Phone Arenaは25日(現地時間)、韓国サムスンが、2016年内にも ”折り畳み可能なスマートフォン” の投入を計画していることを、韓国メディアBusiness Koreaに対して公式に明らかにしたと伝えています。
先日USPTOに承認された「折り畳み可能スマートフォン」の特許図面
なお、今月中旬には既に米国特許商標局(USPTO)によって ”折り畳み可能なスマートフォン” に関する技術特許が正式に認証されているほか(過去記事)、昨年末には2015年内に ”折り畳み可能なAMOLEDディスプレイ” の量産開始が計画されていることがサムスンの幹部によって公式に明言されています(過去記事)。
あくまで計画は計画に過ぎませんが、しかしこれらの情報を加味するに、2016年内に折り畳み可能な構造を有したスマートフォンを登場させるための土台は既に整えられつつあると言っても良さそうです。
折り畳み可能なAMOLEDの構造解説図
なお今回、サムスンのライバルであるLGも、Business Koreaに対して近い将来のディスプレイ事業に関する展望を明らかにしています。それによると、LGは航空機や高級車の分野をターゲットに見据えて、”透明ディスプレイ”(向こう側が透けて見えるディスプレイ)の開発に取り組んでいるとのこと。ただし、製品化や大量生産には、まだしばらくの時を要する段階の模様です。
果たして、サムスンが開発を進めている折り畳み可能なスマートフォンは、どのような形で登場することになるのでしょうか。コンセプト的な端末となるのか、もしくは真に有用な機能性を備えた端末となるのか。後者であることを願いつつ、続報に期待です。
[Business Korea via Phone Arena]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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