Fudzillaは27日(現地時間)、米Micron Technologyと米Intelが共同で、1モジュールで256Gb(32GB)の容量を実現する3D NANDフラッシュメモリを正式に発表したことを伝えています。
新たな技術で製造されたこのNANDフラッシュメモリは、従来的な ”平面構造”(プレーナー構造) ではなく ”積層構造” (3D構造)を採用しており、 競合品の3倍のメモリ容量を実現しつつも、消費電力と製造コストの削減にも成功しているとのこと。
両社幹部は、既に一層式のNANDフラッシュメモリは構造上の限界に近付きつつあり、積層式(3D)こそが唯一の ”打開策” であることや、この新型メモリは主にSSDへの採用が見込まれていることなども明らかにしました。
また今回、時をほぼ同じくして、東芝と米SanDiskも新たな3D NANDフラッシュメモリを発表しています。「BiCS」と名付けられたこの新型メモリは、”48層積層構造” を採用する3Dフラッシュメモリとなり、1モジュールで128Gb(16GB)の容量を実現。
現行製品と比較して、書き込み速度の高速化、書き換え寿命の向上などの信頼性向上も果たしている模様です。なお、既にサンプル出荷を開始しており、2016年前半にも実際の製品の出荷開始が計画されています。
既にGPUの分野においても、スタックドメモリ(2.5D)などの積層型メモリの採用が本格的に開始されつつあり、”新時代” の幕開けもいよいよ目前に迫りつつあるようです。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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