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Twitterの生配信アプリPeriscope、自宅も特定できる現在地公開を都市レベルに変更 - Engadget Japanese


Twitter が動画生配信アプリ Periscope をバージョン1.0.1にアップデートしました。パフォーマンスの大幅向上や不具合修正と並ぶ更新点のひとつは、「配信主の現在地を示す地図をズームアウトしました」。

Periscope はユーザーの現在地公開オプションがデフォルトで有効になっているうえに(※後述)、地図表示がかなり詳細だったため、居住地によっては配信の観客がピンポイントに配信主のご自宅訪問もできる状態でした。



Periscope はスマートフォンのカメラでユーザーの目の前のできごとを生中継するライブストリーミングアプリ。現在地の公開機能は、ツイッターのつぶやきから世界で起きているイベントや事件をリアルタイムに知ることができるように、ライブ動画ストリーミングにとっても「どこからの配信か」、が重要な意味を持つことから標準で有効になっています。

デフォルトで有効(配信開始時に無効を選べる)といっても、iOSモバイルアプリであるため、セットアップ時にはユーザーが自覚してカメラ・マイク・位置情報のパーミッションを許可する手続きが必要です。



このため「知らないうちに現在地を公開された!」とは言いづらいものの、セットアップ時のパーミッション設定画面(写真)は「カメラ・マイク・位置情報」が3つ並んだポップアップで、カメラとマイクのみを有効にしても「次に進む」のようなボタンは現れず、位置情報を有効にしないと先に進めないように思わせるインターフェースとなっています。

実際には「カメラとマイクのみ有効にしたところで、右上のXボタンでパーミッション許可画面を閉じる」という直感的でない操作をすることで、位置情報無効のまま配信に進むことはできます。
(カメラとマイクも無効のまま閉じると単なるキャンセル扱いになり先に進めない一方、位置情報が無効の場合のみ、閉じた場合の挙動が変わって先に進める仕様。3つとも有効にすれば自動的に先に進める)。

UIに従って3つとも許可を出したのちにカメラボタン(配信ボタン)を押すと、位置情報公開はデフォルトで有効になっており、自宅など教えたくない場所からの中継の場合はユーザーが能動的に押して無効にする必要があります。


こうした仕様だったためか、リリースは当初テストのため適当に視聴者の多い公開配信を眺めていると、自宅からと思しき配信が「自宅の地図がはっきり出てるけど大丈夫?」とコメントされた途端に終了、といったこともありました。

リリース後初のアップデートにあたる1.0.1後は地図表示がズームアウトして、以前の番地レベルではなく都市レベルまでしか確認できないようになっています。

Twitter側としては各国で起きている事件の中継などに現在地が欲しかっただけで、自宅からだらだら配信の位置情報にはあまり興味もなかったと思われますが、住所はTwitterアカウントやパスワードと違って簡単には変更できないだけに、UIに誘導されてうっかり自宅を公開してしまった人に何か面倒が起きないことを祈りたいものです。
Twitterの生配信アプリPeriscope、自宅も特定できる現在地公開を都市レベルに変更

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