龍驤「これはアカン・・・」
~執務室~
龍驤「おーい、演習おわったで~・・・ってなんや、居らんのか」
龍驤「全く、人使い・・・いや、艦娘扱いの荒いやっちゃなぁ・・・」
龍驤「この前かってせっかくの休みに買い物に付き合わされたし・・・」
龍驤「・・・」キョロキョロ
龍驤「・・・ホンマに誰もおらんのやね?」
龍驤「んふふ~♪それじゃあ・・・よっと♪」ポフンッ
龍驤「ん~♪快適♪この椅子、すっごいフカフカや♪座らせてくれんのも頷けるわ~・・・」
龍驤「全く、自分だけこの椅子独占しよって・・・たまにはウチらにも座らせんかい!」
龍驤「・・・ウチも駆逐艦の子等のように膝に座りたいなぁ・・・」
――カツカツカツッ――
龍驤「!、ヤバイ!帰って来よった!か、かくれんt・・・いや!報告しに来たんやから堂々と・・・」
―バァン―
提督「・・・」
提督「・・・」
古鷹「・・・」
龍驤(・・・つい隠れてもうた)
提督「・・・」
古鷹「・・・」
龍驤(なんや、古鷹かいな・・・そういや今日は秘書艦やったな)
提督「・・・」椅子に座る
古鷹「・・・」大量の書類を机に放り投げる
提督「・・・ちっ」
龍驤(・・・あれ?古鷹ってあないガサツな子やったっけ?)
提督「・・・」カキカキ
古鷹「・・・」さらに大量の書類追加
提督「・・・チィッ!」
龍驤(なんやねんさっきからこの空気・・・つか舌打ち・・・)
龍驤(ってか、さっきから会話ないやん・・・)
古鷹「・・・」掃除中
提督「・・・」
提督「・・・」ゴミポイッ
古鷹「・・・」
提督「・・・」
古鷹「・・・チッ」ゴミ拾い
龍驤(えええええええ!!?あの古鷹が舌打ちしよった!)
龍驤(もしかしてあの二人、そない仲悪いん・・・?)
古鷹「・・・」雑巾掛け
提督「・・・」湯呑取り出し
古鷹「・・・」
提督「・・・はぁ」
提督「・・・!!」湯呑ダァン!
龍驤(ひぇっ!)
古鷹「・・・チッ」湯呑奪い
提督「・・・」
古鷹「・・・」給湯室向かい
龍驤(・・・はぁ、古鷹が出よった・・・もうなんやねん・・・)
提督「はぁ・・・」
龍驤(なんやろなー・・・見たくもない一面みてしもうたなー・・・)
―ガチャ―
古鷹「・・・」
提督「・・・」
龍驤(?、えらい早いな・・・)
古鷹「・・・」湯呑を床に置き
古鷹「・・・」雑巾をギュ~~
龍驤(アカンアカンアカン!!!それ本人の前でやるか普通!!?)
古鷹「・・・フッ」湯呑を机に置く
提督「・・・」
古鷹「・・・どうぞ、粗茶ですが」
提督「・・・」
提督「・・・チっ!」
龍驤(なんやねん・・・ホンマなんやねん・・・)
提督「・・・」ズズッ
提督「・・・」
提督「・・・おい」
古鷹「あ”っ?」
―バシャッ―
提督「入れ直せ」
古鷹「・・・」ビショビショ
龍驤(あっかぁああああああん!!!それ人として一番やったらあかんことやで!!)
龍驤(見損なった・・ウチ、君のこと見損なったで・・・)シュンッ
古鷹「・・・あのさぁ」
提督「あん?」
古鷹「おんどりゃええかげんにせえよ!こんダボ!!」
古鷹「毎日毎日茶汲みに掃除!買い出しに雑務!!」
古鷹「私は何?家政婦?家政婦感覚で私を秘書艦にしてんか?馬鹿にしてんじゃねえよ!!」
提督「結果も出せないようなやつには一番お似合いだろうが!この能無し!!」
古鷹「はぁああああ!!??能無しはどっちだよこのボケェ!!まともな指示も出せないオメエのことだろうが!!!」
龍驤(おいおいおいおい!やめえや二人共!ウチそんなん聞きとうないで!)
提督「能無し?ああ、そうかもな!俺は能無しだ!そしてこんな能無しの率いる鎮守府に来たお前も能無しだ!」
古鷹「ハッ!本当に能無しですね!そんな子供じみた反論しかできないだなんて!」
古鷹「そんなんだから 童 貞 なんですよ!!」
提督「あ”っ?今なんつった?」
古鷹「童貞といったんですよ!やーい、どーてーどーてー!」
龍驤(お前ら煽るのやめえや!)
古鷹「ハゲで童貞とか、人生おわってますね!!」
提督「てめぇ・・・マジでふざけんなよ・・・」
提督「ハゲじゃねえよ!よく見ろ!ただ薄いだけだろうが!!」
古鷹「人はそれを ハ ゲ と呼ぶんですよ!!」
提督「じゃかしいわ!!おまえかって子供じみた反論しかしてねえだろうが!!」
古鷹「だって事実ですもーん!やーいやーい!」
提督「てめぇなぁ・・・!!」
龍驤(あかんこれ!止めたほうがええよな・・・でも飛び火してきそうで怖いわ!!)
提督「こっちがおとなしくしていると思っていい気になりやがって・・・」
龍驤(いや!大人しくない!全然大人しくない!)
古鷹「はっ、どうするんです?私をぶつんですか?やってみなさいよ!ぶてるものならぶってみなさいよ!!」
提督「・・・!!」
―パンっ!―
古鷹「・・・」
提督「ふー・・・ふー・・・」
龍驤(あわわ、や、やりよった・・・!)
古鷹「・・・フフッ、フフフフ・・・・」
古鷹「その程度ですか?」
古鷹「私たち艦娘は、常に深海棲艦と戦っているんですよ?」
古鷹「人が当たれば即死するような攻撃を、私たちは何度も食らって何度も耐えているんです」
古鷹「私たちからしたら人・・ましてや提督のビンタなんて蚊そのもの・・・いえ、それ以下です」
古鷹「そしてあなたは私に攻撃した!・・・つまり、やり返されても文句は言えないはずですよね?」
提督「艦娘が一般人への危害は違反だ」
古鷹「一回は一回です!さぁ!覚悟決めてください!それでも貴方は男ですか?チンチンついてるんですか?」
龍驤(あかん・・・もう泣きたい・・・)
古鷹「安心してください、死ねない程度に加減はしてあげます。これは私の優しさですよ?」
提督「はっ!おまえこそそんな度胸があるのなr」
―バッギャアアン!!!―
古鷹「はい、一回」
古鷹「さて、医療班を呼ばないと・・・」
提督「・・・ハハッ、随分と加減してくれたな」
古鷹「チッ、加減しすぎたか」
提督「どうした古鷹?死ねない程度に加減するんじゃなかったのか?この通り俺はまだピンピンしてるぞ?」
古鷹「ええ、そのようですね、提督は 軟 弱 な方ですから、これぐらいで十分だと思っていましたから」
提督「お前はそうやって 詰 め が 甘 い から、敵艦に逃げられるんじゃないのか?ん?」
古鷹「・・・てめぇのその減らず口を潰してやろうか」
提督「そうか、ならその前に解体してやるよ」
古鷹「・・・」
提督「・・・」
―ガッシャァアアン!!―
―パリィイイン!!―
―ガァン!!―
―ドガッバギっ!!―
龍驤(あかん・・・グスッ・・・もういやや・・・やめてぇな・・・ヒック・・)
―ばさぁ―
龍驤「あんたらええかげんにせえやぁあああああああああああ!!!!」
提督「!?」
古鷹「!?」
龍驤「な、なんやねんあんたら・・・ヒッグ・・・!ウチ二人共見損なったわ・・・グスッ・・・」
龍驤「二人の間になにがあったか・・ウグッ・・しらんけど・・・ヒグッ・・・なしてなん・・・ウゥ・・・」
龍驤「そりゃ確かに・・・ヒッ・・・キミは・・・ブェ・・・キツイ言い方したり・・・無茶言われたりしたけど・・・」
龍驤「それでもウチは・・・ズズッ・・・キミに着いて行くって決めてたんやで・・・!」
龍驤「古鷹かってそうや・・・うちらの中じゃ最古参で・・・チビだけやのうて・・新しく入った戦艦の面倒みたり・・・ヒグっ」
龍驤「ウチにかって優しくしてくれたやんか!!」
提督「龍驤・・・」
古鷹「龍驤さん・・・」
金剛「ソウデーッス!!」屋根裏からバーンっ
提督「!?」
古鷹「!?」
龍驤「!?」
金剛「私も見損なったデス、テイトク」
金剛「フルタカがティーにゾーキンの汚水を入れたのは殺意が湧きましたシ、テートクがレディーに暴力を振るう人とは残念デシタ」
金剛「最低デス」
大井「全く同感だわ」床下から大井っちインしたお
提督「!?」
古鷹「!?」
龍驤「!?」
金剛「!?」
大井「私も提督に悪態ついたり、罵倒したりはするけど、ここまでいくとわね・・・」
提督「お前たち・・・そんなところにいたのか」
提督「そ ん な と こ ろ に 隠 れ る 場 所 が あ っ た の か 」
龍驤金剛大井「・・・は?」
コメント一覧
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- 2015年03月28日 22:40
- あ艦これ
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- 2015年03月28日 22:53
- 安価でおしまいでいいのか
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- 2015年03月28日 22:54
- 最近おれの41cm連装砲が縮んだままなんだが、そういうことだったのか!納得した
-
- 2015年03月28日 22:59
- >3
大きさは兎も角連装って…、すごく…気になります
-
- 2015年03月28日 23:00
- もう♡りゅうじょうちゃんほんとすこ♡
-
- 2015年03月28日 23:05
- SS速報はこういう読者ばっかだよ
-
- 2015年03月28日 23:21
- ※3縮む前は46センチあったんか(困惑)
-
- 2015年03月28日 23:42
-
古鷹の舌打ちなんてご褒美やんけ!
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