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マイクロソフト、無料PCゲーム Halo Online 発表。限定ベータテストをロシアで開始 - Engadget Japanese


今秋発売予定の Xbox One ゲーム Halo 5: Guardians に向けて本格的なプロモーションを開始したはずのマイクロソフトが、突如として新作 PCゲーム Halo Online を発表しました。

Halo Online はマルチプレーヤー専用の無料PCゲームとして、この春からロシア限定でクローズドベータテストを実施します。



発表によれば、Halo Online はシングルキャンペーンなし、オンラインマルチプレーヤのみの無料PCゲーム。ロシア限定で、Innova Systems の4gameプラットフォームで展開します。

Halo シリーズのいわゆる正伝では、初代の Halo: Combat Evolved とHalo 2 が Xbox からかなり遅れて Windowsでリリースされた例がありましたが、Halo Online は旧作のリメイクや移植ではなく完全新作です。

ストーリーは「国連宇宙軍の秘密施設 Anvil (鉄床) を舞台に、SPARTAN-IV兵たちが戦闘技術の鍛錬と新兵器実験のため演習を繰り広げる」という、話があるようなないような番外的内容。


Halo シリーズにもとうとう「基本無料」の波が来たか!Xbox One の Halo 5 はどうなる?と思ってしまいますが、マイクロソフトの Haloシリーズ担当スタジオ 343 Industries は「Halo Online は将来のPC向けHaloゲームの姿を示しているのですか?」との質問に対して、Halo Online は「どうやって新規ファンを Halo 世界に迎えるべきか学習するための機会」と答えています。


こうした目的から北米など他の地域での展開予定は発表されておらず、内容もロシア市場にあわせてカスタマイズされているとのこと。仮にロシア以外の地域で展開することがあれば、またその地域にあわせたカスタマイズが前提とされています。

4月中のクローズドベータ開始が発表されたものの、いつ正式サービスに移行するのか、あるいはしないのかについても明確な決定はしていません。また Xbox One での提供予定もなし。


具体的なゲームシステムについては公表されていませんが、ゲームエンジンは大幅に改変したHalo 3 エンジンをベースに、低スペックPCでも滑らかに動作するよう最適化を施したとされています。ゲーミングPC向けのゴージャスなグラフィックを売りにしたタイトルではありません。

伝統ある人気ゲームシリーズが、中国など市場構造の違いから参入が難しい地域向けに基本無料のオンライン専用バージョンを展開する試みは、すでに Call of Duty シリーズなどでも例があります。

一方、マイクロソフトみずから「学習の機会」と表現するように、Halo Online は将来的に正式サービスになるのかどうかも不明。とはいえ低スペックPCでも快適ということは、軽量なノートや最近人気のWindowsタブレットでも遊べるということ。外伝スパルタンアサルトを除けばひさびさのPC版 Halo を、対戦特化でさくっと遊べるのはロシア以外でも需要がありそうです。対ロシア級のカスタマイズを施せば、Haloの認知が低くXbox Oneの普及台数はさらに低い日本市場も再攻略できないともかぎりません。
マイクロソフト、無料PCゲーム Halo Online 発表。限定ベータテストをロシアで開始

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