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ムハレムはトルコ、イスタンブールに住む耳の不自由な男性だ。彼の妹であるオズレムの協力を得て、町全体が一つになり、彼に素敵などっきりを仕掛けた。いつものように彼が町を歩いていると、町中の人が彼に手話で話しかけてくるのだ。まるでそれが当たり前であるかのように。
このどっきりはYOUTUBEで公開されるやいなや、感動が感動を呼び800万回の再生回数を超えた。
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これは、耳の不自由な人がバリアフリーで暮らせる社会を目指し、広告代理店のレオ・バーネット社とサムソン(トルコ)が共同で行ったもので、彼らは一ヶ月かけ、ムアハレムの近所に隠しカメラを設置し、企画を練った。その一方で、町の住民には手話教室に通ってもらい、みんなが手話を学んだ。
まず妹のオズレムが兄のムハレムを外に連れ出す。何も知らない彼にとっては、ごく普通の日だ。ところが、近くの店に入ると店員が手話で会話を始めた。「今日は、あったかいベーグルがあるよ」
ムハレムが外に出るとまた別の男性が手話で話しかけてきた。
「リンゴをどうぞ」
明らかに町の様子がいつもとは異なることに気づき始めるムアハレム。妹に向かって 「あの男性を知っているかい?」と手話で話す。「彼も耳が不自由なのかな?」っと戸惑いを隠せない様子。
道をゆく女性とぶつかった。すると彼女は手話で謝ってきた。
「ぶつかって、ごめんなさい」
極め付けはタクシーに乗り込んだ時だ。ドライバーが手話で挨拶をしてきたのだ。「こんにちは」
もはやムハレムの頭の中は大混乱。いったい何が起きているんだこの町は?
タクシーがたどり着いたのは、町の広場。タクシーを降りると町の人たちが次々とムハレムの周りに集まりだした。
ここで全てが明かされる。驚きと感動で思わず涙を見せるムハレム。
耳の不自由な人のためのビデオコールセンターのプロモーションの為のどっきりだと告げられたが、今日ほど感動した日はなかったという。こんなに大勢の人々の優しさに触れたのは人生で初めてだったという。
これがその映像である。
Hearing Hands - Touching Ad By Samsung
動画内字幕翻訳via:buzzfeed・原文翻訳:melondeau
●感動的な一日の始まり
2014年12月28日 午前8時 (トルコ、イスタンブール)
ドッキリ班:カメラを回して。
耳の不自由なムハレムと、妹でこの企画の協力者オズレムが外に出てくる。
通りの男性:(手話)「おはよう」
突然、通りすがりの男性が手話で挨拶をしてきた。
おや、と少し不思議がるムハレム。偶然だろうと思い、近くのお店に入ると...
店員:(手話)「今日はあったかいベーグルがあるよ」
彼も手話を?不思議に思いながらも店を出るムハレム。
ドッキリ班:来たぞ。いまだ。
わざとオレンジを落とす男性。それを拾ってあげるムハレムと妹。
すると、男性が手話で話しかけてきた。
男性:(手話)「ありがとう。お礼にリンゴをどうぞ」
ムハレム:(手話)「この人を知っているの?」
ムハレムと妹:(手話)「ありがとう」
ムハレム:(手話)「彼も耳が不自由なのかな?」
妹:(手話)「知らないわ」
お次は、道端の女性。
ドッキリ班:(待機していた女性に手で合図を送る)
わざとムハレムにぶつかる女性。
女性:(手話)「ぶつかってごめんなさい」
ドッキリ班:タクシー、彼らが向かっている。
ムハレム:(手話)「いったい、何が起こっているんだ?」
タクシーを止め、乗り込む二人。
なんと、ドライバーまでもが...
ドライバー:(手話)「こんにちは」
ムハレム:(手話)「こんにちは」
笑顔で挨拶を返すムハレムだが、その顔には明らかに戸惑いの色が現れている。
ドッキリ班:30秒後に広場に着きます。
ムハレム:(手話)「どこに向かっているんだい?」
妹:(手話)「あっちよ、あっち」
妹が指差すモニターに映し出されているのはサムソン社員の姿。彼女は、手話で「ムハレム、こんにちは」と呼びかけている。
ムハレム:(手話)「こんにちは、僕がムハレムだよ」
サムソン社員:(手話)「今回、私たちはあなたに少しのサプライズを用意しました。私たちの目標はバリアフリーの社会です」
ムハレム:(手話)「それはいい考えだね」
サムソン社員:(手話)「そのために、私たちの第一歩となるのが、ビデオコールセンターです。これは耳の不自由な人たちへのサービスです」
ムハレムの周りに次々と人が集まってくる。
思わず、目頭を押さえるムハレム。みんなの優しい気持ちが心に響いたんだね。
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コメント
1.
2.
3. 匿名処理班
記事読んで泣いて、動画でぼろぼろ泣いた
これをきっかけに町の人たちと手話で挨拶する機会増えるといいね
4.
5. 匿名処理班
目、目から汗…
白状します涙目です(ノД`)・゜・。
彼だけでなく、目が不自由な人も、耳が聞こえない人も、手や足が不自由な人も、みんなが心地よく暮らせる社会でありますように。
6. 匿名処理班
紹介記事の文面で目頭が熱くなって
動画みて涙腺が崩壊しちまったよ
優しさを実行している人はみんな良い顔になるね
7.
8. 匿名処理班
泣いた!
9. 匿名処理班
いや〜、記事と写真だけで泣けちゃって。
ちょっと動画見れんわ・・・
10. 匿名処理班
耳の遠い知人はみんなと一緒にいる時でも話についていけなくて孤独感を感じると。
みんながなんで笑ってるのかもわからないし、いちいち聞くのも気後れしてしまうと。
11.
12. 匿名処理班
ほんと素敵ですわ
涙出ますよ
13. 匿名処理班
これが当たり前の世界
14.
15. 匿名処理班
(T-T )( T-T)スンスン
16.
17. 匿名処理班
感動したけどそれ以上にこういうサプライズに参加したくなっちゃったよ
18.
19. 匿名処理班
これは良いドッキリだな
20. 匿名処理班
ビデオコールセンター、いいね!
私はコールセンターに勤めていて、相手の中には言葉が不自由な方もいる。そういう場合は、メールを利用してきたのだけど、人によってその障害の程度や状況は違うし、環境だってそれぞれだ。真に誰にでも対応できるよう、いろんなアプローチがあっていいと思う。
せっかく文明が発達していろいろ便利になったんだから、こういうことにこそ、その英知を使わなかったら、進歩してきた甲斐がないよね。
21. 匿名処理班
これに参加した町の人たちは手話をやってみようかなって気持ちになるだろうしなー!;;素敵な企画だ!!
22. 匿名処理班
ドッキリってこうあるべきだよね。