紗南「…なんだろこのゲーム…『We're the CINDERELLA!』?」
紗南「ふー、新作もゲットしたし早く帰ってプレイしないと!…あれ、なんだろこのゲーム」
紗南「タイトルは『We're the CINDERELLA!』…恋愛ゲームかぁ…」
紗南「早く帰って新作やりたいけど、なんでだろ…妙に気になる…」
紗南「恋愛ゲームってあんまりやったことないし、たまには良いかな…よし!」
紗南「すいませーん!これもください!」
ーーー
ーー
ー
紗南「さーて、早速新作をプレイしよっと!」
紗南「…と思ったけど何でか凄く気になるこっちから始めよう」
紗南「おぉ、OP凝ってる…結構おもしろそうかも!」
紗南「名前入力…うーん、とりあえずサナで良いか」
『We're the CINDERELLA! -見上げた一筋の流れ星、あなたの魔法で…-』
紗南「あ、始まった」
『…くん…きて!サナ君起きてくださいっ!』
『ん…?…なんだ皐月か…ふぁ』
『ほら、起きてください!朝ごはん出来てますよ!』
『ん、すぐ行く…』
紗南「うんうん、幼馴染みヒロインはやっぱり王道だよね!…それにしても、どことなく卯月さんっぽいような…名前も皐月だし…」
『おー、今日も美味そうだな。流石は皐月だ』
『えへへっ、頑張りました!ぶいっ!』
紗南「やっぱり卯月さんっぽい…えっと、説明書にキャラ紹介乗ってるかな…あ、あった」
紗南「なになに…」
【皐月】笑顔がチャームポイントの幼馴染み。「頑張りました!」が口癖で嬉しいとピースをする癖がある。何かと主人公の世話を焼きたがる。
紗南「ピンポイントで似すぎだよっ!!なにこれちょっと怖いよ!!」
紗南「…でも卯月さんも結構Pさんのお世話焼いてるよね…それに、笑顔も凄く可愛いし…」
紗南「Pさんもこういう女の子が好き、なのかな…」
紗南「……」
紗南「…よし」
ーーー
ーー
ー
P「戻りましたー」
紗南「あっ、Pさんおかえり!」
P「ただいま。紗南はまだ残ってたのか」
紗南「う、うん!なんとなくね…」
P「お陰で紗南に出迎えてもらえてラッキーだったな。さーて、残りの仕事も片付けるか…」
紗南(よ、よーし…)
紗南「あ、Pさんコーヒー飲むよね?あたし淹れてくる!」
P「え?あぁ、ありがとう」
紗南「…はい、どうぞ!」
P「さんきゅーさんきゅー」
紗南「ちゃんとミルク2個にお砂糖1本入れてあるからね!」
P「良く覚えてるな…うん、美味しい」
紗南「ホント?よかった…えへへっ」
P(かわいい)
紗南「あ、Pさんそのままじゃスーツしわになっちゃうよ?ほら、掛けてくるから貸して貸してっ」
P「お、おぉ、すまんな」
紗南(Pさんのスーツ…す、少しだけ…)
P「紗南?」
紗南「うわぁっ!?な、なんでもないっ!!」
P「そ、そうか…」
紗南「…Pさん、疲れてる?」
P「ん、まあ多少はな…顔に出てたか?」
紗南「ううん、なんとなく疲れてそうだなって」
P「ふむ、紗南には何でもお見通しか…」
紗南「ま、まあねっ!伊達にPさんとずっとタッグ組んでないよ!」
P「ははっ、それもそうか」
紗南「あ、そうだ…はいっ!」
P「お、クッキーか。美味そうだ」
紗南「疲れたときには甘いものっ!だよね!」
P「いやはや、至れり尽くせりだな…んー美味ひ~」
紗南(うん、なんか良い感じかもっ…!)
P「そうだ紗南、今日のレッスンはどうだった?」
紗南「今日もハードだったよ…あっ、でもこの前は上手く出来なかったステップが出来るようになったよ!」
P「おぉ、やったな!」
紗南(…ちょっと恥ずかしいけど、あれ、やってみようかな…)
紗南「う、うんっ!その…が、頑張りましたっ!ぶいっ!」
紗南(うあああああいざやってみると思ってた以上に恥ずかしいよこれー!!…うぅ、Pさんもなにか言って<カシャッ!>…って、ん?)
P「…よし!」
紗南「っ!?よ、よしじゃないよ!!何撮ってるのさー!!」
P「いや余りにも可愛かったから、つい」
紗南「うぅ~…け、消してよっ!」
P「むーりぃー」
紗南「うぐっ…」
P「いやぁ、可愛いなぁ…紗南のエヘ顔ダブルピース…ふひひ★」
紗南「もー!!恥ずかしいから見るなー!!」
P「まあまあ…あ、もう一回お願いして良い?」
紗南「良くないよっ!…もーPさんなんて知らない!あたし帰るっ!!」
P「こらこら、そんなに走ったら危ないぞー帰りは気を付けてなー」
紗南「分かってる!お疲れさまでしたっ!!」
P「行ってしまった…顔を真っ赤にして走ってく紗南も可愛かったな…ふぅ」
ーーー
ーー
ー
紗南「…はぁ」
紗南(うぅ~まさかあんな写真撮られるなんてぇ…)
紗南(しかも恥ずかしくてあんな逃げるように出てきちゃったし…)
紗南(はぁ…続きやろっと…)
紗南「…現実もセーブ&ロード出来たら良いのに」
『あっ!おっはよーサナサナ!』
『いってぇ!?後ろからタックルかますとかアホか!アホなのか!?』
紗南「おー今度の娘は元気っ娘かぁ…なんだろ、今度は未央さんに似てるような…」
『むー、失礼な!こんな美少女に抱き着かれてるんだから感謝してほしいくらいだよ!』
『自分で言うな!…ったく馬鹿やってないで早く行くぞ、理央』
紗南「…うん、やっぱり未央さんっぽい。えーっと説明書説明書…」
【理央】いつも明るく元気なのが取り柄。誰とでも友達になるのが得意。そのせいか男子から勘違いされることも。普段の言動からは分かりづらいが繊細な一面も持つ。
紗南「…なんだろ、何かこのゲームやるの怖くなってきたよ」
紗南「でも気になるし続けよう…」
『サナサナー!一緒にかーえろっ!』
『き、急に抱き着くな!…あ、当たってるぞ』
『ん~なにが~?』
『ぐっ…だから、その…胸が…』
『ふっふっふ~…当・て・て・ん・の』
『なっ、おまっ!?』
『ドキドキした?ねぇねぇドキドキした?あははっ!』
紗南「こ、このくらい大胆な方がやっぱり男の人は好きなのかな…」
紗南「未央さんもよくPさんにちょっかいかけてたりするし…胸も大きいし…」
紗南「うぐ…ま、まだ成長期だし!」
紗南「はぁ…でも、あたしも少しくらい大胆に…よ、よーし…」
ーーー
ーー
ー
紗南「お、おはようございまーす!」
P「おお、紗南おはよう」
紗南(…い、行けっあたしっ!)
紗南「あっ、Pさん!お、おはよっ!」
P「おっ、と…おはよう。珍しいな紗南がそうやってスキンシップを取ってくるのは」
紗南(あ、あれ?なんか反応薄い…うぅ、それなら…)
紗南「そ、そう?まあそういう日もあるよね!えいえいっ!」
P「こらこら、そんなに腕に抱き着かれたら動き辛いだろ」
紗南「あ、あて…ぁ、うぅ~…」
P「紗南?」
紗南「だ、だからっ…その…あて、て…ぁぅ…」
P「あて?」
紗南「な、なんでもないっ!あっそろそろレッスン行かないと!」
P「お、おう?」
紗南「行ってきますっ!」
紗南(うわーあたしのへたれー!!でも流石にこれは恥ずかしすぎるよー!!むーりぃーーー!!!!)
P「頑張ってなー………さて」
P「右よし」
P「左よし」
P「前後よし…机の下も、よし。人の気配は無い」
P「よし」
P「んあああああァァァァァァ!!!!」
P「紗南っぱいが腕にんあああああァァァァァァ!!!!…………んあああああァァァァァァ!!!!」
ーァァァァァ!!!!
ーァァァ!!
ーァァ…!
裕子「はっ!今なにか聞こえたような…まさか誰かがサイキックテレパシーで助けを求めている!?ムムムンッ…こうしちゃいられません!今行きますよ!サイキックワープ!おりゃー!」
マストレ「どこへ行く?」
裕子「そりゃサイキックパワーで人助けに…ってマストレさん!?」
マストレ「私のレッスンをサボろうとは良い度胸だな…特別に今日は地獄メニューに変更してやろう」
裕子「そ、そんなっ!?」
マストレ「では行くぞ。一秒すら時間が惜しい」
裕子「いーーーやーーーー!!さ、サイキック助けてえぇぇぇぇ!!!!」
ーーー
ーー
ー
紗南「…はぁ」
紗南「Pさん全然リアクションしてくれなかったなぁ…」
紗南「やっぱり胸が無いとダメなのかな…う~…」
紗南「…いろけでろー、なんて…あーもう考えても仕方ない!続きやろっと!」
『…やっと見付けた』
『えっ、あれ…先輩…?』
紗南「今度は後輩キャラかー、これも鉄板だよね!」
『まーた机の下に引きこもってんのか』
『うぐ…そ、それより先輩は何故ここに…?』
『皐月に頼まれたんだよ。乃々香が委員会から脱走したから探してくれって』
『ぅ…先輩も私のこといぢめるんですね…そうなんですね…』
紗南「…うん、予想はしてたけど今度は乃々ちゃんっぽいね。ぽいって言うかもうね…うん」
『そんなつもりはない。で、なんで抜け出したんだ?』
『それは…その…私が朝礼で壇上にあげられそうになったので…うぅ…』
『…なるほどな。確かに乃々香にはちょっとキツいかもな』
『先輩っ…!』
『が、それとこれとは話が別だ。行くぞー』
『えっ、あの引っ張らないで…うぅ…いーやぁー
コメント一覧
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- 2015年04月05日 23:59
- すごく欲しいとおもった(こなみかん)
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サウザンドリバー?
千の川あっ(察し)