居酒屋チェーン「和民」などを運営するワタミがメニューの価格値下げすると発表しました。

画像:【和民のメニュー】
和民のメニュー
http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13052111/dtlrvwlst/3051827/8824113/

19日、同社の清水邦晃社長が会見で明らかにしたもので、300円未満のメニューを現在の2割から

4割にアップし、ハイボールを450円から290円、生ビールを490円から450円などに引き下げると

のこと。

ただし、1皿あたりのボリュームを平均350グラムから316グラムへ減量します。

「わたみん家」は同日、「坐・和民」は4月2日、「和民」は4月9日からメニューを一新。

同社では値下げ断行でチェーンの業績不振を立て直したい意向で、3月期第3四半期決算において、

前年度同期比の売り上げがマイナス4.2%、営業利益3億2500万円の赤字、純利益56億4500

万円の赤字となっており、今年は9店舗を新規出店したものの、58店舗が閉店を余儀なくされています。

その背景について、清水社長は

「料理が遅い、量が多すぎる、価格が高いといった顧客の声が多いものの、対応できていなかった」
「かつての和民は安くておいしい居酒屋が売りだった。その後、付加価値の高い個人経営のような店を目指したが、あくまで居酒屋チェーンに安さを求める顧客との間にギャップが生まれてしまった」

と語っています。

なお、同社が値下げするのは10年ぶりです。

客を取り戻せるか・・!?

注目です。