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こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時]
2014年08月06日 16時28分55秒
■体験談
この間引きこもり歴20年の従兄の部屋(離れ)を掃除したのだが、壮絶な戦いだった。
母親(伯母)に甘やかされ、大学生の時の一寸した挫折(失恋、しかも一方的な横恋慕)をきっかけに家の離れに引きこもり20年。伯母がずっと世話していた。
この前伯母が事故で亡くなり葬式があったのだが、従兄は離れから出て来ず。父である伯父は既に鬼籍。当然喪主として(2人兄弟の長男)立ち回らなければならないのにこの始末。それまでのうっ憤も溜まってた弟従兄が大激怒で絶縁を決意。籠り従兄を家から追い出す事に。
籠り従兄を離れから引っ張り出して掃除する事になったが、何せ20年間
伯母すら中に入った事無い離れ(食事はドアの前に置いておく)、中はどんな魔境になっているか分からない。あらゆる事態を想定し人選と装備は入念に行った。その時結成された突撃隊。








・弟従兄 籠り従兄の弟。当然隊長として任命。
・私旦那 消防隊員。力仕事担当
・私弟 高校・大学でラグビーをやってた巨漢。籠り従兄が暴れた時の確保要員&力仕事。
・私友人 女性にしては珍しくグロ耐性G耐性が異常に高い。男共が皆G耐性がゼロに近いので頼んで来てもらった。G退治担当。
・私 ひたすら掃除担当。
全員ヘルメット・ツナギ・軍手&ゴム手袋・マスク・ゴーグル着用。大量のゴミ袋・鋸等の工具、G退治用新聞紙を装備しいざ突撃。 
鍵は昔から無いので、私弟が得意の体当たりでドアを破壊し外す。しかしその振動でドア付近に積みあがっていた物が崩れ落ち足の踏み場もない状態に。ひたすら外に引っ張り出し袋詰め。時折現れるGに悲鳴上げる男共。友人が丸めた新聞紙でGを瞬○。延々とこれが続く。
6畳と4畳半二間の離れなのに、籠り従兄が居るであろう奥には中々辿り着けず。
そのうち弟が「まるめたぱんつがあらわれた。隊長6だめーじ」とド○クエの実況みたいな事言い始め、釣られて皆「Gがあらわれた。私旦那120だめーじ」「友人Gにこうげき。1000だめーじ。Gはたおれた」「くさったおかしがあらわれた」と言いながらひたすら作業。(実際こうでもして遊びながらでなきゃやってられない)

やっと突き当りの6畳に到達。閲覧禁止と言いたい位に汚れたピザおっさんと化した籠り従兄を文字通り引っ張り出し(抵抗はしなかったが動かなかったので)外に。隊長は捜索から離脱し(ずるい)籠り従兄になにやら話す。その間の我々は作業続行。あらかた中の物を出したところで、パソコン、ゲーム機等となんとか着れそうな服類をより分けた。
我々がより分け作業している時に弁護士らしい人がきて兄弟と3人で何か話し合い書類を書かせてた。最後にちょっと厚めの封筒を籠り従兄に渡すと、より分けた荷物と共に弁護士さんは籠り従兄を連れどこかにいってしまった。
後で弟従兄に話し合いの事聞いたら「取りあえずアパートは用意したからそこに住め、遺産の取り分は渡して置く、後は自分で生きていけ、俺(弟従兄)は今後一切お前(籠り従兄)には死んでも関わらん」と言い渡して縁を切ったそうだ。従兄実家も土地ごと売却するとも言ってた。
とにかくあの部屋の酷さは実に衝撃だったわ。ハウスクリーニングの業者さんを見る目が変わった。


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