春香『私、冬馬君のことが好き』冬馬「何!?」
冬馬「急に電話してどうしたんだよ!?」
春香『私、冬馬君のことが好きって言ったの』
春香『何度も言わせないでよね///』
冬馬「えっ…、でもお前にはファンやプロデューサーが…」
春香『いいよ、プロデューサーへっぽこだし、ファンだってどうせ他のアイドルに目が移っちゃうし…』
春香『でも冬馬君は違う、私のこと、ずっと見ていてくれた』
春香『だから…』
冬馬「おい、ちょっと待ってくれよ!その…唐突過ぎて何がなんだか…」
春香『…そうだよね、いきなり電話して告白されても困るよね…』
春香『ごめん…それじゃあこの話はなかったことに…』
冬馬「いや!待て…違うんだ!正直俺も好きだって言われてくれて…その…嬉しいんだ」
春香『本当!?』
冬馬「ああ…、だから…その…いや…えっと…」
春香『ねぇ冬馬君、実は私、遊園地のチケット二枚持っているんだけど』
春香『みんな仕事で忙しくて一緒にいける人いないんだ』
春香『それで、もしよかったらどうかな?』
冬馬「遊園地か?ああ、いいぜ…俺も正直暇だったんだ」
春香『本当!?よかった!』
春香『それじゃあ来月の1日に○○駅の犬の像の前、時間帯は…』
冬馬「よし、覚えたぜ」
春香『それじゃあ待っているからね!』
冬馬「ああ、わかった」
春香『約束だよ!』
冬馬「ああ、来月な」ピッ
ピッポッパッ
冬馬「あっ、プロデューサー?悪いけど来月の1日予定ができたから…誰か代わりを…」
冬馬「スマン!本当にスマン!どうしても外せない用事があるんだ!」
冬馬「その付けとして次は2倍ぶっ続けでやるから!」
冬馬「えっ、3倍?…いいぜ、やってやるぜ!」
冬馬「えっ…、ハイ、調子に乗りました………ごめんなさい…」
4月1日 ○○駅の犬の像の前
冬馬「………」
冬馬「よくわからないがデートの服ってこれでいいのかな?」
冬馬「アドバイスを北斗に聞いてみたんだが…」
北斗『そういうのは自分の力で何とかするものだよ』
北斗『ただ、俺から言えるアドバイスは…女の子の期待に沿えるようにすることくらいかな』
北斗『女の子の言うことを聞いたり、エスコートしたり…とにかく女子の満足がいくようにするんだ』
冬馬「女子が満足するようにか…よし!」
冬馬「今日一日頑張って天海を満足させてやるぜ!」
春香「誰を満足させるの?」
冬馬「うわっ!天海!?いつのまに!?」
春香「えへへ♪」
冬馬「いつからいたんだよ!?…つーか背伸びたな」
春香「冬馬君がくる前に隠れていたんだ~」
春香「それにしても今日の冬馬君の服、王子様みたいでカッコいいね!」
冬馬「そ、そうか?カッコいいのか!」
春香「でも流石にそんな服着たら目立ちすぎると思うよ?」
冬馬「うっ…すまん…正直何を着ていったらいいのかわからなくて…」
春香「あははっ!冬馬君らしいね!でもそういうところが好きだよ!」
冬馬「///」
冬馬「…ところで天海、なんか声かすれてないか?」
春香「歌いすぎて喉を痛めちゃって…」
冬馬「そうなのか…気をつけろよな」
春香「うん!それじゃあ早く行こう!」
冬馬「ああ」
遊園地
ワイワイ ガヤガヤ
春香「思ったより人多いね」
冬馬「カップルが自棄に目立つな…」
春香「でもこんなにカップルがいるなら、私が紛れ込んでも目立たないかもね」
冬馬「かもな、こんなこと世間が知ったらきっと…」
冬馬(…あれ?今もしかして俺ってスゲェヤバイ状況になってる?)
冬馬(考えてみたらこれスキャンダルものだよな…大丈夫かこれ?)
春香「冬馬君、どうしたの?行かないの?」
冬馬「えっ?あ…ああ、そうだったな」
冬馬「スマン、待たせて…行こうぜ」
春香「うん!」
冬馬(まあ、今はそんなこと気にせず楽しめばいいか…)
ジェットコースター
ゴオオオオオオオオオオオ!!!
春香「わああああああああああああああ!!!」
冬馬「ひゃあああああああああああああ!!!」
冬馬「ハァ…ハァ…、いきなりジェットコースターは…体に…悪いぜ…」
春香「ハァ…ハァ……」
冬馬「あ、天海…大丈夫か」
春香「ううん…冬馬君こそ大丈夫?」
冬馬「ああ、もちろんだ!こんなことでへたばる俺じゃないぜ!」
春香「そっか!それじゃあ次に行こうよ!」
冬馬「おう!」
コーヒーカップ
春香「あははははは!!!」グルングルン
冬馬「あわわわわ!!!」グルングルン
バイキング
冬馬「ひゃっほー!」
春香「ひゃっほー!」
お化け屋敷
春香「きゃあ!」ダキッ
冬馬「なっ///」ドキッ
春香「たくさん乗ったね~」
冬馬「ああ、そうだな!」
春香「冬馬君、なんか楽しそうじゃないね?」
冬馬「えっ、そうか?」
春香「うん…、なんかぎこちないっていうか、固いっていうか…」
冬馬「多分、慣れてないだけだと思う」
冬馬「こうして女子と一緒に行くことなんて全くなかったから…」
春香「私が初めてなの?」
冬馬「まあな」
春香「ふ~ん、そうなんだ」
冬馬「…な、なあ天海」
春香「春香でいいよ」
冬馬「そ、それじゃあ…は…はっ…春香…」
春香「なぁに?」
冬馬「その…」グー
冬馬「…は、腹が減ったからなんか食いに行かないか?」
春香「うん、いいよ!」
冬馬「よし!」
冬馬「ほら、クレープだ」
春香「ありがとう!」
冬馬「確か苺でよかったんだよな?」
春香「うん!」
二人「いただきまーす」
モグモグ
春香「おいしいね~♪」
冬馬「ああ」
春香「…あれ?冬馬君、ほっぺにクリームついてるよ」
冬馬「えっ、そうなのか?」
ヒョイ
春香「取れた」ペロッ
冬馬「……………」
春香「うん、おいしい!」
冬馬「…//////」プシュウウウウウ
春香「あははは!冬馬君顔真っ赤だー!」
冬馬「わ、笑うんじゃねえ!」
春香「あはは!それじゃあ次はメリーゴーランドに乗ろうか」
冬馬「ああ、いいぜ」
メリーゴーランド
春香「冬馬君が馬に乗ってね、私が馬車の中に入るから」
冬馬「ああ」
グオングオングオン
春香「なんかこれお姫様と王子様みたいだね」
冬馬「あ、ああ…」
春香「冬馬君が私の王子様的な感じかな?」
冬馬「俺が…王子…」
冬馬「俺が…天海…いや、春香の…王子様」
春香「どうかしたの?」
冬馬「いや、なんでもない…」
春香「楽しかったね!メリーゴーランド!」
冬馬「あっ…ああ…」
春香「どうしたの?あんまり楽しめてないね」
冬馬「そんなことない!すっごく楽しいんだ!」
冬馬「楽しいはずなんだが…いまいち実感がなくて…」
冬馬「今こうして春香と一緒にいられるのは…なんか夢見たいで…」
春香「ふ~ん…、それじゃあ本当に夢かどうか、あれで確かめてみようよ」
冬馬「あれって?」
春香「あの観覧車だよ!」
冬馬「観覧車…」
春香「ほら、いこ!」
冬馬「ああ…」
観覧車
ゴウンゴウンゴウン
春香「すっごく高いね~」
春香「どんどん高くなっていくよ~!」
冬馬「観覧車だからな」
春香「人を見下ろすってとても気分がいいよね、なんか王様になった感じがして!」
冬馬「…そ、そう…なのか?変わってるな…」
春香「…ねぇ冬馬君」
冬馬「なんだ?」
春香「…冬馬君は、私のことが好き?」
冬馬「うぇっ!?」
冬馬「そ、その…」
春香「…ごめんね突然こんなこといって、返事に困るよね…」
春香「聞かなかったことにして…」
冬馬「いや…その…」
冬馬「…正直にいうと…好き…かもしれない…」
冬馬「まだそういう実感がないからわからねぇ…けど…」
春香「…それじゃあ実感があったら好きになってくれるの?」
冬馬「…まあ、きっと…そうなる…かも…えっと…いや…」シドロモドロ
春香「冬馬君ったら、そんなに慌てなくていいよ!落ち着いてね」
冬馬「あ、ああ…スマン」
春香「ほら、言ってる間にもう観覧車が天辺についたよ」
冬馬「いつの間に…」
冬馬「…俺も…」
春香「え?」
冬馬「俺も…春香が…その…あの……好き…だ…///」
冬馬「きっと…いや、間違いなく…」
春香「そう…」
冬馬「…」
春香「ねぇ…」
冬馬「ん?」
春香「…」(目を閉じる)
冬馬「!?」
冬馬「…」ドックンドックンドックンドックン
冬馬「…」ドックンドックンドックンドックンドックン
冬馬「じゃ、じゃあ…いくぞ…」
春香「うん…」
冬馬「…」(目を閉じる)
ドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックン
冬馬「~~~~~~///」
カシャ
冬馬「えっ?」
春香「…」ピロリーン
冬馬「は、春香?」
春香「プックク…ククククク…」
春香「フッフフフクッククククク……なぁ~んてなwww」
冬馬「えっ?」
春香「イッヒヒヒヒハハハハハ!!!実に愉快だ!腹が痛すぎるwwww」
春香「まさかこうもあっさり引っかかるとはな!」
冬馬「は、春香?どうしたんだよ一体!?」
春香「面白いやつだなお前、ほんとに私のことをまだ天海春香だと思って…クッククククク」
春香「なら見せてや
コメント一覧
-
- 2015年04月01日 21:13
- 絶対に許さねぇドン・サウザンド!!!!!
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- 2015年04月01日 21:14
- 読むんじゃなかった
-
- 2015年04月01日 21:14
- あまとう…
-
- 2015年04月01日 21:20
- マジかよ春香最悪だな
-
- 2015年04月01日 21:21
- お慈悲をどうか,,,
どうか冬馬にも幸せをあげてよぉ!!
(悲願
-
- 2015年04月01日 21:23
- みなみけかと思った
-
- 2015年04月01日 21:24
- 今ではあまとうがプロデューサー
アイドルにあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル
なぜなら彼もまた特別な存在だからです
-
- 2015年04月01日 21:27
- マジかよドルべ最低だな
-
- 2015年04月01日 21:28
- これも全てドンサウザンドってやつの仕業なんだ!
-
- 2015年04月01日 21:36
- マジかよ本田最低だな
-
- 2015年04月01日 21:38
- 俺もみなみけかと
-
- 2015年04月01日 21:39
- 765プロの事務所でハニーがいないときはいつも鼻くそほじったりおならしたりする春香もきっと黒井社長の変装だったに違いないの
-
- 2015年04月01日 21:53
- ユグドラシル絶対に許さねぇ!
-
- 2015年04月01日 22:03
- ???「お前の純情を弄んだあの小娘が憎いだろう?見返してやりたいだろう?ならばこのスタドリを飲むがいい…。」
-
- 2015年04月01日 22:06
- ベエクタアアアアアアアアアア!!
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- 2015年04月01日 22:09
- 春香「さあ!(ジュピターを引きずり落とすための)良からぬ事を始めようじゃないか!!」
-
- 2015年04月01日 22:40
- カイト「どういう…オチだ?!」
-
- 2015年04月01日 22:43
- 姑息なSSを……
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- 2015年04月01日 22:51
- こんな虫のいい話は無いと思ってたらやっぱりね・・・
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- 2015年04月01日 23:02
- はいはい我のせい我のせい
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- 2015年04月01日 23:04
- 唐突なベクターに草
-
- 2015年04月01日 23:06
- 何やってんだよおっさんww
-
- 2015年04月01日 23:40
- 彼女は春香では無い(無言の腹パン)
-
- 2015年04月01日 23:49
- エイプリルフールネタだとは思ったけどまさかこんなに汚くなるとは思ってなかった
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