シャ乱Qのボーカルで音楽プロデューサーのつんく♂(46才)さんが、声帯を失ったと告白

しました。

画像:【つんく♂】
つんく♂
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150404-00000035-dal-ent.view-000

4日、母校・近畿大学(東大阪市)の入学式にサプライズで登場したつんく♂さん。

公の場に姿を現すのは昨年10月にがんの再発を発表して以来。

つんく♂さんは次のように新入生へ謝辞を送りました。

平成27年度 近畿大学にご入学の皆さん 入学おめでとうございます!この大学の卒業生でもあります私「つんく♂」と申します。

正直言いましょう、今日のこの入学式には、近畿大学にひっしのぱっちで入学した人。狙い定めた入った人。結果的に(滑り止めで)近畿大学に入った人。いろんな人がいるでしょう。

でも、あなたにとってどの大学が正解だったんでしょうか…それはわかりません。ただ、ひとつ言えるのは、この先の人生で、あなた自身が「ああ、この大学に入ってよかったな。」という道を歩めば良いんだと思います。

なぜ、今、私は声にして祝辞を読みあげることが出来ないのか…それは、私が声帯を摘出したからです。去年から喉の治療をしてきていましたが、結果的に癌が治りきらず、摘出するより他なかったから、一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました。

そんな私に、「今年も近畿大学の入学式のプロデュースをお願いしたい!」と、この大学から依頼がありました。その時に思いました。「ああ、この大学を卒業してよかったな。こんな私がお役に立てるなら精一杯頑張ろう!」そう心に思いました。昨年末から何度も大学とメールでやり取りしたり、スタッフが伝言してくれたり、を繰り返しつつ、今日、この日を迎えました。

KINDAI GIRLSの皆さん、吹奏楽、応援部の皆さん、その他たくさんの学生の皆さんが、今日の日の為に夢中でレッスンしたり、準備してくれました。「みんなで一緒に新入生を迎え入れよう!」と。

ここまでの人生はもしかしたら受け身だった人もいるかもしれません。親が言うから…学校の先生がすすめたから…でも、もうすぐ皆さんは成人します。もう自分の人生を歩んで行くんです。後悔しても意味がないんです。今から進んでいくんです。自分で決めて進んで行けば、絶対に何かを得、そしてまた次のチャンスへと繋がっていくんだと思います。

私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事を考えながら生きていこうと思います。

皆さんもあなただから出来る事。あなたにしか出来ない事。それを追求すれば、学歴でもない、成績でもない、あなたの代わりは無理なんだという人生が待っていると思います。

近畿大学はどんな事にもチャレンジさせてくれます。だから何もしなかったら何もしないなりの人生をチョイスすることになるし、自分で切り開いていく道を選べば、きっと自分を大きく育てるようなそんな大学生活になるでしょう。

仲間や友人をたくさん作り、世界に目をむけた人生を歩んでください。私も皆さんに負けないように、新しい人生を進んで行きます!

だから最後にもう一度言わせてください。皆さん、近畿大学への入学、本当におめでとう!「ああ、良かった!」と思える大学生活をセルフプロデュースしてください!

そして、今日のこの出会いに感謝します。ありがとう!

平成27年4月4日

近畿大学入学式プロデューサー

つんく♂

また同日、公式ブログでも次のように書きつづりました。

祝、近畿大学入学式!

本日は、全国各地でもいろんな入学式があった、そんな日だと思います。

私の卒業した大学「近畿大学」も本日が入学式でした。
当初は雨かなぁって思ってましたが、朝は少し曇り空、終わる頃には晴天でしたね。

私はこれで3年連続で入学式に携わらせてさせていただき、入学式のプロデュースは2年連続させて頂いております。

ただ、去年は、病気治療の最中だったので、現場に行けませんでしたが、

今年は現場に駆けつけ祝辞を読まさせていただきました。

とは言え、祝辞の中でも伝えさせていただきましたが、

昨年秋の癌治療の際、念の為という事も含めて、患部を治療するのに

声帯全てを摘出することとなりましたので、話す事が出来ません。

なので、壇上に立ち朗読したわけでなく、僕の手紙をステージ上の画面に流していただき、

皆様に読んでいただきました。

最後はギターで校歌の演奏にも参加し、新入生在校生の皆さんと一つになれたように思います。

ちなみに、昨年10月半ばに手術し、10月末には退院し、退院後、体調と相談しながらも仕事も始め、

年末年始は仕事をし出して以来初めてゆっくり年越しをしながらの療養もさせていただき、随分元気になりました。

1月半ばからキックボクシングを始めたりと、

新たな人生のスタートに向かって体力作りもしております。

(あ、とは言っても週に一回とかのんびりですが・・笑)

これからもこんな私に出来る事。

こんな私にしか出来ない仕事をさせて頂こうと思っておりますので、

皆様どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

入学式でも皆さんに伝えましたが、私も新しい人生の1年生です!

気分一新がんばります!

今、現在の私の心境を綴った本も執筆中なので、

そちらの方も機会があればぜひ読んでいただきたく思っております!

詩や曲、楽曲のプロデュースはもちろんの事、

それ以外の事もまだまだ勉強しながらですが、皆様のお役に立てればと感じています。

なにはともあれ、近畿大学新入生の皆様おめでとう!

全国の新人、新入生の皆様もおめでとうございます!

お互いファイト!

P,S:演奏してくれた吹奏楽部のみんなもほんと素敵でしたし、演奏も実に心地よくかっこよかったです。
応援部の皆さんも本当にありがとう。場が引き締まります。
そして、Kindai Girlsの皆さん、オープニングから心の底からにじみ出てくる
素敵な笑顔に本当に感動しました。
その他関係者の皆様、本当にありがとうございました。
自分でいうのもなんですが、本当に素敵な入学式に仕上がったと思っています!


(引用元:http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-12010087813.html)

声を失うのはとてもつらいことでしょうが、プロデューサーという立場では今後も仕事を継続できますので、

つんく♂さんがそちらの方面で才能を発揮なされることを祈っています。