・天海春香。お忍びで劇場の様子を観に来たのですね。サプライズな登場により客席は盛り上がり、静香は事なきを得たのでした。
またステージでの静香に感動した未来は自分にとっての一番を決めました。

それはアイドルになること！　こうして未来も765プロに入ることになり、静香と一緒に人気アイドルを目指すことになりました。
これが1話。2話から765プロの他の新人アイドルも登場するのですけど、実際の話 事務所にこんな簡単に入れるわけ？　履歴書の提出だけで芸能プロのタレントになれるとは思えないんだけど。それにアイドルになるったってボイストレーニングとかダンスのレッスンとかあるわけで、その費用とかどーするんだよ!?　もっとも漫画でこんな現実的なことまで追求したらダメですね。

他の新人アイドルには個性的な人もいるのですねー。特に徳川まつりさん。この人の存在は尋常じゃありません。また劇場版アイマスに登場した子が数名出てきたのは嬉しかったです。『765ライブシアター』を造った成果なんですね。ただ、アニメでの765プロの ふところ事情からすると、よく劇場を建てれたものだと思わずにいられません。

謙虚かつ真面目な静香に対して、大胆で馴れ馴れしい未来。そんな性格から何かと反発しそうだけれど、結構うまくいってるのは静香の包容力によるものか。

後半になって静香は心を開き、誰にも言ってなかった将来の夢を語ります。これを応援するという未来。二人に絆が生まれようというタイミングで、公演の直前になって静香は高熱で倒れてしまう。そのとき未来は…
非常に気になるところで幕となりました。次巻が楽しみです。
　
アイドルマスター ミリオンライブ! 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
THE IDOLM@STER: 4 (IDコミックス/REXコミックス)　*3月27日発売