Pebbleの成功で感じる、クラウドファンディングサイトの変化
3月27日(金)、Pebble TimeがクラウドファンディングKickstarter上での資金調達を完了しました。調達総額は2000万ドルで、資金調達達成はもちろん、Kickstarter史上最も資金を集めたプロジェクトとなりました。それだけじゃありません。今回、資金調達を呼びかけたPebble第2世代は、プロジェクト開始からものの20分で当初の目標額50万ドルを達成。その後、資金調達スピードは緩まることなく、さらにたったの50分弱で100万ドルを達成。100万ドル達成最速プロジェクト記録ともなりました。
Pebble TimeにおけるKickstarterでの大成功は、ただの記録ではありません。近年、クラウドファンディングというものがどう変化したかという証拠でもあるのです。クラウドファンディングは、小規模ビジネスやアーティスト、デザイナーの草の根的資金調達場から、知名度の高いテック系企業や著名人にとっての新プロダクトを広く知らしめる場へと変わりつつあるのです。
とはいえ、小規模ビジネスが、KickstarterやIndiegogoといった資金調達サイトから置いていかれてしまうということではありません。現に、Pebble以前に記録を保持していたのは、Coolest Coolerであり、まさにDIYらしいプロジェクトでした。ちなみに、ポーランド出身のこのプロジェクトオーナーは、Coolest Coolerの1300万ドル、6万2000人支援の大成功の前に、幾度も失敗していました。
変わりつつあるクラウドファンディングサイト。草の根的場所としてのみ在るべきだ、いや、大手が登場できる場であってもいい、その意見は人それぞれで、揺れています。まさに、クラウドファンディングは今が過渡期といったところでしょう。
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(そうこ)
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