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マイクロソフト、Kinect for Windows v2の販売を終了。Xbox One版とアダプタに一本化 - Engadget Japanese

マイクロソフトが Kinect for Windows v2センサの販売を終了しました。

今後はXbox One用のKinect (v2)センサをWindows PCにUSB接続できるアダプタ Kinect Adapter for Windows のみを販売し、開発者には Xbox One用 Kinect のサポートを提供します。


Xbox One の発売から間を置いてリリースされた Kinect for Windows v2 は、Kinect の奥行き認識カメラによる人体認識やマイクアレイによる音声認識といった NUI (Natural User Interface)技術を Windows PCで使うためのセンサ。

センサとしての機能は Xbox One 用と同一ながら、Xbox One用は電源とデータ転送が一本にまとまった専用ポートでXbox One本体に接続するため、for Windows のほうは途中にACアダプタを挟んでPCにUSB接続する仕組みでした。そのほかの違いは Xbox ロゴがないこと、パッケージと品番と価格が違うことなど。

Xbox One用と機能性能は変わらないため、マイクロソフトはXbox One用のKinect センサを買ってWindows で使うための Kinect for Windows アダプタ (50ドル) も後から投入しています。

今回の発表は、実質的に同じ製品をロゴ違い型番違いで別々に流通させ在庫を持つよりも、小さく安価なアダプタだけを売り、Kinectセンサの販売は Xbox One 用の流通に一本化する内容です。

マイクロソフトはKinect for Windows v2 の販売終了について、(Xbox One用とfor Windows で別製品として流通しているため、) 一部の市場で開発者からの需要が供給を上回っていることを挙げています。


(2014年頭の技術説明会で人体認識をデモする加治佐CTO(当時))

マイクロソフトのKinectに対する態度はどうなのかといえば、Xbox One でのキラーコンテンツなきメイン商材扱いは責任者交代戦略変更で改めたものの、全社的な将来戦略としての NUI 重視はむしろ加速しており、2020年に向けた技術ビジョンでも「革新のための重要技術」に位置付けられています。

テレビだけでなく部屋全体がゲーム世界に!と話題になったRoomAliveも、プロジェクションマッピングにKinectセンサを使い、厳密な位置合わせを不要にリアルタイム生成する点が特徴でした。







こちらはWindows 10の発表イベントで隠し球として発表されたメガネ型ARデバイス HoloLens。こちらも声や、空間に投影された物体を触って操作するNUIコンピューティングのひとつです。
マイクロソフト、Kinect for Windows v2の販売を終了。Xbox One版とアダプタに一本化

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