亜美「そんじゃ、次は兄ちゃんが鬼ねー!」
P「オッケーwwwwwwまかせろwwwwwwww」
亜美「ちゃんと30秒数えなきゃダメだかんね!」
P「バカバカ、俺はずるなんてしねーよ」
亜美「んっふっふー、それはどうですかな~?」
P「しねーからwwwwwwwwほら行くぞ!」
P「いーち!にーい!」
亜美「うあうあー!隠れろー!」タタッ
P「29……30!」
P「よーし、それじゃ」クルッ
P「探しちゃうぞーwwwwww」
P「うへへ、亜美ぃー……どこかなぁ?」ザッザッ
亜美(……)
P「ふふ、こう言う時は大体草の茂みとかがメジャーだからな」
P「……」ソーッ
P「亜美ぃ!」バッ
……
P「くそ、はずれか」
P「それじゃ、滑り台の下とか……」
P「……見つけたぞ亜美ィ!」バッ
P「……あ、あれ?いない」
亜美「……んっふっふー」クスクス
P「っかしーな、どこいったんだろ」
P「おーい、亜美ー!」キョロキョロ
10分後
P「……んー?」
20分後
P「あ、亜美……?」
30分後
P「……いない」
P「どこいったんだあいつ……」
亜美(んふふ、流石に兄ちゃんも木の上探す発想は無いよねー)ガサッ
P「こんな狭い公園に、他に隠れる所もないし……」
亜美(これなら、亜美の完全勝利は間違いなしだよ)
P「……まさか、もう帰っちゃったとか……?」
亜美(どうだ、兄ちゃん……)
P「……」
P「……グスッ」
亜美(!?)
P「あ、亜美ぃ……」グス
亜美(え!?兄ちゃん泣いてる?)
P「どこいっちゃったんだよ……」
亜美(……めっちゃ泣いてる)
P「う……」
P「うええええええ……!」
亜美「ちょ、兄ちゃん、待って待って!」ガサガサ
P「うええええええ!うええええ……!」
亜美「兄ちゃん、泣かないで!泣かないでってば!」
P「亜美ぃ……どこ……?」
亜美「亜美ならここにいるっしょ!ほらほら!」
P「……あ、亜美!」
亜美「ね?ほら、だから泣いちゃダメだよ?」
P「亜美、グスッも、もう帰っちゃったのかと、ヒックお、思って……!」
亜美「や、やだなー兄ちゃん、亜美がそんなことするわけないっしょ?」
亜美「ほら、泣き止んでよ」
P「……ぐすっ」
P「……」
亜美「……落ち着いた?」
P「ああ、落ち着いたよ……」
亜美「ほっ……よかった」
P「……」
亜美「……」
P「……」
亜美「……」
P「じゃあ次は砂のお城建てようぜ!wwwwwwwwwwwwww」
亜美「いいねーwwwwwwww」
P「めっちゃでっかいの作るからwwwwwwww砂場の砂全部使い切るからwwwwwwwwwwww」
亜美「いえー!」
P「亜美、水汲んできてwwww」
亜美「え?でもバケツないよ?」
P「……あ」
亜美「……」
P「……あるんだなwwwwwwこれがwwwwwwwwww」ジャジャーン
亜美「流石兄ちゃんwwwwwwww」
亜美「水汲んで来たよー!」
P「よっしゃ、じゃあ早速軽く流して……」ザバーッ
P「固めろー!!」ザッザッ
亜美「わーい!!」ザッザッ
P「盛れー!!」ドカドカ
亜美「うひょーい!」ドカドカ
P「さらに固めろー!!」ペタペタ
亜美「あいあいさー!」ペタペタ
P「wwwwwwwwwwww」
P「はーwwww楽しいwwwwwwめっちゃ楽しいwwwwwwwwww」
亜美「ね!楽しーね!」
亜美「このちょーしで、めっちゃでっかいの作……」
P「……人生もこんぐらい上手くいけばなあ」
亜美「……えっ?」
亜美「に、兄ちゃん……?」
P「キャリアが砂の山みたいに簡単に積みあがればいいのになあ……」
亜美「え、ちょ……」
P「マイホームも、こんな風に好きなだけ崩したり削ったりして」
亜美「ほ、ほら!兄ちゃんみてみてー!亜美、ちょー楽しー!」
P「好きな場所に建てられたらいいのになあ……」
亜美「ほ、ほら!山2つにちょっと先っちょ付けて……」
亜美「おっぱい!なんちゃって!」
P「……はぁー」
亜美「あはは、はは……」
P「……でも現実は、崩れちゃったらそれでお終いなんだよな……」
亜美「……」
P「……グスッ」
亜美「あーもう!兄ちゃん泣かないでってば!」
P「うえ……」
亜美「ほら、今泣いたら手砂だらけだよ?」
P「うええ……」
亜美「目擦ったら、めっちゃ痛いよ?」
P「……」
亜美「ね、だから、泣かないで兄ちゃん」
P「……」
P「……」
亜美「……」
P「……」
亜美「……あ、アリだ」
P「え!どこ!?」
亜美「ほら、そこ」
P「え?どこ……」
P「あー!wwwwwwwwいたーー!!」
亜美「う、うん……」
P「ちょwwwwww亜美wwwwwwww巣、探そうぜ、巣!!」
亜美「……」
亜美「う、うん!次はアリの巣探しだねーwwwwwwwwwwww」
P「あったwwwwwwwwアリの巣wwwwwwwwwwww」
亜美「めっちゃすぐ見つかったねwwwwwwww」
P「やべえ、行列作ってるwwwwwwww」
亜美「ねーねー、なんかあげてみようよ!」
亜美「亜美、確かポケットに飴が……」ゴソゴソ
亜美「あ、あれ?無い」
P「んっふっふー、亜美よ、案ずるな」ゴソゴソ
P「見ろ!俺が角砂糖入り乾パンを持っている!」ジャジャーン
亜美「兄ちゃんすっげー!なんでそんなん持ってんの?」
P「それは秘密だ」
亜美「えー、ケチー」
P「まあまあ、ほら、見てろよこうやって角砂糖をアリさんに」ポイッ
亜美「……」ワクワク
P「……」ドキドキ
アリ「……」
亜美「……」
P「……」
アリ「……」クイックイッ
P「お?」
亜美「気が付いたね」
アリ「……」
P「……」
亜美「……」
アリ「……」
亜美「……なかなか運ばないね」
P「デカすぎるのかな」
P「ちょっと小さく砕いてやろう」パキッ
P「ほれ」ポイッ
アリ「……」
亜美「……」
アリ「……」ヒョイ
亜美「……おおー」
アリたち「……」セッセ
亜美「運んでるね」
P「運んでるな」
亜美「皆偉いねー自分たちより全然おっきのに」
P「ありのパワーはすごいからな」
P「働き者だよ」
亜美「……」
亜美「……ねえ」
P「何だ?」
亜美「……兄ちゃんはさ、新しい仕事見つかった?」
P「……」
P「……いや、まだだよ」
亜美「そっか……」
P「……」
亜美「亜美、びっくりしたよ」
亜美「今日たまたま事務所行くときにさ」
亜美「ちょっと違う道でも通って見よっかなーと思ってここ来たら」
亜美「兄ちゃん、こんな所でボーっとしてるんだもん」
P「……うん」
亜美「1週間前に兄ちゃん、急にいなくなっちゃてさ」
亜美「……みんな心配してたんだよ?」
P「……」
P「……ごめんな」
P「……」
亜美「おフロ、何日入ってないの?」
P「……3日」
亜美「ご飯どうしてるの?コンビニのお弁当?」
P「コンビニなんて行けないよ、体が臭いからな」
亜美「……じゃ、どうしてんの?」
P「これ」カランカラン
亜美「……乾パンが何?」
P「俺の、今日のお弁当だ」
亜美「……に、兄ちゃ……」ジワッ
P「これでも結構、お腹に溜まるんだよな」
亜美「うう、うっ……」グスッ
亜美「に、兄ちゃあん……」
P「泣くなよ……」
亜美「ねえ兄ちゃ
コメント一覧
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- 2015年03月17日 23:43
- このP、なんかかわいいな。
-
- 2015年03月17日 23:49
- ザリガニがイケメン
-
- 2015年03月17日 23:50
- 亜美はしっかり者だなあ!
-
- 2015年03月17日 23:51
- このザリガニ、後のザリガニPである
-
- 2015年03月17日 23:52
- 家焼けたショックで自暴自棄ってことかつまり
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