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澪「たらい回しをする病院なんて無くなっちゃえばいいんだよ!」



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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:27:39.63


澪「うう…!」

澪父「大丈夫か!澪!」

澪「痛いよ~…」

澪母「三日前の刺身なんて食べるからよ!」

澪父「仕方ない、直ぐに救急車を呼ぶからな!」

澪「うう…早く…」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:30:08.19


救急車内

隊員「どうやら食中毒ですね」

澪「あう…」

隊員「直ぐに受け入れ可能な病院を探しましょう」

澪父「もう大丈夫だ、頑張るんだぞ澪!」

澪「う…うん…!」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:33:06.59


澪「痛い…」

隊員「ええ、はい、そうですか。わかりました」

澪母「ねぇ、受け入れ先の病院を探すって、いったいどれだけ時間が掛かってるの!?」

隊員「どこの病院も受け入れができないようなんです」

澪父「受け入れが出来ない?どういうことだ!」

隊員「病院が満床だったり、専門医が不在だったりするからです」

澪「うう…」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:36:01.00


澪父「専門医が不在!?なんて怠慢な病院なんだ!」

隊員「急患を受け入れられる病院も少ないんです」

澪母「急患を受け入れられなくて何が病院よ!」

隊員「とにかく、急いで受け入れ可能な病院を探しますから」

澪「は…早く…」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:39:12.75


翌日

律「今日のおやつはなんだー!?」

紬「クッキーよ」

唯「おお~!このクッキー、美味しいだよねぇ」

梓「唯先輩、涎出てますよ」

紬「それにしても澪ちゃん遅いわね…」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:42:48.98


唯「何かあったのかなぁ?」

紬「さぁ、私は今日はまだ学校で見かけてないから…」

律「朝一緒に来たときは体調悪そうな顔してたぞ」

梓「そうなんですか?」

律「うん。なんかずっと愚痴っぽいことを言ってたな」

ガチャ

澪「…お待たせ…」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:45:58.62


律「あ!澪!大丈夫か?」

澪「う、うん」

唯「顔色悪いよ?」

澪「う、うん。大丈夫だから」

紬「どこに行ってたの?」

澪「トイレだよ…」

律「はっは、おなかが痛くてそんな顔してたのかー!」

澪「」ピクッ






15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:50:52.18


律「何か大事なんじゃないかと心配して損したなぁ」

澪「…食中毒だよ」

紬「えっ!」

梓「食中毒って…大丈夫なんですか?」

澪「大丈夫なわけないだろ!」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:54:34.80


澪「一日中お腹が痛くて教室とトイレを行ったり来たり!」

澪「授業中なんて、トイレのために抜け出すのがどれだけ恥ずかしかったか!」

律「澪…?」

澪「1日中お腹の痛みが抜けなくてイライラするし、最悪だよ!」

紬「お、落ち着いて!」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 17:56:48.41


梓「病院には行ったんですか…!?」

澪「…病院?」

梓「病院に行けば、お医者さんに診てもらえるし、お薬とかも貰えますよね」

澪「昨日行ったよ…救急車で」

唯「きゅーきゅーしゃ!?」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:00:53.46


唯「そ、そんなにお腹痛かったの…?」

澪「ああ…」

紬「でも、お医者さんには診てもらえたのよね?」

澪「ああ…」

律「それなら少しは良くなったんだろ?」

澪「良いわけないだろ!?」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:10:06.01


律「えっ」

澪「お前にわかるのか!?あの地獄みたいな苦しみが!?」

律「う…」

紬「救急車を呼ぶほどなんだもの。大変だったのよね」

澪「大変だったのは呼んだ後だよ。…今でも頭にくる」

梓「な、何かあったんですか…?」

澪「救急車のなかで2時間以上待たされたんだよ!」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:14:03.08


律「2時間!?」

唯「澪ちゃんの家から病院ってそんなに遠いの!?」

澪「そんなわけないだろ!?」

唯「」ビクッ

紬「えっと、それじゃあどうして…」

澪「病院が見つからなかったんだよ!ずっとずっと!!」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:18:44.52


律「病院が見つからないって、そんなことあるのか?」

澪「あるんだよ。どこも『受け入れられない』ってな」

梓「受け入れられない…?」

律「それって、テレビで前にやってたたらい回しってやつか!?」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:22:58.46


唯「ムギちゃん、たらいまわしって何!?」

紬「そうね。病院は患者を受け入れられないと、他の病院に回して欲しいってお願いするのよ」

唯「ふむふむ」

紬「それで別の病院に行こうとするんだけど、そこでも同じ理由で断られるの」

唯「えぇ、そんな!」

紬「それが繰り返されると、結局どこの病院にも行けずに病院を探し回り続けることになるわ」

唯「それがたらい回しかぁ…」

律「で、澪がそのたらい回しにあったと…」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:26:03.20


梓「それで、どうして病院は受け入れ拒否なんてしたんですか」

澪「満床だったんだってさ」

唯「満床?」

紬「病院の患者さんがもう多すぎるってことよ」

唯「そっかぁ。それなら仕方ないね」

澪「仕方ないわけないだろ!!」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:29:53.64


澪「満床なんて言ったって、もう病院の何処にもスペースがないわけじゃないだろ!?」

澪「それなら、私一人くらい受け入れてくれたっていいじゃないか!」

澪「私はあんなに苦しい思いをしてたって言うのに…!」

唯「澪ちゃんかわいそう…」

澪「それだけじゃない、中には『担当医がいない』って理由で断ってきた病院もあるんだ!」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:33:49.93


唯「たんとうい?」

紬「お医者さんにも得意、不得意があるの。今回澪ちゃんの病気を診るのが得意なお医者さんがいなかったのね」

唯「なるほど。それは仕方ないね」

澪「だから唯!仕方ないわけないだろ!!」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:38:04.10


澪「医者だってみんな同じ勉強はしてきてるんだろ!?」

澪「それなら、ちょっとくらい診てくれたっていいじゃないか!」

澪「少しでも診てもらえた方が私たちだって安心できる。わかるだろ唯?」

唯「確かに、その通りだね!」

澪「それに、担当医が居ないなんてのもおかしな話だ!」

澪「医者ならいつ患者が来てもいいようにずっと病院にいなきゃダメだろ!」






43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:44:47.93


紬「でも、お医者さんだって、休みの日くらいあるんじゃないかしら」

梓「ずっと働き続けてたらお医者さんの方が倒れちゃうかもしれないですもんね」

澪「じゃあなんだ、お前らは私が苦しい思いをしたのはしょうがないって言うのか?」

梓「えっ…」

紬「そういうわけじゃないけど…」

澪「自ら望んで医者になったんだろ?働きすぎで倒れるなら本望じゃないのか!?」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:48:05.23


澪「救急隊の人が言ってけど、最近急患を受け入れられる病院が減ってるんだってな」

唯「そうなの?」

澪「私に言わせりゃ、そんなの医者の怠慢だね」

澪「昔は出来てたのに今は出来ないなんて、あいつら夜働くのが嫌なだけじゃないのか?」

澪「とにかく、私は昨日思ったんだ」

澪「たらい回しをする病院なんて無くなっちゃえばいいんだよ!」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 18:49:34.72


なんで登校すんだよwww



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:04:45.90


梓「でも、病院によっては人の数が足りないとかもあるんじゃないですか?」

澪「私は人が足りない病院は潰すべきだと思う。変な期待をさせるよりマシだよ」

紬「確かに…澪ちゃんの言うことも一理あるわね」

澪「わかってくれたか、ムギ!」

唯「病気の人を診れない病院は病院じゃないよね!」

澪「唯!そうだ、そんなの病院じゃない!」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:11:52.34


澪「それで思ったんだ!ムギの家の力で役立たずな病院を潰せたりしないか!?」

梓「!?」

律「!?」

紬「潰す…?」

澪「そうだよ!あんな役立たずな病院どもはないほうがいい!そう思わないか?」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:16:53.83


律「…」

梓「でも、そんなことしたら病院の数が減って逆に困りませんか!?」

澪「ばっかだなぁ梓。潰した病院の医者が別の一つの病院に集まれば、病院の医者がいなくて困るなんてことがなくなるだろ?」

澪「選択肢が1つになればたらい回す必要もなくなるし。ベッドの数だけ増やせば万事解決だよ!」

唯「おぉ!澪ちゃん頭いい!」

澪「えへへ、そうかな」

紬「私も賛成よ!手を貸すわ!」

澪「本当か!ムギ!」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:21:06.15


紬「えぇ、早速お父様と話をしてみるわ!」

澪「頼んだぞムギ!」

律「…それで澪、まだお腹の調子は悪いままなのか?」

澪「うん。私のことを診てた医者がヤブだったのかな…」

唯「お薬とかは貰ったの!?」

澪「びおふぇるみん…だか何だかを貰ったよ」

梓「ビオフェルミン…?」

澪「やっぱりヤブ医者かなぁ。医者の質の向上のために医学部は12年制とかにすればいいのに…」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:28:01.21


部活終了後

律「三人ともどこか行っちゃったな…」

梓「先輩たち、本気で病院を潰すつもりなんでしょうか…」

律「う~ん、いくらムギん家が金持ちでもそこまでは出来ないんじゃないか?」

梓「で、ですよね!」

律「あたり前だろ。さて。梓、もう帰るぞ!」

梓「はい!」

ピッピッピ…

梓「あれ、電話ですか?」

律「ああ、歩くの面倒だから迎えを呼ぼうと思ってな」

律「11…9と」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:33:03.49


梓「119…って、救急車の番号ですよ?」

律「おう、それがどうかしたか?」

梓「先輩、どこか怪我したんですか?」

律「してないよ」

梓「してないのにどうして救急車なんて呼ぶんですか!?」

律「知らないのか?タダで楽に移動する裏技だぞ」

梓「…」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:42:23.96


数日後

澪「なぁみんな!聞いたか!!」

梓「どうかしたんですか?」

澪「○×病院が潰れたんだよ!」

唯「えっ本当!?」

紬「お父様がいろいろ手を回してくれたのよ♪」

澪「あそこは最初に私の受け入れを拒否した病院なんだ!ザマーミロだね!」

唯「おぉ!澪ちゃん、ムギちゃん、やったね!」

梓「…」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:50:00.59


紬「この調子なら今月中にあと3~4個の病院は潰せるみたいよ」

律(救急車なくならないだろうな…!?)

澪「この調子でどんどん病院を減らしていけば、もっと皆が住みやすい町になるぞ!」

唯「おお~、楽しみだね~」

梓「…」

澪「これが成功すれば、国も病院の数の削減に乗り出してくれるかもな!」

唯「国が?」

澪「そうだぞ!病院にかけるお金が無くなればその分他の政策にお金を回せるし一石二鳥だろ!」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 19:57:31.24


その後も次々と病院が潰れていった。

梓「こ、これで大丈夫なんですか?ちょっと不安です…」

紬「中央の病院はどんどん医者の数が潤って来てるから大丈夫よ」

澪「私の考えた案が現実になっていくのは見てて爽快だなぁ」

紬「…でもね」

澪「ん?」

紬「逆に個人で経営する診療所なんかは潰そうにもうまく手が回せないみたいなの」

澪「本当か!?」

紬「ええ。困ったわね」

澪「…」

澪「そうだ、いい方法を思いついたぞ!」






70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:03:17.92


◇△診療内科

澪「痛い!痛いよ~!」

紬「澪ちゃん、大丈夫!?」

受付「どうかしましたか!?」

紬「この子、さっき道で転んでこの怪我を…」

澪「痛いよ~!痛いよ~!」

受付「酷い出血…すぐに先生を呼んでくるから!」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:08:12.19


医者「どうかしたのかい?」

受付「この子、そこで怪我をしたらしくて…」

医者「…出血が酷いな。直ぐに診てあげよう」

律「痛いよ~!痛いよ~!」

医者「…」

医者「傷が深いな。もっと大きな病院で診てもらった方がいい」

医者「君、すぐに連絡を!」

受付「はい!」

澪「いたい!いたい!」

医者「大丈夫。応急処置はここで済ませてあげるからね」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:14:00.46


後日・◇△診療内科

澪「こんにちは」

受付「あら、前にうちに来た子よね?怪我の具合は大丈夫?」

澪「その件について先生にお話があります」

受付「ごめんなさい、今先生は診療中だから、休憩時間の時でもいいかしら」

澪「今がいいです」

受付「インフルエンザが流行ってて先に待ってる患者さんがたくさんいるの…」

澪「…勝手に入りますから」

受付「ちょ、ちょっと!」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:16:14.44


医者「それじゃあお大事に」

患者「ありがとうございます」

医者「いえいえ」

医者「…ふぅ」

澪「どうも」

医者「おぉ、いつかの!怪我の具合は大丈夫かい?」

澪「その件でお話が」

医者「話…?」

澪「見てください」スッ


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:20:26.21


澪「ケロイドになってますよね?」

医者「…そうだね」

澪「これって消えないんじゃないんですか?」

医者「見たところちゃんと縫合もされてるみたいだし、限りなくわかりにくくなる筈だよ」

澪「それじゃあ、完全に元通りになるんですか?」

医者「完全に、というと難しいかもしれないね」

澪「…どうしてくれるんですか?」

医者「え?」

澪「傷が残るのは、最初のあなたの処置が至らなかったからなんじゃないんですか?」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:24:16.74


医者「そ、それは…」

澪「それは、なんですか?」

医者「その怪我の具合では跡が残るのは仕方ないと思う」

澪「仕方ない、で済ますつもりですか?」

医者「…」

澪「大体ここ、診療『内科』ですよね」

澪「あなたは内科医なんですから、外傷の手当てはするべきじゃなかったんじゃないでしょうか」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:28:50.07


医者「え…」

澪「専門外の治療を施そうとするから私はこの傷跡を残すハメになったんです」

医者「い、いや!応急処置は…」

澪「言い訳は結構です。事実、あなたは100%直す見込みも無く専門外の治療をした」

澪「…訴えますから」

医者「…」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:34:37.82


後日

澪「やったぞ!◇△診療内科も潰れた!」

紬「怪我は大丈夫?」

澪「ムギの教えてくれた形成外科のおかげで綺麗サッパリだよ!」

紬「うふふ、よかったわ」


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:39:55.63






聡「姉ちゃん、何ボーっとしてるんだよ」

律「いや、最近澪とムギが変なことに嵌って部活のみんなが集まることが少なくなっちゃっててな」

聡「ふーん。それはいいからさ、早く映画館行こうよ」

律「はいはい…」

聡「姉ちゃん、ぱっぱと歩かないと先行くからな!」

律「ちょ、聡!あぶな…」

キキーっ!!


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:43:23.33


律「さ……聡!!!」

ブオォォン

律「に、逃げた…!」

律「聡、おい!しっかりしろ!」

聡「…」

律「き…救急車に…!」

ピッピッピ…


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:48:05.11


律「すいません、救急です!!弟が…弟が…!!」

律「場所は××です!早く来てください!」

律「え?救急車が全部出払ってる!?」

律「そんな!何で!?」

律「くそっ!こうなりゃ近くの病院にでも…」

律「昔この辺にあった◇△診療内科ってに連れて行けば…!」

律「内科でも、応急処置くらいできるだろ!」






88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:50:26.54


律「聡!もう直ぐお医者さんに診てもらえるからな!」

聡「…」

律「ははは、お前、随分と重くなったんだな…」

律「えっと、◇△診療内科は…ここだ!」

律「…」

律「…潰れてる」


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 20:57:26.16


律「なんでタダ乗りの時は大急ぎで迎えに来るのに今だけ来るのが遅いんだよ…」

律「聡ィ…」ポロポロ





紬「…昨日、そんなことがあったなんて」

唯「聡君大丈夫なのかな…」

梓「今も意識が戻らないみたいです」

澪「救急車が来ないなんて最悪だな」


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:04:37.41


澪「ムギ、私たちはもう1つ変えなきゃならないことがあるみたいだ」

紬「澪ちゃん…?」

澪「今、救急車をタクシー代わりに使う馬鹿が増えてるらしい」

唯「え!?そんな人がいるの!?」

梓「…」

澪「問題は救急隊はそれが急患なのかどうなのかわからないってことだ!」

紬「…そうね」

澪「そこで提案だ。怪我人の写メを添付しないと救急隊は駆け着けないようにするってのはどうだ?」

梓「え?」

澪「怪我人を見つけたらまず写メを撮る。写メが無ければ出動しない。これで解決だ!」

唯「澪ちゃんあったまいい~!」

紬「とりあえず、中央の病院で採用してさせてみようかしら…」

梓(嘘でしょ…?)


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:08:36.18


やがて澪、紬の策は進行して、ついに近辺の病院は1つになった。

澪「やったな。これで病気や怪我で苦しむ人間がいなくなる筈だ!」

紬「そうね!気分がいいからおやつにしましょう」

唯「やったぁ!今日はなにかなぁ!」

紬「なんでも韓国で今流行中のお菓子らしいわよ!」

澪「おっ!旨そうだな!」

唯「食べよう食べよう!」

梓「…」


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:12:14.62


澪「おいしいなぁ」モグモグ

唯「おかわり!」モグポグ

紬「はい、どうぞ」モシャモシャ

梓「…」

紬「あれ、梓ちゃん食べないの?」

梓「私は…いいです」

澪「せっかくムギが持ってきてくれたんだから食べろよ!」

唯「そうだよあずにゃん!美味しいよ~!」

梓「…」

梓「じゃあ、ちょっとだけ…」ポリ…


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:17:27.80


梓(あんまり美味しくない…)

唯「いやぁもっと食べたくなっちゃうなぁ」モリモリ

澪「まだまだあるんだろ?」モグモグ

紬「ええ、あるわよ」クチャクチャ

パクパクモグモグ…

唯「…ん」

澪「…あれ」

紬「…う」

梓「お…お腹が…」


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:20:04.22


唯「いたたたたた!!!」

澪「ぐ…ぐぅ…う」

紬「ウウウ…」

梓「いたい…」

梓(嘘…どうして?)

梓(まさか…あのお菓子!?)


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:21:32.19


唯「…」ブクブク

澪「あ…ああ…」

紬「ウ…ウオォォオ…」

梓「き…救急車を呼ばなきゃ…」

ピッピッピ…


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:24:42.96


梓「あの…急患が…4人…」

梓「はい…すぐに来てください…」

梓「しゃ…写メ…?」

梓「そんな…早く…!」

梓「わかりました…送ります…」



梓「…ううう…」


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:27:03.75


唯「」

澪「…あ…」

紬「ッホ…ッホ…ッホ」

パシャパシャパシャ!

梓「これで…よし…」

梓「うう…はやく…」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:30:10.63


ピーポーピーポー

バタン!

隊員「大丈夫ですか!?」

唯「」

澪「…ぁ」

紬「ギギギ…」

梓「痛い…痛いよう…」

隊員「マズイな…」

隊員「全員、すぐに救急車に運ぶんだ!!」






102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:36:55.01


隊員「ですが…他の救急車は出払っていて救急車はこの1台しかありません」

梓(そ…そんな…)

隊員「…4人は乗せるのは難しいな」

隊員「恐らく3人が限界でしょう」

梓「…うう…」

唯「」

澪「」

紬「」

隊員「…止む終えないな」

隊員「重傷度の大きいものを先に運ぶんだ」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:39:38.36


隊員「後の者は仕方が無い」

梓(う…嘘…!?)

唯「」

澪「」

紬「」

隊員「…よし、運べ」

梓(そん…な…)

梓(……)

梓(…)


ピーポーピーポー


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:43:49.80






「…」

「…」

「…あれ?」

「…ここは…病院?」


律「良かった!目が覚めたか!梓!」

梓「…律先輩」


108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:46:13.36


梓「私…助かったんですか…?」

律「そうだよ!助かったんだよ!」

梓「助かった…」

律「梓が目を覚まさなかったらどうしようかと思ったよ」

梓「…ありがとうございます」

梓「…あれ」

梓「他の先輩たちは…?」


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:49:35.97


律「…」

梓「…律先輩?」

律「澪たちは…救急隊が到着した時点でもう助からなかったんだって」

律「それで、助かる見込みがあった梓が運ばれてきたんだよ」

梓「そんな!じゃあ先輩たちは…」

律「…」

梓「…そんな」


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:53:55.57


梓「うっ…うっ」ポロポロ

梓(病院減らしたり、変な制度作ったりしなければみんな助かってたのかな…)

梓(でもそれって…先輩たちの自業自得ってことに…)

梓(それでも…死んで欲しくなんて無かった…)

律「梓…」

梓「ううう…」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 21:57:47.52


律「よしよし、梓が助かってくれて良かったよ」

梓「せんぱぁい…」ポロポロ

律「ふふふ」

梓「うえ~」ポロポロ

律「…」

律「…なぁ梓」

梓「うう…はい?」

律「…あのお菓子、美味しかったか?」


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:01:12.52


梓「…え?」

律「まぁ、美味しいわけないよな。あんなの」

律「中身、入れ替えてあったし…さ」

梓「…律先輩?」

律「なに?」

梓「…その手の怪我、どうしたんですか?」

律「ああ、これ?」

律「怪我の写メ送らないと、呼びまくれないじゃん、救急車」


115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:04:54.57


梓「救急車…?」

律「いやぁ、あんなにたくさん呼んだのに、1台呼びきれてなかったなんてなぁ」

律「まぁ、そのお陰で梓は助かったんだし、めでたしめでたしだよな?」

梓「な…なんで…。そんなこと…」

律「…わかるだろ?」

律「死んじゃったんだよ、聡」


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:05:14.41


律の仕業かwwwww







118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:07:05.25


律「それってさ、澪たちのせいだとおもわないか?」

梓「…」

律「あいつら、ホントに馬鹿なことやってくれたよ。まぁ、自業自得だな」

梓「…ですよ」

律「ん?」

梓「聡君が死んだのは、律先輩のせいでもあるんですよ」


122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:15:56.71


律「…なんで?」

梓「タクシーにしてるじゃないですか、救急車」

律「それがどうかしたか?」

梓「そういうことをするから、いざという時に救急車が足りなくなるんですよ」

律「…あはは」

梓「何が可笑しいんですか?」

律「だって聡が事故に遭った時はタクシー代わりにしてないもん。救急車」

梓「な…!」

律「残念でした。ははは」


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:22:15.51


梓「ふ…ふざけないで下さい!」

律「あはは」

梓「く…」

律「それじゃあお大事に!」

スタスタ…

梓「…最低…!」


125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:25:30.54


後日

律「あ~、歩くのかったるいなぁ」

律「タクシー呼ぶか。手の傷跡を撮って…と」

律「送信~♪」

prrrr!

律「ん、電話?」

律「はい、もしもし」

隊員『タクシー代わりに呼ぶな!次に呼んだら訴えるからな!』

ブツッ!


127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:28:23.93


律「な…」

律「なんだよ!ふざけやがって!!」

梓「自業自得です」

律「あ、梓!?」

梓「律さんのことは病院に伝えておきました。傷のこともね」

律「なんだと!?」

梓「これであんな下らないことはできません」

律「ふざけんなよ!税金で動いてるんだからどう使おうと勝手だろ!」

梓「…言ってもわかりませんね。それじゃあ」

律「梓!待てよ!」

律「…行っちまった」


129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:30:55.37


律「なんだよ…あんなに便利なのに…」

律「自業自得の意味がわからないし」

律「あ~あ、歩くのかったるいなぁ…」

ザク

律「痛!」

律「背中に何か刺さったぞ…って」

律「…憂ちゃん?」

憂「こんにちは」


130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:33:38.01


律「あはは、久しぶりだな…って、背中が熱い…?」

憂「そうですか?じゃあ抜いてあげますね」

ブシュッ

律「ああああああっ!!」

憂「ふふ、痛かったですか?」

律「な…ナイフ…」

ドサッ!


135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:37:33.13


律「痛い…痛い…」

憂「お姉ちゃんもすっごく痛かったと思いますよ?」

律「うううう…」

憂「それでは」

律「ま…待って…」

律「救急車…」

prrrr!

隊員『…。またか。今度、自宅に訴状を送るからな』

律「違う…違う…」

隊員『…』ブツッ

律「背中の…写メ…」

律「と…撮れない…」

律「ううう…」

律「う…」


143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:52:55.75


数日後

憂「ねぇ聞いた?また病院のたらい回しのがあったんだって!」

梓「最近、よく聞くよね」

憂「なんでこんなことになるんだろう」

梓「それだけ医者が少なくなってるってことじゃないかな」

憂「それじゃあ、そのうち私も医者に診てもらえなくて困ることがあるかも…!」

梓「だからこそ、医者や病院を叩くんじゃなくて、助けてあげなきゃ」

憂「助ける…?」

梓「そう。病気を治して貰えなくて最後に困るのは自分なんだから、ね」



おしまい


145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/25(日) 22:56:50.34


病院関係者乙




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