Fudzillaは31日(現地時間)、米AMDの次世代CPUアーキテクチャ「Zen」をベースにした新型APUに関する情報が、新たにリークされたことを伝えています。
Zenベースの製品は、まずはサーバー市場への提供が計画されていることが、既に先日AMDによって明言されています(過去記事)。
2016年に登場する見込みのZenベースのAPUにおいては、4チャネルのDDR4メモリとPCIe 3.0に対応し、16コアまでのCPUを搭載。更に、第1世代ないし第2世代どちらかのHBMを搭載した「Greenland」なるコードネームのGPU(過去記事)を統合し、極めて高いパフォーマンスを発揮する見込みとのことです。
また、HPC分野への提供も視野に入れられている模様ですが、仮に上記の情報が事実だとするならば、HPC向けのプロセッサとしては非常に魅力的な存在となりそうです。
なお、新型APUにおいては、4コアを1モジュールに収める ”モジュール構造” が採用され、最上位モデルにおいては4モジュール(16コア)が搭載されることになる可能性が指摘されています。
さすがに少々信じ難いほどに魅力的な情報ばかりな上に、以前に伝えられた ”Zen世代においてはモジュール構造(CMT)は廃止され、新たにSMTが採用される” という情報とも食い違っているように思われ、これをそのまま鵜呑みにするのは危険な印象も受けます。
とは言え、AMDがこの数年間の苦境を経て積み上げてきた ”経験値” が全て注ぎ込まれるであろう新型プロセッサなだけに、その性能には今度こそ期待しても良さそうです。
[Fudzilla]
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2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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