「ゲームのどこが面白いのか」先日、飲みの席でこのようなことを言われてしまいました。で、僕はどう返したかというと、なんと、絶句してしまったんですね。そこで、その方との会話も終わってしまいました。
とくに何の感情も湧いてきませんでしたが、正直、うす暗い霧のようなモヤモヤしたものが心に残りましたね。でも、しばらくしてハッと気づいたのです。
「それって、永遠のテーマじゃんか……」
つくるひと、売るひと、やるひと、ゲームに関わるすべてのひとたちの永遠のテーマじゃん。ただひたすら「面白さとは何なのか」を追い求めて、先人たちが築きあげていったのがゲームの歴史そのものじゃん!
そう思ったとたん、僕の中の
うす暗い霧がスーっと晴れていったのでした。
※家に帰ったら仲良くファミコンをやっていた息子とその仲間たち 一方で、僕は「なんだか知らないけど面白い」とか「意味不明なのに泣けてくる」というような、理屈じゃないものも大好きなんです。
もちろん、ああでもない、こうでもないと考察するのも楽しみ方の1つですが、それは、くだらなかったり、斬新だったりするから面白いのであって、
“ゲームのどこが面白いのか”なんて王道は、偉いひとたちが考えてれば良くないですか?
昔のひとは理解できないことを妖怪のせいにしてましたよね。僕はそういった意味では、昔は本当に妖怪がいたんだと思います。そこにはロマンがあるじゃないですか。だから僕は「なんだか知らないもの」も大切にしたいし「わけの分からないもの」も守っていきたいわけです。
したがって、ゲームのどこが面白いのか?
矛盾してるようですが、どうやらそれは僕にとって
永遠のテーマではありますが答えは求めてないことだったようです。そして、そんな不思議な状態を表す言葉が、とっさに見つからなかったから、僕は絶句してしまったんですね。あー、スッキリした。
ちなみにその夜、ゲロゲロに悪酔いしたけどね(笑)
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でもオロチさんの意見も分かる気がします。好きなものに理屈はいらないって昔から言いますし。
「そこに山があるから登る」みたいな感覚ですかね?