男「尻触り放題?」
- 2015年03月27日 23:10
- SS、神話・民話・不思議な話
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魔「いらないなら別に…」
男「あぁ分かった分かった、くださいください」
魔「うむ、素直でよろしい」
スッ
男「これが…ではさっそくゴクリ」
魔「うん」
男「…」
サワッ
魔「ひゃあっ!」
男「…」
魔「だ、誰だボクのお尻を触ったのは!?」
サワワ
サワワ
サワワ
男(さとうきび畑…)
魔「んきゅうっ!誰だぁ~もぉ~」
男(ほぅ、やはりバレぬか)
魔「さぁ、存分に触ってきたまえ」
男「お、おぉ。そうだな、ありがとう」
魔「えっへん」
男「…」
サワワ
魔「ひゃんっ!」
男「…」
モミリ
魔「いたっ…誰だ、誰なんだよぉ~もぉ!」
男(やはりばれない、完璧だな)
サワワ
魔「…んっ」
男(おや、声が)
サワディー
魔「っはっ、んんっ…」
男(この小娘…まさか…)
魔「いっ…やぁ…んっ」
フルフル
男(ほぅ。ションベン臭ぇガキだと思ったが、これはこれは…なかなかどうして)
サワッ サワッ グイグイ
魔「はぁぁぁっ…くきゅぅん…」
トロォン
男(ハッ、とろけてやがるぜ!)
ウルウル
男(懇願…ハッ、大した魔法使いサマだぜこいつァ!)
サワリリリリリ
魔「あ゛、んあ゛あ゛あ゛!」
男(ハッ、これが破瓜の痛みも知らねェガキの出す声かよ!)
ズキッ
男(ず、頭痛…あ、あた、まが…われ…ぐぁぁぁぁぁ!)
キィィィン
ンチャァ…
男(な、何だ…記憶…蘇っ…あぐっ…これは…しらな…お、れ…は…いったイ…)
グワン グワン
バタリ
――さん――
――とう――
――とう、さん――
――とうさん――
男(こ、え…誰の…声だ…)
?「父さん…」
男(父さん…?俺をそう呼ぶ声…?)
?「もうっ、父さん!」
バシィッ
男「痛っっってぇぇぇ!」
男「は?え?」
?「確かに適度な休息は必要だけど、ゆっくりもしてらんないって…分かってる?」
男「は…?」
?「…父さん、どうしたの?…まっ、まさかさっきブン殴ったせいで脳が…!」
キィィィン
ンチャァ…
男(っ、また頭痛か…いや、これは…そうか、意識が…だんだんとはっきりしてきたぞ)
男(俺は男。村長の依頼でモンスター討伐に…娘と共に山奥まで来た…そうだ、そうだった)
男(だがおかしな気分だ…俺はさっきまで…いや、思い出せない…夢…何か不思議な夢を見ていたのか…)
男「ん、あぁ、そうだな。村長直々の依頼だ、しくじるわけにゃいかねェ」
娘「分かってるなら…ほら、先を急ぐわよ」
――――――――――
男「霧が濃くなってきたな…気をつけろよ」
娘「父さんこそ」
男「ハッ、親にきく口かよ」
テクテク
ザワッ
男「っ、どうやらおでましのようだな」
男「よう、野菜泥棒。村の状態も少々良くなくてな…あンまり盗まれちゃあ困ンのよ」
娘「命までは取らない、『中央都市』で少し反省はしてもらうけどね」
男「そういうこった。ユーコピー?」
娘「ゴブリンが…喋った!?」
男「ほぅ、なかなか高度な言語術式がかかってンな…」
娘「わ、分かるの?」
男「ちょいと魔法の匂いがする。それにこいつァ…いや、まぁいい」
ゴブ「もの好きナニンゲンがいてナ…小さな魔法つカいのガキだっタ」
ゴブ「われワレは…ニンゲンに支はいサレはしナイぞ…『王』がふっ活する…その日まデ…」
男「ハッ、気長だねェ。てめェらの崇める王は死んだ、俺が殺した!」
ゴブ「知ってイル…小さナ村の、平凡ナ村人が…われらの王をほろぼシタ…男…前がナァァァ!」
ゴブ「下等なニンゲンのぶんざイで…」
娘「はいはーい、お喋りはそこまで。過去の話なんて興味なーし。ちゃっちゃとお仕事お仕事、でしょ、父さん」
男「ハッ、さすが俺の子、よく分かってらァ」
スッ
娘「ふつーの竹刀だけど、全身打撲くらいは覚悟してもらうから」
ゴブ「そうヤッてすぐ武力で解ケツする…やはりニンゲン、ねだやシにするしかナイようダ!」
娘「してみなさいよッ!」
ダッ
ブゥン
娘「面ッ!」
カチーン
キィン
娘「なっ、硬質化した!?」
ゴブ「しょほテキな魔法ならつかえルんでな…こぉんナものもナ!」
ボウッ
娘「っ、熱ぅ!」
男「ハッ、火球か…確かに初歩的な魔法だな」
娘「冷静に分析してんじゃないわよ!」
男「おっ、退いたか」
娘「魔法を使うなら、攻め方を変える必要があるわ」
男「ハッ、冷静で結構」
娘「私を誰だと思っているのよ?」
男「さすが俺の娘だ。なら口先だけじゃねェって証明できるな?」
娘「もちろん…よっ!」
娘「精霊よ、集え!」
キラキラ
娘「フェラソード!」
ゴブ「…」
男「…」
娘「…」
ゴブ(言いなおした)
男(言いなおした)
娘「精霊の力をちょこっと借りたわ…フェアリーソードは魔法を無効化する力を持つ!」
シャキーン
男「ほぅ…例の魔法使いから聞いていたか?」
ゴブ「あぁ…おまエは…おまエら親子の事は、特にナ」
男(ハッ、随分嫌われたなぁ俺も…しかしアイツ…どういうつもりだ?)
コォォォ
ビキッ ビキッ ビッキーズ
ゴブ「ほとばしる筋肉、そして汗、汁…これが究極にして至高、地上最強の武器なのだ!」
男「喋り方!普通になってンぞ!」
ゴブ「あ、しまっタ、間違エタ」
男「てか、下半身えらいことになってンぞ」
ヒラケ ボッキッキーズ
娘「り、リアルポンキッキーズ…///」
ゴブ「あ、こりャしつ礼」
ジュルリ
ゴブ「あ、あんまみんな///」
男「ハッ、恥ずかしがり屋かよ!」
ズキッ ズキッ
男「ず、頭痛…あたまが、割れそうだ…ぁぁぁ!」
娘「と、父さん!?」
男「がぁっ…ぐぅぅぅ、くそっ、くそっ、くそっ…収まれ、収まりやがれェちくしょゥゥゥ!」
キィィィン
ンチャァ…
男「意識、が…ゆら、ぐ…」
グラァ
グワン グワン
バタリ
男(っ、頭痛が、まだ…っ!)
キィィィン
ンチャァ…
男(ここは俺の部屋…そうだ、俺は学校帰りに、変なガキに声をかけられて…怪しげな薬を…)
男(それから…どうなった…どうやってこの部屋まで来た…記憶が、はっきりしない…)
キィィィン
キィィィン
ンチャァ…
男(それに、さっきまで変な夢をみていたような…駄目だ、思い出せない)
ドンドンッ
?「男ー、いる
コメント一覧
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- 2015年03月27日 23:35
- 読んで損した
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- 2015年03月27日 23:36
- なにこれ4ねよ
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