【冴えない彼女の育てかた】 冴えない嫁の育てかた 【詩羽編】
【冴えない彼女の育てかた】 冴えない嫁の育てかた 【加藤恵編】
【冴えない彼女の育てかた】 冴えない嫁の育てかた 【英梨々編】
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~マンション~
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詩羽「ねぇ、倫也くん」ユサユサ
詩羽「早く起きなさい」
倫也「う、う~ん...もうそんな時間?」
詩羽「えぇ、早くしないと会社に遅刻するわよ」
倫也「...ん」
時計を見ると8時半を過ぎたところだった
倫也「...今日は土曜だろ、会社は休みじゃないか...」
詩羽「はぁ...何言ってるの倫也くん」
詩羽「あなたが「大事な用があるから明日会社に一緒に行って欲しい」って昨日言ったんじゃない」
詩羽「もう忘れたのかしら?」
倫也「...もちろん覚えてるよ、すぐ支度する」
詩羽「えぇ、私はもう支度終わっているから早く来てね」
倫也「おっけ~...」ふぁぁ~...はぁ...
倫也「...さてと、それじゃあ"準備"しますか」
俺が勤める会社「株式会社 S-Works Entertainment」は今から5年前、大学を卒業した詩羽先輩が立ち上げた会社だ
高校卒業後も、「Blessing software」のサークルメンバーとは連絡を取り合っていた
その中でも特に詩羽先輩とは、直接会う頻度が高かった(半ば強制的に呼び出されてだったけど...)
詩羽先輩と付き合うことになったり、同棲しだしたのもこの頃からだった
(この事で英梨々と一悶着あったらしいが詳しいことは知らない、女と女の話だそうだ)
そして俺は大学卒業後、大学在学中に詩羽先輩から誘われていた「株式会社 S-Works Entertainment」に入社した
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5年前 ~株式会社 S-Works Entertainment本社~
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倫也「はぁ~、ドキドキする!」
詩羽「何をそんなに緊張しているのかしら?ただのクリエイターとの顔合わせでしょ?」
倫也「何って!緊張するに決まってるじゃん!」
倫也「これから作品を作っていくための大事な仲間だよ!」
倫也「その仲間がいったいどんな人たちか気になって、昨日眠れなかったんだから!」
倫也「そりゃ、詩羽先輩g」
詩羽「...」ギロッ
倫也「う、詩羽が集めてきたクリエイターだから良い人材なのは間違いないと思うけど...」
詩羽「...///」ニヘラ
倫也「...」
倫也「...やっぱりどうしても気になるよ」
詩羽「まぁ、そうね...」
詩羽「各クリエイターの特徴を上げるのであれば...」
詩羽「原画担当の子は、背が小さくて、金髪の可愛い女の子よ」
詩羽「それとプログラミング担当の子は、少し影が薄いけど可愛い女の子よ」
詩羽「シナリオ補佐がいるんだけど、その子はアンバランスだけど可愛い女の子よ」
詩羽「後はBGM担当の子だけど、モデルみたいな体型の可愛い女の子よ」
倫也「ん?待てよ...え、えぇええ!!!」
倫也「ちょ!聞いたところじゃ俺以外、全員女子じゃないか!」
詩羽「えぇそうよ、何か問題あるかしら?」
詩羽「私は、優秀なクリエイターを集めただけであって、それがたまたま全員女の子だっただけよ」
倫也「えぇ~...」
詩羽「あっ、もし他の女の子に手を出したら!」
詩羽「あなたの???を○○○して二度と「ピー」できないようにしてやるから!」
詩羽先輩の目が笑ってなかった
倫也「ひっ!」マエカガミ
詩羽「まぁ冗談はさて置き、そろそろ急がないと遅れちゃうわ」
詩羽「急ぎましょう倫也くん」
倫也「あっ、うん!」
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~株式会社 S-Works Entertainment会議室~
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ガチャ...ギギギッ...バタン
詩羽「遅れてごめんなさいね」
???「ちょっと!遅いわよ!社長が顔合わせに遅れてどうすんのよ!」
倫也「ん?...!英梨々!?」
???「...え?えぇ!!!!!倫也ぁ!?」
倫也「久しぶりだな!英梨々!元気にしてたか?」
英梨々「えぇ!私は元気よ!倫也こそ元気そうでよかったわぁ!」
英梨々「でも、どうして"コイツ"の会社なんかにいるのよ?」
詩羽「だ・れ・が"コイツ"ですってぇ!」
詩羽「まだ上下関係がわかっていないようねぇ!このワンコは!」
英梨々「だ、だからワンコ言うなぁ!」
詩羽「それより、他のクリエイターはどこに行ったのかしら?」
英梨々「それなら「???」がまだ来てないから「???」に迎えに行かせたわ」
英梨々「まぁ???なら、さっきからそこでスマホいじってるけど」
倫也「え?」
???「ん~?」キョトン
詩羽「まったく...相変わらずのステルス性能ね加藤さん」
倫也「加藤ぉ?!」
加藤「あっ久しぶりだねぇ~安芸くん」フリフリ
加藤「なにげに直接会うのは、高校卒業以来だねぇ」
倫也「あぁ!そうだな!久しぶり加藤!元気だったか?」そしておかえり俺のメインヒロイン!
加藤「まぁ~、ぼちぼちかなぁ~」
詩羽「分かっていると思うけど、加藤さんはプログラマーであってメインヒロインでは無いわよ」
倫也「...」ギクッ
詩羽「そこの区別はしっかりね...と・も・や・く・ん」ニコ
倫也「は、はい!」
ピロンッ
加藤「あっ...メール帰ってきた」
英梨々「恵、だれからのメール?」
加藤「「???」ちゃんからぁ、「???」さん見つけたからすぐ連れて来るって」
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数分後
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ガチャ...ギギギッ...バタン
???「はぁはぁはぁ...遅れてすいません!」
???「ちぇ~っ、もう少しで良い歌詞が書けたのになぁ」(-ε-)ブーブー
倫也「い、出海ちゃん?」
???「...って!えぇええ!倫也先輩!?」
倫也「うわぁ~!出海ちゃんだ!」
倫也「まさか出海ちゃんもこの会社に入社したの?!」
出海「え?あぁ、いやぁ~そうじゃなくてですね」
出海「まぁ私は別にそれでも良かったんですが...親が「大学には行きなさい」って」
出海「だから今は、大学に通いながらのお手伝いと言うことです!」
出海「なので倫也先輩!これからも宜しくお願いします!」ペコ タユンタユン
倫也「あはは、こちらこそよろしくね出海ちゃん(確かにアンバランスだ...どことは言わないけど)」
出海「えへへ」ニコニコ
???「お~いトモ~?」
???「私もいるんだぞぉ~?」
倫也「ん?あぁ、みっちゃんもよろしくな」
美智留「あれ~?私の時だけ反応薄くない?」
倫也「だってみっちゃんとは毎年正月とかに家族ぐるみで会ってるし、別に久しぶりとかでも無いし、BGMで予想できたし」
美智留「へぇ~、そう言うこと言っちゃうんだぁ?」
美智留「そんな奴はこ・う・し・て・や・る~!」
倫也「え?ちょっ!」
倫也「や、やめろぉ!みっちゃん!痛いって...色々当たってるって!」
美智留「ほらほら~どうだ!」
倫也「く、首が...しまる...」
美智留「あれれ~もう降参~?」
倫也「う、うぅ~,..」
詩羽「そろそろ、そのアホ面を放してあげて美智留さん」
美智留「え~今からがいいとこなのにぃ」
詩羽「それと倫也くん...あとで個別に話があるから」ギロッ
倫也「そんなぁ~...」
詩羽「とりあえず、一通り挨拶が済んだところで簡単な自己紹介をしてもらいましょうか」
詩羽「まずは私ね、株式会社 S-Works Entertainmentの社長でシナリオライターよ」
詩羽「そして倫也くんの"彼女"よ!」
倫也「ぶーっ!」ゲホゲホ
英梨々「ぶーっ!」ゲホゲホ(どのタイミングでぶっちゃけてんのよ!)
加藤「わ~お!///」
美智留「ひゅ~!やるじゃんトモぉ!」
出海「...あれ?」
出海「倫也先輩の彼女さんって恵さんじゃないんですか?」
加藤「え?」
倫也「ち、違うよ!出海ちゃん!加藤はメインヒロインだから!彼女じゃないから!」
加藤「元...だけどね」
倫也「ちょっ加藤!"元"だけじゃ誤解が生じちゃうだろ!」
出海「あぁ~元カノさんでしたか!」
倫也「だから違うんだよ出海ちゃん!元メインヒロインってことだから!」
詩羽「...」ゴゴゴッ
ものすごい殺意を感じた、あぁ...最近詩羽先輩ってヤンデレの素質ありそうだと感じる事が多くなってきている
詩羽「まぁ良いわ...今夜ゆっくり聞かせてもらうから...」
倫也「ははは...」
詩羽「仕切り直して、次は澤村さんお願いね」
英梨々「えぇ、原画の澤村・スペンサー・英梨々よ、よろしくね」
加藤「順番的に次は私だねぇ」
加藤「プログラミング担当の加藤 恵です、みんなよろしくねぇ」
出海「次は私ですね!」
出海「シナリオ補佐+色々やります!波島 出海です!」
出海「将来はこの会社に入社したいと思っています!なのでみなさんよろしくお願いします!」
美智留「じゃあ次!私~!」
美智留「BGM担当の氷堂 美智留で~すっ!みんなよろしくねぇ~」
詩羽「ちなみに美智留さんは所属バンド「icy tail」のライブなどで来れないこともあるから頭に入れておいてね」
詩羽「それじゃあ最後ね、ちゃんと締めてよ倫也くん」クス
倫也「あっ、うん!」
倫也「プロデューサーの安芸 倫也です!よろしくお願いします!!!」
倫也「えっと...俺、またみんなと作品を一緒に作ることが出来るなんて幸せだよ!」
倫也「みんな!あらためてよろしくお願いします!」
倫也「俺、絶対業界No1のプロデューサーになるから!」
5年ぶりに「Blessing software」のメンバーが全員揃った
またこのメンバーで作品を作れることがすごく嬉しかった
...回想終了
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~マンション玄関~
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倫也「おまたせ詩羽」
倫也「あら、遅かったわね倫也くん」
倫也「"準備"に少
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