【約100点】世界中の仮面が集合する展覧会「マスク展」が東京都庭園美術館で開催

東京都庭園美術館
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パリのセーヌ河岸にある国立ケ・ブランリ美術館が所蔵する仮面の展覧会「マスク展」が、東京都庭園美術館で2015/4/25日(土)〜6/30(火)の期間に開催されます。

アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク約100点が展示され日本国内における同館初の大規模なコレクション展となっています。

また、本展のテーマにちなんだ面白い企画もあり、マスク(仮面)及び顔のモチーフや模様を身に着けて来館したお客さんは100円引きになるそうですよ。医療用のマスクは割引対象にはなりませんよ。

仮面を身に着けることによって、人々は自然と向き合い、神や精霊といった目には見えない存在と通じ、物語を演じる表現者となりました。仮面は、肉体と意思をもつ人間と、それを取り巻く世界の境界に位置します。人は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模(かたど)った仮面を纏い、時に音楽やリズムとともに踊り、舞い、それと一体化することによって、我と仮面(=他者)という両者の力を併せ持つ存在(‘ハイブリッド’)となって、未知なる時空の扉を開こうとしたのです。それぞれの土地の特質や文化を背景に、人々の様々な願いが反映された仮面たちは、溢れる想像力に満ちたユニークなかたちや素材、スケール感によって生み出されています。本展は、<今>に伝えられるマスクの生き生きとした魅力を展覧し、その表現の本質に迫ろうとするものです。

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能面 翁 (日本) 20世紀中頃 © musée du quai Branly, photo Sandrine Expill

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仮面 (ジャワ、インドネシア) 19世紀 © musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

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ヤヌス仮面、イボまたはイガラ(ベヌエ、ナイジェリア) © musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

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オボド・エニイ仮面 イボ (ナイジェリア) © musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

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カヴァット仮面 バイニング (パプアニューギニア) © musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

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仮面 コディアック (アラスカ) © musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly

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仮面 ツォツィル (チアパス、メキシコ) © musée du quai Branly

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展覧会名:フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展
期間:2015/4/25日(土)〜6/30(火)
時間;10:00–18:00
場所:東京都庭園美術館(本館・新館)
住所:東京都港区白金台5-21-9
入場料:一般:1,200(960)円
大学生(専修・各種専門学校含む):960(760)円
中・高校生・65歳以上:600(480)円

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